私の映画玉手箱(番外編)なんということは無い日常日記

なんということは無い日常の備忘録とあわせ、好きな映画、韓国ドラマ、そして
ソン・スンホンの事等を暢気に書いていく予定。

ゴジラ-1.0

2024-03-17 19:35:54 | 映画鑑賞

特攻隊員でありながらも虚偽の故障を申し出た男は、待機していた小笠原諸島の島の基地で怪獣に遭遇する。襲ってくるゴジラに零戦の砲弾を向ける事も出来ず、結果的に整備兵たちを見捨ててしまった男。

焼野原の東京に戻って来ても自分を迎えてくれる両親もおらず、戦争に対する自分の思いに区切りをつける事が出来ずにいる男。そんな中で、ビキニ環礁で行われた核実験の影響で巨大化したゴジラが日本に向かってくるのだ。

私の中では子どもの頃見たゴジラのイメージで止まってしまっているのだが、その記憶の中のビジュアルのイメージのまま、今の技術でより綺麗に、リアルにバージョンアップされている。

大きなゴジラが襲ってくるという緊迫感、スピード感、スケール感というより、自らが発する熱で自分も傷つくという、ゴジラのやや寂し気な雄たけびがやっぱり印象的だ。

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日本政府は混乱を恐れてゴジラの存在を国民に明かせず、駐留している連合軍はソ連軍を刺激してはと行動を起こさず、結局、民間の力を集めてゴジラを封じ込める作戦に出るしかないというストーリー。このストーリー展開には色々考えさせられる。

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先日のアカデミー賞で視覚効果賞に選ばれた「ゴジラ-1.0」は、子どもの頃に色々見たな・・・と私の中での記憶がそこで止まってしまっており、見に行くチャンスがあったものの今日まで見ないで来てしまった。

ただ作品賞を受賞した「オッペンハイマー」と「ゴジラ-1.0」を原爆というキーワード(あくまでもキーワードとして・・・原爆に対する視点は全く別だろうから、比較する事は出来ないだろう。)で色々考えるのも面白いのではないかと思った事で、今回IMAXシアターで鑑賞。