先日紹介した奇跡のユリ「ゆきのひかり」が我が家のホールで見事に開きました。
滝沢種苗さんから頂いた蕾の「ゆきのひかり」が花器の中で咲いたのです。
蕾の時は「新テッポウユリ」の蕾の形を見せています。
開くと、純白の花弁を見せてくれます。
その純白の花弁の中に、薄いピンク色の「山ユリ」の名残の筋が見えます。
(花粉が衣服に着くと落ちにくいので雄蕊は取り去っています)
先回紹介しましたが、市井の一農業者、育種家が世界中の植物学会を驚かせたのですから痛快な話です。
結果から偉人とも言える「滝沢久寛」氏は、この他にも20種類を越えるユリや芍薬の新品種を生み出されました。
植物検疫法の関係だと思いますが、今のように花の大国オランダから大量の球根が輸入される時代では無かった。
そんな中、新品種の開発に、多忙な時間の中研究に励んだ人々がいた事は驚くような事実です。
好奇心旺盛と言うか、何事にも創意工夫の姿勢を忘れない「滝沢久寛」氏には多くの事を学びました。
さつま芋の栽培方法も、氏に伺って昔よりも楽な栽培方法を取り入れる事が出来たのです。
病を得て、多くを語らなくなられた同氏ですが、何時までも長生きをして頂きたいと願ってやみません。
(3年前の記事を再アップします。「ゆきのひかり」の生みの親『滝沢久寛』氏は21日に天国に召されました。)