畑に吹く風

 春の雪消えから、初雪が降るまで夫婦二人で自然豊かな山の畑へと通います。

カラスに内緒の落花生採り(その2終わり)

2017-10-17 04:54:34 | 

 さて、収穫を終えた落花生の後処理です。

スベルべが、作業用手袋の軍手などを洗うために買った、簡易洗濯機で泥汚れを落とします。

 

  ぐるぐると高速で回し、何回も水を取り替えて洗う。

次第に土汚れが落ちて、白くなってくるのが分かります。

 

  洗い終えたら落花生は水を切るために、コンテナにあける。

みずみずしい色をした殻は、未熟果で乾燥すると干からびて食べられなくなってしまいます。

 

  そこで、掘り立て、採り立ての落花生しかできない食べ方の登場。

「生落花生の塩茹で」で、これが食べ出すと、手が止まらない美味しさ!

 

 未熟果で、中身がまだ豆の形さえ成していない未熟果なんて、皮まで一緒に食べられるのです。

枝豆とは、一味も二味も違う味で、季節限定も良いところ。生産者の特権かなー。

これをつまみながらのお酒もまた美味しいものですよ。うーん、手が止まらない~。

 さて、今日は一泊二日で「新潟県福祉大会」に出席してきます。

会場は妙高市で、帰宅は明日の夕方近くになります。ブログアップはお休みか、それからのアップになりますね。

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佐渡から来た男

2017-10-17 04:09:49 | 暮らし

 スベルべママが所用で帰宅したその時、一台のバイクが長岡方面から走って来た。

通過するかと思ってみていると、農天市場の上手の入り口から入って来た。

 「寒いー、焼き芋ありますか」なんて、焼き芋釜にしがみつく様に暖を取る。

ま、おつむはともかくとしても、この衣服でのオートバイは寒いなんて言葉では済まされない。

 

 帰って来たスベルべママと事情を聴くと、なんと働いている群馬から稲刈り手伝いに実家の佐渡島に帰り、

再び職場の群馬に帰るのに、この失礼ながらオンボロ「スーパーカブ」で帰るのだという。

 

 スベルべママはいったん帰宅し、古着を持ってきた。

スベルべが最近着ていない、冬のジャンパーなどを持ってきたのでした。

 

 ところが、結構体格の良い男で、ウインドブレーカーのズボンははけない。

そこで、スベルべママ持参の足首カバーでスニーカーの上を覆うことに。

 「でも、その格好での三国峠越えは絶対に無理だから、途中で雨具のズボンだけでも買う事」とスベルべは指示。

オートバイが体温を奪い、そして体感温度は気温よりもずっと下がることを身をもって知っていますから。

 

 「手袋は?」なんてスベルべママの質問に「軍手です」なんて答え。

「無理無理ー、軍手の下にこれを着けて」とスベルべママは軽トラからビニール手袋を。

 この他に、上着のポケットには暖房代わりの焼き芋を二つ。

そして、襟元にも小さな焼き芋を一個入れて、非常食兼暖房にして身支度を整えます。

 

 無謀と言うか、若さと言うか、馬鹿さと言うかこの男は礼を言いながら去りました。

「気をつけてな」「無理をしないでね、無事に帰ったら電話をくれるのよ」と送り出す。

 熱々の焼き芋と、焼き芋釜の温かさで元気を取り戻し、再び国道を走り始めました。

「ねー、無事に帰ったかなー」なんて心配をしながら21時過ぎに就寝。

 すると、21時半ころに家電に着信があり、こんな夜中に誰だろうと思いつつ受話器を取る。

「今晩はー、あのー昼間お世話になったものです。無事に到着しましたので報告とお礼です」なんて。

 農天市場では私たちの話を聞いていたお客さんが「湯沢から来たけれど、向こうはすごい雨よ」なんて言う。

そんなことから、本当に心配していたのに、無事を聞き安心して眠りについたスベルべ夫婦でした。

コメント (4)
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