ゆこちんのトランペット

トランペット奏者 藤井裕子のコンサート情報、トランペット談義のつもりが…こぼれ話や大きな声では言えない話も…毎日更新中♪

第27回 日本管打楽器コンクール 要項のミスのせい?!

2010年09月02日 20時05分50秒 | Weblog
こうなったら、しつこくしつこく続けます。一時は、いろいろ知れば知るほど、知ってどうする?!という、自分に対する嫌悪感や無力感も出てきて、何だかハンパなことをしてしまったような気もして、悲しくなったりもしていたのですが、ついにちょっとこれは!!!ルピにとって、いい情報をゲットできたのではないか!!!と嬉しくなることが分かったので、張り切って続けます!!是非高らかに読んでください!


本選で、「前奏はノーカットで演奏すること」となっていたのに、「オリジナルカットで演奏する」と言って演奏したために演奏はダントツの1位だったのに「失格」になったルプレヒト・ドレスさん。

スタッフサイドの話では、あれだけノーカットと言ったし、かれもOKと言っていたのに、直前になって、「オリジナルのカットで演奏する」と勝手に言いだして…だから「失格」はやむを得ない、と。

でも!!!

彼に非常に近い人から、「英語の要項に書いてあったから、そのようにカットをしたのだ」とルピから聞いていると。

私は、日本語版の要項はあれ以来何度か一生懸命読んだけど、英語版は読んでなかった。それに要項のページで英語版が探せなかったので、ネットにはアップされていないのかと思ったら、日本音楽教育文化振興会の英語サイトにあることを旦那が発見。

そこにある要項をみた。

最初は、やっぱり全部直訳で日本語版と一緒だね!と言ってみていたが、よーくみると…

本選のフンメルについての注意事項に

*The performer must announce the introduction cut before the performance.
演奏者は演奏の前に前奏のカットを発表しなくてはならない)

と高らかに書かれていた。日本語版では

*前奏カットは事前に発表する(当然、大会事務局サイドが発表する、という意味)

である。

ということは…

ルッピは、周りの人が前奏をノーカットで演奏していたとしても、演奏前にカットを発表しなければいけないと要項に書いてあったから、「オリジナルのカットで演奏する」と演奏直前に言いだしたのだ、ということが分かる。

これは、「規定違反」ではなく、むしろ規定を順守した結果ではないか?

その他、前奏のカットについては、言った言わない、聞いた聞かない、英語の発表はした、聞いてない…など非常にあやふやで、今となっては証言を集めて推測するしかないが、この要項の文言とルッピが考えていたとすれば、ノーカットと言われていたとしても、カットを自分で発表すると思い込んでいたら、どう聞いたか?…演奏者が決めることができると思っていたとしても、無理はないではないか!


これで、「失格」になるのはどうなんだろうか?
外国人が、賞金稼ぎ的にチャラっと来て、適当にやってる…と思いこんでいれば、最後まで勝手な真似を!!と思われた可能性もあるけれど、実際は全くそんなつもりはなく、非常にまじめに、ピアニストもわざわざ渡航費を払って連れてきており、若干の考え方の違いがあっただけで、本気で音楽をやりに来ていて、そのうえ要項を非常に良く読んでその通りにやったのだとしたら、これを「失格」にするのはおかしい気が、キッパリしてきた!!!!!!

まだまだいろいろあるのかもしれないけれど、こういうことを踏まえて今回の「失格」について…みなさんはどう思いますか?!
コメント (24)
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またまた…管打楽器コンクール トランペット部門のことについて みなさんはどう思いますか?!

2010年09月02日 12時57分29秒 | Weblog
う~ん…知れば知るほど、後味が悪くなってきた…

同じこともこれほどまでに表からと裏から見るのでは違って見えるのだろうか?

前奏をカットしてしまった、ということで本来1位であるはずのルピたちが、「失格」になり、1位なしで終了したこのコンクール。
心情的には、完全にルピたちの味方である!それと同時に身内びいきになることなく、真実はどうだったのか、どうなるべきだったのかを公平で客観的な見方で、そしてこういうことがあったんだ、ということを「黙殺」させずに多くの人に知ってもらいたい。そのことで今後、この様な後味の悪いことが起きないように…と思う。

スタッフサイドから見た、ルピの行動は表と裏での見方の違いに書いた。

これは、スタッフサイドから聞いた話と、私の見ていた範疇の言動を合わせて状況判断的に書いたもの。
でも、どうやら、ルピたち的にはこれも真実ではないらしい。

【前奏のカットについて】

ルピたちが前奏をカットしたことで、何か問題になりそうだ…ということを察知した、その後の演奏者(やはり外国人)が慌てて前奏を演奏することにした、という。出演順が逆だったらどうなっていたか…ということを話していたらしい。
ということは、やっぱりカットをしてはいけない、ということはすくなくとも外国人には通じていなかったんだろうか?

その後の追加情報:その韓国人の方に電話をして聞いてくださった方がいて、「二次の結果発表の後に、集合がかけられて、本選のフンメルの前奏についてのカットが発表されたそうです。主催者側は、ノーカット!と言っていたそうです。
チェチャンは何のことか理解できたらしいのですが、ルピたちには全く通じていなかったみたいです。そこに、○○君がいて、チェチャンの通訳をしていたのですね。それだと、理解できたはずですよね。
チェチャンはその時に、ルピたちは伴奏のことについて、ちゃんと理解できたかな?という風に思っていたそうですがそれを伝えるまではしなかったそうです。。」と教えてくださいました。



また「NO CUT」ということを2次通過者への説明のときに伝えた、と言う話であるが、ルピは「英語での説明はなかった」という。
…だとすると、やっぱり通じていなかったんだろうか?「NO CUT」は果して英語なんだろうか?
日本人にしてみれば、NO CUTは英語だけど…外国人にしてみたら…英語とは思えなかったかもしれない。

本番は「カルマス版」が指定になっていた。

でも、どうやら「カルマス版」ではない版を使ってた人もいたようだ。

その件に関して、「今回版についてはあまり追求しすぎない」ということになっていたらしい。
それってどうなんだろう?本来なら別な版を使ったらペナルティーなんじゃないか?
フンメルに関してはいくつかの版が出ているみたいなんだけど、カルマス版の存在を私は知らなかった。
多くの人が持ってるのって、ロバートキング版じゃないかなぁ?私もロバートキング版しか持ってないよ。

まあ私が買ったのはもう20年も前の事だから、今はどうだか分からないけど…でも、もしかしたら本選まで進める、と思っていなかった出場者もいただろうし…
だとしたら、カルマス版じゃないものを使った人がいたとしてもおかしくない。

それを踏まえて、「版については追求しすぎない」という話が出て来るんだとしたら、そこを追求しすぎると譜面の準備が間に合わずに失格になる人もいそうだし、また事前にカルマス版を持っていない人がいることを知っているとしたら、敢えてそのような取り決めが先にされたとしてもおかしくない。

そういうのって、「指定」したんだから、守らなかったらOUTなんじゃ?
もし指定をたがえることはOKなんだとしたら、「前奏カットは事前に発表する」と注記しておきながら、急に前奏はカットなしで演奏すると決め、それもちゃんと伝わっていないという状況の中で、「規定違反」だから「失格」としてしまうことは、何か矛盾しているようにも思う。

もし、規定についてそこまで厳しくするなら、版についても厳しくあるべきだし、版についてはルーズであるなら、カットはカットでも「前奏」のカットという、トランペットの演奏そのものには関係ない部分なんだから、そこは減点程度で済ませるというのでいいんじゃないか?

その辺が、厳正なようでいて、運用側のサジ加減ひとつで決まっている部分もあるというのが、大きく問題ではないか?

というわけで、今回表だって問題になるのは3つ。

1. カットなしということが書面など残るものではなく、口頭で伝えられていたために果して全員にきちんと伝わっていたかが今となっては証明できない。

2. そういう中で、「版」については明確な指定があったにもかかわらず審議対象とはならず、逆に口頭で伝えられた「前奏はNO CUT」を守らなかったということが審議対象となった。

3. それを踏まえて…前奏をカットしてしまったことが、果して「失格」に値するか?

その他に、前のブログ管打楽器コンクール トランペット部門 本選で書いたような、「遅刻」などの件があるが、それも彼にとても近い人が言うには、「2次のときは、受付、待合室、そのあとウォームアップの部屋とあって、リハーサル室 それから舞台。の流れがあったらしいです。 それで、2次終了の時に、本選の時はルピたちは待合室もウォームアップの部屋も、家で練習してくるから要らないと言ったのだそうです。 それで、スタッフからはリハーサルの部屋に直接行ってください、と言われたので、そうしたそうです。」とのこと。
となると、受付や待合室をすっ飛ばしてしまった意味も分かるし、「遅刻」というよりも「リハーサル室」に入る時間に行こう、という考えであったことが分かる。
そりゃー、受付はしなくちゃいけなかったかもしれない。いや、したのかな?そこはわからないけど、スタッフも「ウォームアップの部屋へは行かなくてもいいが受付時間には間に合うように来るように」、と伝えるとか、または対応したスタッフが「ルピさんはリハーサル室に入る時間に直接来ます」、と申し送りをしなくてはいけなかったんではないか?
スタッフには自分で判断する権限はない、と裏方の方から聞きましたが、「リハーサルの部屋に直接行ってください」と言っている時点で、自分で判断してるわけで、しちゃいけないことをした、と考えるべきか、申し送りを怠ったと考えるべきか分からんけど、どっちにしても、お互いにきちんとしてなかったと言える。

やはり、言葉がちゃんと伝わっていない。伝わった気でいる。そこで4つ目の問題。

4. 英語通訳は国際的なコンクールの場合、大会側が準備すべきか、必要ないか(各自で通訳を用意するべきか)。


ちなみに、大会への参加費は3万3千円。渡航費、滞在費、伴奏者への謝礼等、すべて出演者持ち。
優勝賞金は70万円。以下30、10、5万円。本選まで行けないと賞金は出ない。失格の場合はもちろん1円も出ない。


皆さんどう思いますか~?
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9月1日(水)のつぶやき

2010年09月02日 00時24分14秒 | Weblog
03:17 from web (Re: @bassmann10716
@bassmann10716 mixiに書いたら、世間はハンパなく狭くて、裏方の人からの話が聞けました。結果的に「失格」と言う形で終わったのは超残念なんだけど、審査員は同じTP吹きとして何とかしたかったらしい。じゃあ誰が失格に?という疑問も残るけど、他にもいろいろあったみたい…
03:20 from web (Re: @bashunity
@bashunity 私もずっとそれが気になってて。でもどうやらルールの問題ではなく、文化の問題のようにも思えて来た。演奏の瞬間を大切にしてるか、自分が受験者という立場か…そういう考え方の違いのせいで、いっぱいすれ違いがあったみたいということが分かってきて…でもやっぱり残念。
04:08 from web
あ~もう、何が本当か分からなくなってきた!!!管打コンの舞台裏がいっぱいチラチラ…\(~o~)/もっと公正に、音楽的に、堂々とやれないのだろうか?それとも本当は公正に、バッチリ行われていたのだろうか?!誰かー教えてくださーい!!!
20:34 from web (Re: @yukaluiza2
@yukaluiza2 平等ってのが、どうやればできるのか…それも考えてみたら難しいんだけど、でもコンクールの出場料3万3千円出し、ドイツ⇔日本の往復航空券を伴奏者と2人分出して、あとは滞在費も出して…その上、通訳も…となると、そのコンクールがどんだけの権威なのか…が超問題だぁ!
20:35 from Tweet Button
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