行政マン・コーチのはじめの一歩

自治体職員でストレングスコーチ&ファシリテーターの丸本です。
人と組織の持つ強みを活かして、応援を続けています。

社内コーチの話を聞く(その1)

2008年10月05日 | コーチング
昨日は、コーチ協会福岡支部の勉強会に行ってきました。

講師は斎藤豊氏。

企業内コーチとして活躍されている方です。

社内コーチという言葉は良く聞くのですが、具体的にどう運用されているのかイメージがつかめなかったこともあり、非常に期待して参加しました。

斎藤さんは元々システムエンジニアなのですが、たまたま参加した山登りのお弁当コンテストで優勝し、賞品がエベレスト登山だったそうです。

元々山登りが趣味と言うわけではないのですが、コンテストのその場の勢いに押され参加表明。あまりトレーニングもされなかったとのこと。

エベレストでは空気が非常に薄く、酸素不足で病気になり亡くなることも日常的な話だそうです。

夜寝る時も、「明日は目が覚めるだろうか」と不安になり、朝起きた時は「ああ今日を迎えることが出来た」と感じる生と死を実感する環境。

「今死んでしまったら、自分はあれとあれができなかったことに後悔して死ぬだろうな」という思いを強烈に感じたそうです。

それゆえに、会社に戻りSEとしてプロジェクトに入るように言われた時も、「自分が本当にやりたいことはSEの仕事ではありません」と言い、自ら企業内コーチの導入を訴え、実現させられています。

エベレストでの強烈な体験が、「本当に自分がしたいことをやる」という強い意志を生み出したのでしょう。

最近テレビ化された「夢をかなえるゾウ」の中でも、「やらずに後悔していることを、今日からする」という課題があったと思います。

人間の持つ時間は限られており、できることはそんなに多くないはずなのですが、「本当にしたいこと」ではなく「しなければならないこと」や「なんとなくやっていること」に時間を使っています。

エベレストにいなくても、私たちは明日死ぬかもしれません。

その時に後悔することを、ぜひ優先的に時間を使いたいと思いました。

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