私の映画玉手箱(番外編)なんということは無い日常日記

なんということは無い日常の備忘録とあわせ、好きな映画、韓国ドラマ、そして
ソン・スンホンの事等を暢気に書いていく予定。

シュルプ 第1,2話

2022-10-20 21:14:18 | シュルプ 韓国ドラマ

王妃を演じるキム・ヘスの圧が非常に強い。息子たちを守ろうとする王妃と、そんな嫁である彼女を以上にライバル視する姑である大妃。

姻族が必要以上に権力を持つ事を恐れて、適度な出身ということで王妃の座を射止めた彼女故、長男が世子になりながらも、残りの息子たちの一挙手一投足が気になり心労が絶えない王妃。それもある意味仕方ない。後宮たちは何人も列をなし、皆自分の息子を国王の母である大妃のお眼鏡にかなうようにとアピール合戦に必死なのだ。

更に世子以外の息子たちは、可愛らしくはあるが、一国の主の器には思えないわきの甘さが見える。王妃と違い、後宮出身でありながら自分の息子を国王の地位につかせた大妃には、それが気に入らないのだ。世子はいいが、残りの孫たちはどこか心もとない。何かと王妃と残りの皇子たちの行動に対して上げ足をとるような態度を見せる大妃。

その見立ても案外的外れではなかったのだ。遺伝性の病と思われる重度の貧血で倒れる世子。王妃の弱みを握りたい大妃は、残りの後宮たちの息子の中から、骨太の次なる跡取りを探し、宮中内部に波風が立たない事を望むというのだが・・・その行動そのものが波風を立てる。

平時から緊張感が漂う大妃との関係は世子が倒れた事により更に緊張感が漂う。大妃発信で世子のご学友を選ぶということになるのだが、これはもしもの時の為に次世代№1を選ぶということ。

王妃は、大妃の思惑を考えるにあたり、過去の出来事に向き合わねばならなくなるのだ。後宮だった大妃が息子を王の座につけ、亡くなった世子の母だった王妃はなぜ宮中を後にせねばならなかったのか・・・
自分と同じ立場の彼女の元を訪ね、自分の置かれた立場を確認する王妃。

息子同士で権力争いが起こらないように、第一子以外はのんびり育てるのが定石。しかし、世子が亡くなったりすると、一挙にバランスは崩れ、帝王学を受けて来なかった弟たちには後継者の道はなく、逆に自分の息子に全精力をかけて来た後宮たちにチャンスが回ってくるのだ。そうなっては困ると、長兄である世子の体調不良は秘密にし、世子の弟である4人に発破を掛けるのだが、期待の星と思っていた四男にその責を負わせる事が出来ない事を悟る王妃。

そう、世の中はうまくいかない事になっているのだ。しかしだからと言ってその歩を止めるわけにもいかない。権力争いに負けず、息子たちを守るために邁進せねばならない王妃。

一瞬たりとも王妃を演じるキム・ヘスの圧が弱まる事はない。どこまで前のめりになって突っ走るのか・・・

 

 



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