畑に吹く風

 春の雪消えから、初雪が降るまで夫婦二人で自然豊かな山の畑へと通います。

連載128「居眠りで失敗を繰り返す」(その2)

2017-10-28 05:21:45 | 山菜

      居眠りで失敗を繰り返す(その2)


 歯医者はほとんど利用したことが無く、妻に言われて歯垢の除去に同行させられたことがあっただけだった。

あの、厭なドリルだかグラインダーも初めての経験だった。


 しかし、お昼を食べてしっかりと歯磨きをして出かけ、歯医者の椅子に腰を掛けると猛烈な睡魔に襲われる。

あの「キーン」と言う嫌な音と、振動を感じても駄目なのだ。


 医者が言う「口を開けて下さーい、治療ができませーん」なんて言われて慌てて口を開く有様。

何度か恥ずかしい思いをしながらも無事に新品の差し歯が入り、上の真ん中にあった「スキッパー」も解消したのだった。


 若い頃、そう二十歳頃のことだが、三か月半ほど、静岡県三島市に当時あった鉄道学園で学んだことがあった。

ここでも、その居眠りの能力はいかんなく発揮された。


 あるとき、クラスを担任していただいた講師の受け持つ授業があり、休み時間に私の名前を呼ぶ。

何の用かと思うと「授業中にあまり寝ないように」なんて注意の言葉で驚いた。

        (続く)

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「越後の台所 すずきち」さんへ旬を届ける

2017-10-28 04:13:13 | 野菜

 朝早くから、山の畑へと急ぎ収穫してきた野菜です。

これだけの量の野菜を収穫するのには3時間近くを費やさなければならない。

 

 前日は一日晴れたとはいえ、まだ畑の土は湿り気を帯びていて根菜は泥だらけ。

見ただけでは、何だか分からないような様子ですね。

 

 農天市場のまえまで搬入し水道の水で泥を洗い流します。

ほら、こんなきれいなニンジン二種類と、間引きの大根が現れました。

 

 さて、次なる根菜は何でしょう。

泥を落とさなくては分かりませんよねー。

 

 現れたのは大根4種類。

「紅クルリ」「中国緑大根(ビタミン大根)」「紅しぐれ」「北京紅芯」ですよ。

 

 紫色のミズ菜「紅法師」も寒さがつのるとともに色が鮮やかに発色。

左はミニ白菜の「タイニーシュシュ」と「ワサビ菜」かな。

 

 「リアスからし菜」と「赤リアスからし菜」です。

うーん、右のチリチリ葉っぱはやはり、「ワサビ菜」かな。

 

 これは何だか分かりますか。曲者「パクチー」です。

「パクチー」にも種類があり、これは葉がニンジンに似た「パクチー」ですがやはり香りは強烈。

 

 これは一昨日一日で掘ったサツマイモの量です。300キロ近くあるのかな。

一昨日は久しぶりの晴天の日でしたが、まだ土は湿り気を残していた。

 でも、このチャンスは逃せないと朝からスベルべ夫婦はサツマイモ掘りに励みました。

けれども、午後はスベルべの小学生へのバドミントン指導で山には行けません。

 バドミントン指導を終えて、「軽トラで迎えに来て」と連絡すると「自分で来てー」の一声。

仕方なく、乗用車で駆けつけると、なんとスベルべの同級生の奥さんが手伝いに来てくださっていた。

 4時を少し過ぎた時刻で、スベルべは少し掘っただけで、収穫したさつま芋を集め始めた。

あっという間に日が沈み、最後は暗闇の中で軽トラにさつま芋を積み込みましたよ。

 スベルべママはお駄賃に進呈する野菜を手探り状態で採っていました。

軽トラに積んださつま芋は一晩を荷台で過ごし、朝になって表に出す事が出来たのでした。

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連載128「居眠りで失敗を繰り返す」(その1)

2017-10-27 05:50:37 | 暮らし

       眠って失敗を繰り返す

  私の数少ない特技のうちに、寝つきの良さがある。

生まれつき歯と目は良いと自慢していたのだが、その歯も自慢げに奥歯でビール瓶の栓を抜いたり、

梅干しの種を噛み割ったりと乱暴を重ねているうちに、徐々に傷みが出てきた。


 その頃、悪いことが重なり、バドミントンのダブルスでパートナーの後頭部と、上の前歯が激突。

何せフットワークの悪いパートナーで、特に後方に打たれたショットと言ったらまず、取れない。


 そこで、フットワーク自慢の私がカバーに入ったら、

奴めそんなときばかり妙にフットワーク良くバックしたものだからたまらない。

ガツンと言う衝撃で歯はぐらぐらになってしまった。


 当時勤めていた六日町の歯医者で診察を受けると、上の前歯三本が「歯槽骨脱臼」で抜歯するしかないと言われた。

何回もの通院を繰り返さざるを得なくなり、勤め先の昼休み時間を利用して通院することにした。


             (続く)

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ツルウメモドキを採った(その2終わり)

2017-10-27 05:46:25 | 自然

 首の痛さも何のその、三脚を立てる位置を変えて再アタック。

実は、この木に絡みつくツルウメモドキを採るのは2年ぶり、一年休んでじっくりと成長させていたのでした。

 

 1年育てた甲斐があり、実の粒の大きさも一段と大きい。

そして、その実の数も半端な着き方ではありません。1年我慢した甲斐があったというものです。

 

 軽トラの荷台に満載にして帰宅。

園芸用三脚は、担いで畑に帰りそのまま置いてきました。上に乗せ折角のツルウメモドキを傷つけてはいけませんから。

 

 車庫の乗用車を引き出し、その床に並べました。

二人でそっと折らないように、傷付けないようにと離しました。

 「ねー、夕ご飯の支度をお願いできない」との申し出にスベルべが夕食準備。

そして、スベルべママは蛍光灯の下でリース作り。一晩おくと蔓が固くなり加工し難くなるのです。

 

 これは先日手始めにゲットし、玄関の吹き抜けに吊り下げたツルウメモドキです。

1、2晩置くと実の皮がはじけて赤い実が顔を覗かせます。そこで、初めて透明ラッカーを吹き付けます。

 こうすると色落ちがし難くなるのだとか。

これで、また来年までの1年を楽しむ事が出来ます。我が家を訪問されたら先ず上を見てね。

 スベルべママは、今も残業の夜間作業でリース作りの真っ最中。

スベルべは、夕食の後片付けを終え、スベルべママを表敬訪問した後、ブログのアップです。

       (終わり)

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ツルウメモドキを採った

2017-10-26 04:32:19 | 自然

 台風による強風でどうなったかと心配だったツルウメモドキ。

でも、あの強風にも負けずにしっかりと大木にしがみついたままで一安心。

 

 しかも、余分な葉が落ちて、絶好の収穫チャンス。

朝仕事、朝食前にスベルべは一人で、採り頃と確認していましたから、午後にスベルべママを伴って採ります。

 

 「はいよ~、写真を撮って~」「ウーン上ばかり見ていて首が痛い」。

首が痛いのは、写真を撮る方では無く、ツルウメモドキを採るスベルべの首ですよ。

 

 高枝切を使い、あちらこちらと絡んでいる蔓を切り離す。

ある程度切り離したのちに、蔓先を掴んで引っ張り、再び切る。こんな作業を繰り返します。

 

 一昨年だったか、このツルウメモドキを採る際の事故の怖い話も聞いていました。

なんと、不幸なことに三脚だか、梯子と一緒にひっくり返り運悪く頚損。

 不幸中の幸いと言おうか、大声を聞いた近くにいた人に救助され救急搬送されたけれども下半身が麻痺してしまったとか。

本当に高い所に上がっての仕事は、そんな危険が常に潜んでいます。さてスベルべの運命やいかに。

           (続く)

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