ゆこちんのトランペット

トランペット奏者 藤井裕子のコンサート情報、トランペット談義のつもりが…こぼれ話や大きな声では言えない話も…毎日更新中♪

トランペット会からの~、いろんなお話を聴けたこと

2022年04月30日 05時05分05秒 | 音楽&トランペット&レッスン
こんばんはー!!と言うより、もう「おはようございます」ですねw

1回寝て、1時半くらいから譜面作ってて、1つ完成したんだけど、気が付きゃ朝だよ、あははのは!

今年度の我らがジュニオケのA合奏、編成がとっても偏ってまして・・・もはやそのままじゃー音がスッカスカになりそうなので、ちょいちょい埋めるべく、アレンジし直してるというわけ!

はーい!!それでは本題へ。

今日は藝大のトランペット会と言う名の、、、何というのか「同窓会」みたいなモノでしょうか?

ここ10年ほどは「藝大の現役学生と新入学生のお披露目」的な存在になっていて、昨年と一昨年かなぁ‥その辺はコロナ禍ということで中止になってたのですが、今年は久しぶりに再開されて嬉しい限りです!

ただ・・・昔は名だたる卒業生…と言うより大御所というか日本のトランペット界を引っ張って来られたプレイヤーや先生方と言うか…錚々たるメンバー30人くらいが集まって来られてて、食事をしながらいろんなお話を聞いて、記念写真撮ったりして、、、そんな会だったのですが、ここ数年はめっきり人数も減って、今日は卒業生は5名とお連れの方が数名・・・

私は、今の学生がどんな感じなのか、今の藝大の様子などが知れる絶好の機会!!って思って、極力参加するようにしております。

で、今年は4人の新入学生が入試の曲を披露してくれました。いやはや、ついこの前まで高校生だったんでしょー??驚く限りw

あとは、全体でのアンサンブルや少し学年を区切ったアンサンブルなどを聴かせてもらい、会は終了ー。

で、、、疑問を持つとつい勇気を振り絞って聞きに行くフジイw

藝大の受験では、どういうポイントで学生を取るのか、ということと、
藝大での4年間で一番大切にしているポイントは何か、どういう点を育てようと考えているか?と言うのを先生に直撃しました。

ここに書いちまって良いのか??

まあ書いちゃおうw ヤバいよ、って思ったら、みんな内緒にするんだー!!(なんちゃって)

受験では、「曲になっているか」
音楽性は後からでも変えられるから、そこよりもトランペットの技術。
普通に吹いて、普通に音が出て、試験曲(ヘーネのスラブ幻想曲)が吹きこなせるだけのタンギングが出来ること。極端に汚いタンギングなどの人は排除。もちろん音色も。
そういう人を取っているから、音色が揃う。

4年かけて育てたいモノは、
社会性。今は上手くても、何が起きるか分からない。普通の仕事に就くかもしれない、そんなときに社会人としてやって行ける人間力。
そして、入学時に夢を訊く。学生の間に2~3のコンクールはあるだろうから、それでは「結果」を出すこと。そうやることで目標が明確になる。
そして4年間かけて、今入学した子たちが、今の上級生のようになっていく・・・

とのことでした。


うーんと、、、

書いていいのか分からないけど、誤解を恐れずに言うと、

みんな恐ろしく上手で、もうホントなんでも吹けるねーって感じなんです。だから減点のするところなんぞ、なーんもないんです。

ただ、特徴もないんです。4年間かけて、めっちゃ尖っていく、抜きん出ていく、それぞれの違いというか特徴というか・・・そういうのがもっともっとハッキリ有っても良いと思うんだよなー。
もちろん、アンサンブルだったからかもしれないんです。
合わせてナンボってのね。

そして、もっとめっちゃ鳴り響く、遠鳴りする必要はないのかなー??と。
遠くへ届く・・・そう言うのって、もう流行らないのかなー。。。

あとは表現の種類が、もっとあったら良いなーって。細かく歌いまわしはされてて、凄く上手いんです。そこに感情が零れる・・みたいなところや、凄く長いフレーズとか、作品のカラーとか、感情の揺れとか、、、そういうのがもーっともーっとあれば良いなって。

何というか、均一になっていって、汎用性がある、、というのは一つの大きな武器であるし、「お仕事」って考えたときには、物凄く大事なことかなーって思うんだけど、

何かのパーツになる場合にはそれが物凄く有益だけど、「芸術家」としてのトランペット奏者と言うモノを考えたときには、学生の中にそういう個性や煌めきを持った人が何人かいたら、もっと多様な音楽が出来るのではないかなーって。

あとは、自分も物凄く反省したんだけど、

若いウチに、あまりにもテクニカルなモノをやらせると、小器用な小粒な人間を育てることになっちゃうのかもな、、、って。

もっと簡単で単純なモノをどれほど深められるか、みたいなことをじっくりやって、その上で、技術の高いものも出来るようにしていけたらいいんだよな・・・って。

身体が良い状態のウチに、身体の能力を最大限に伸ばすようなことをやっておいて、ある程度行ったところから、細かい技術に入って行く・・・みたいな。

きっとそれは呼吸(ジェイコブスならウィンドって言うのだろうか??サウンドと言うのだろうか??)とか、そういうの。

なーんてことが、モヤモヤしながらも見えてきたって気が、今になってしてきました。

それと言うのも、1人でちょーっとモヤモヤしながら、帰りがけに師匠でもある坂井さんにご挨拶に行ったら、

腹減ってる??

って、声かけてくださったので、一緒にいらした丸山さんと3人で上野にご飯食べに行って、

何時に行ったのかなぁ・・・気が付いたら6時半くらいだったよw

もうめっちゃあれこれおしゃべりしました。丸山さんはきっと巻き込まれたー!!って感じだと思います。ホントに心のお優しい、ステキなお方でした。先生の教本持ってますーって言ったら、「えー!!!いや~、買い取ります!」なんておっしゃるんですよ。大御所なのに!!!

そして、坂井さんはホント世界のいろんなことをお話してくださって。
いつも明るくて楽しいんだよな~。

フジイなんかすぐ、こう深ーく行って攻撃的話題になっていっちゃうから、ホント困るね。悪いクセだ。

トランペットの吹き方とか、音楽のこととか、身体の使い方とか、惜しみなくお話してくださって。。。めっちゃ楽しく勉強になりました。

わ!!!旦那がもう起きてきましたw今日は朝早いって言ってたなw

ワタシャ、入れ替わりに寝るぜw
14時に群馬で落ち合う予定。

それでは、みなさんまた明日ー(って今日かw)。
コメント
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