ゆきちゃん通信++tomiの日記++

自閉症の娘、由紀子の毎日と
母の生活を綴っています。

ねーねー(ToT)/~~~

2004年02月23日 | ゆきちゃんの日記
病気療養のために実家に帰っ来ていたねーねーが
元気になって大学へもどって行きました。 

由紀子にとって家の中で一番怖くて…

一番好きなねーねーでした。 


4年前大学へ進学するために
ねーねーが家を離れた時に由紀子はまだ7歳でした。 

親と離れるのはちっとも寂しくないけれど
由紀子と離れるのがとても辛い!と、
半べそをかきながら別れたものでした。 

由紀子もねーねーがいなくなってから
しばらくは喪失感が強くて、
ねーねーの事を一切口にしない時期が続きました。
 
でも、それから休みごとに
数日だけでも戻ってくることを理解してからは、
ねーねーは「帰ってくる人」になりました。 

それがこんなに長くまた一緒に生活できるなんて! 

由紀子にとってはとても幸せな4ヶ月だったかもしれません。 

でも、ダイエットの為に食事の量を減らされたり、
おやつの回数を減らされたときには
「鬼!」に見えたかもしれませんね!(笑) 

いろいろな思い出を残して
ねーねーはまた「帰ってくる人」になって家を出て行きました。 

今度は由紀子がどんな反応を示すのか、
ちょっと心配もしましたが

意外にも「ねーねーは熊本に行ったの!」と
冷静に受け入れてくれました。 

次に帰ってくるときのお土産を期待しているようです。(笑) 

この4ヶ月で年の離れた姉妹に
新しい絆が出来てくれたと信じたい母です。 


母は由紀子の面倒を見てくれる人が減って
とても大変になりました。
 
ε~( ̄、 ̄;)ゞフー


=END=
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跳び箱?登り箱?

2004年02月21日 | ゆきちゃんの日記
これは昨日の話題ですが・・・。 

体育の授業は交流学級で受けている由紀子です。 

先日、学校帰りにクラスのお友達と一緒になりました。 

その時の話題が跳び箱。 

私が「由紀子は跳び箱は何段を練習しているの?」と聞くと 

「ゆきちゃんは7段なんか楽勝だよね!o(〃^▽^〃)o♪」 

みんながそう答えました。 

(A゜∇゜)ハテッ?
そんなはずは・・・。 


その後、授業の様子を詳しく聞いて納得です。
o(〃^▽^〃)oあはは
 

その答えを確認するために
ちょっと授業をのぞきに行ってきました。 

私の姿を見ると由紀子が動揺するかもしれないので
みんなに見つからないように忍者になって参観です。(笑) 

初めは体育館のステージにマットを引き詰めて
飛び上がる練習をしている由紀子の姿を発見!
 
「そうだよね~!」(納得)
 

でも、その練習に飽きた由紀子が
フラフラと歩き回り始めました。 

すると、お友達が
「ゆきちゃん!こっちにおいで!」と声をかけてくれました。 

こは7段のグループです。 

ピョンピョン飛んで行くお友達に混ざって由紀子が並びました。 

そして自分の番が来ると走って行って

「よっこらしょ!」 

跳び箱を登り始めました。(笑) 



由紀子のその姿に噴出してしまった母ですが、
ずっと見ているうちに
周りの子どもたちの姿に感激してしまいました。 

ほかの子どもたちが飛べばポンポンとリズムよく進んでいくのに
由紀子の番になればそのリズムは完全に止まってしまいます。
 
本当ならば邪魔と思われても仕方がないような状況です。 


でも、このクラスの子どもたちは
誰も由紀子を急かすような事はありません。

当たり前のようにゆっくり由紀子を待ってくれるのです。 

列に戻ってまた自分の番を待つ由紀子。

ボーとしていて自分の番が来た事に気が付かないことも度々です。

でも、そのたびに周りの子どもたちがちゃんと促してくれます。 
 
しばらく7段を登っていたと思ったら、
またフラフラと歩き始めた由紀子。 

すると横のクループの男の子が

「ゆきちゃ~ん!こっちこっち」

と声をかけてくれます。 

今度は横向きの跳び箱を飛ぶグループです。 

 
そうか、由紀子はこうやって、
苦手な体育の時間も楽しんでいるのか・・・。 

心の中で「みんな、ありがとうね!」とお礼を言いながら
忍者はみんなに気づかれないように消えました。 

ε=ε=ε=ε=ε= タタタタ・・・。゜.☆ ドロン♪ 


=END=
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鼻に・・・。

2004年02月20日 | ゆきちゃんの日記
花粉症の季節になりました。

もともとアレルギー性の鼻炎を持っている由紀子も
鼻詰まりで苦しそうです。 

鼻詰まりの後にくるのは鼻血!

( ̄TT ̄)鼻血ぶー 


今朝もトイレの中でクシャミと共に流血です。(笑) 

軽い出血なら自分で処理ができるので
私はそのままにしているのですが、

今日はトイレの中から
「おかぁさ~ん!!」と叫び声がしました。 

慌てて行ってみると 

上を向いて「取って!」と言います。 

私はてっきりティッシュを取ってくれと言っていると思って、

トイレットペーパーを丸めて鼻の中に押し込みました。 
すると由紀子が慌てて鼻から出します。 

σ(・・?) アレ? 

その間にも鼻から血がたれてきます。
 
もう一度ペーパーを突っ込む母・・・取り出す由紀子! 

「取って!取って!」 


( ̄ ̄ ̄∇ ̄ ̄ ̄; アリャ?もしかして・・・? 

 
フッといやな予感がしました。 

「鼻の中に何か入っているの?」 

「うん!」 


(≧◇≦)エーーー! 


急いで綿棒を持ってきて鼻の中を探ると・・・ 

あったー!!

 o(@.@)o ナンジャコリャ!! 

どろ~っとした物体が鼻の中から出てきました。 

その正体は「トイレットペーパー!」 

私が考えるに、
鼻血が出たときに由紀子は
トイレットペーパーを鼻に突っ込んで
止血をしようとしたのだと思います。

そして、そのままにしている間に
トイレットペーパーが溶けて
先のほうだけ鼻の中に残ってしまったのでしょう。 

そんな事を知らない私は
その鼻にまたトイレットペーパーを突っ込んで
奥へ押し込んでしまったのです。
(^_^;) 

その後、コットンで止血をして無事に鼻血は止まりましたが、
もうびっくりです。
 
教訓!! 

鼻血の止血にトイレットペーパーを使うのは危険です。
 
みなさんご注意ください!!


=END=
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現川のヤギ!

2004年02月19日 | ゆきちゃんの日記
今日は現川での音楽レッスンの日です。

先日のセッションのおかげで
由紀子はこの日をとても楽しみにしていました。 

いつものようにJRで現川の駅まで行き、
先生に車でお迎えに来てもらいました。

も、先生が少し慌てていました。 

原因はヤギです。(笑)
 
レッスンをする場所は
介護リハビリセンターの事務所なのですが、

そこの先生がヤギを飼っています。 

それもとても大きなヤギを・・・。 

そのヤギがリハビリセンターの入り口に陣取って動かないというのです。 

いつも使っている車も
ヤギのせいで動かせなくて困ってしまって、

脅かせば動くかと思って無理やり車を動かしたら、
軽くぶつかってしまったと言うのです。

それでも動じないヤギ!
相当頑固なヤギです。(笑) 


仕方なくほかの車で来たけれど・・・。
ゆきちゃんはヤギは大丈夫ですか?」 

「そ・それが・・・大嫌いなんです。(・"・;)」
 
どうなるのでしょう・・・? 

 
センターに着いてみると・・・居ました! 


今までこんなに近くで見た事はなかったのですが、
本当に大きい! 

まるで絵本の「がらがらどん」に出てくる
大きなヤギみたいです。 

先生があせったのも納得です。 

結局、私がヤギの気を引いている間に
先生と由紀子が坂の横をよじ登ってセンターに入る事になりました。 

私も恐る恐るですが、由紀子も必死です。(笑) 

坂をよじ登るのに寝転ぶような格好になってしまいましたが、

服が汚れるのも気にする余裕もなく・・・(笑) 

それでも、何とか進入成功! 
無事にレッスンをしてきました。 


今日は先生が電子ドラムを持ってきてくれました。 

何故か太鼓を見ると連打をする由紀子。 

手が真っ赤になるほど叩いてきました。 

ここにレッスンに通うようになって半年、
確実に由紀子のおんがくの世界は広がってきています。 

帰りもヤギさんは入り口でがんばっていました。 

当然、おとりは母でした。(笑)


=END=         
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ビーズの新作

2004年02月18日 | ゆきちゃんの日記
由紀子の得意な事のひとつにアイロンビーズがあります。 

小さなビーズを並べてアイロンで固めたものです。 

島の小学校にいた時にもやっていましたが、
そのころは図案を母が書いて
それに合わせてビーズを並べて作品を作っていました。 

でも、その方法ではなかなか自分でデザインをする事にまで
発展する事はありませんでした。 

こちらの学校に転校して先生が変わったら、
そのビーズの学習の方法も変わりました。 

図案はまったくなしで、
自由にビーズを並べさせるのです。 

初めは戸惑った由紀子ですが、
そのうちにいろいろな色をごちゃ混ぜにした作品を
作るようになりました。 

毎日、毎日同じように何のデザインもなし、
ただただ色を並べただけの作品を作り続けていました。 

そのときに先生が、

「そのうちに自分で工夫をしだすんですよ。
それまで何の口出しもせずに待ちましょう!」

と言われました。 


それからほぼ1年が過ぎ由紀子の作品にも
変化が起こってきました。 

同系色のビーズを集めて作品を作ったり、
なんとなくデザインぽい作品を作ることも・・・。 

由紀子の部屋の壁に作品のコーナーを作ってやりました。 

ピンクの大きな丸が最新作です。 



これは同系色を使った作品ですが、
飾ってある作品の中にはデザインぽい物もあるんですよ。
o(*^▽^*)oあはっ♪ 

パソコンで描いた魚の絵もそうでしたが、
由紀子は普通の人とはちょっと違った色使いをします。
 
そして、デザインもきちんと計算されたようなデザインではなく、
どうしてココから色が変わるの?と聞きたくなるような・・・
それでもちゃんと法則がありそうな・・・。 
不思議な感覚の作品です。
 

最近まったく魚の絵は描かなくなりましたが、
違ったところで由紀子の感性は
芽を吹き始めているような気がします。 


=END=
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