私の映画玉手箱(番外編)なんということは無い日常日記

なんということは無い日常の備忘録とあわせ、好きな映画、韓国ドラマ、そして
ソン・スンホンの事等を暢気に書いていく予定。

明日 第5,6話

2022-04-22 20:14:06 | 明日(韓国ドラマ)

まだ無名の歌手の夫を一人残して旅立てないという女性に少しの猶予を与えるために、引導チームから彼女をかくまう危機管理チーム。

彼が、「彼女が死んだのは僕のせい」と自分を責める事を不思議に思うチームの面々。
しかし、母は彼の出産時に亡くなり、父親はそのショックから立ち直る事なく、幼い彼につらく当たった上で自殺。親族の家の養子となり幸せに暮らしていたものの、その幸せは彼以外の家族が交通事故で亡くなるということで、あっという間に彼の前から消え去ってしまうのだ。何度も絶望を感じるものの、バレリーナの夢破れた彼女と出会う事で再び幸せを掴もうとする彼。しかし、その掴んだと思われた幸せな生活も、彼女の運転する車に居眠り運転のトラックが向かってきた事でやはり遠くに行ってしまうのだ。

全ての不幸を自分のせいと彼が思い詰めてしまうのも分かるような不幸の連続。
彼の人生につらい事が多いのは、彼の運命だけれど、彼女と出会ったのも運命。赤い糸で結ばれた二人は、どんな事があってもまた再び出会う。しかし、その運命の片割れが自殺で命を絶ってしまえば、その赤い糸は永遠に繋がる事はない。
チーム長が一生懸命になって自殺を食い止めようとするには、そんな理由があったのだ。

自分の運命を呪う者もいれば、自分の選択が自分の愛する人の運命を変えてしまったと後悔する者もいる。
朝鮮戦争時、戦場に出向く事を志願した若者。母を残し出征するものの、戦場では友人を守る事も出来ず、戦後、実家に帰るものの母と再会することはかなわず。そして戦争が彼に与えた傷は大きく、失意のまま長い年月を終えようする一人の老人。
チーム長は、彼に「自分の人生には大事な意味があった」と思って、旅立って欲しいと思い、幸せな最後の一日が過ごせるように彼に寄り添うのだ。

戦後、誰にも顧みられる事なく一人孤独に生きてきたと思っていた男性。しかし、若い頃すべてを犠牲にして戦ってくれたからこそ、今の繁栄があることを彼に感じて旅立って欲しいと思うチーム長。

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戦争の傷を抱えながらも、他人のせいにせずに、全部自分のせいだと思い、重い荷物を背負って一人静かに暮らしていた男性の話に思わず涙してしまう・・・

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韓国は世界で最悪レベルの高齢者自殺率との事・・・・

 



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