午後になり、一人で山の畑でサツマイモ掘り。
蔓を切り、マルチを剥がすとネズミがゾロゾロと逃げ出した。
マルチの下は地下要塞のように、塹壕の様な通路だらけ。
逃げ出したのは、中くらいの大きさの親ネズミと数匹の子ネズミ。
地下の要塞の一部には、サツマイモの枯葉を集めたベッドルーム。
どうやら、ここで出産と子育てをやっていた様子。ぬくぬくと暖かな寝室です。
穴の底を写そうとフラッシュを使ったら不鮮明になった。
食べかけが見える食糧倉庫です。新鮮なサツマイモがいくらでもあります。
早い時期に齧られたサツマイモは芽を出しています。
左の一本は、齧り跡も生々しい。つい先ほどまで食べていたのですね。
カメラをポケットから取り出す前に全員が退避した。
と、思ったら二匹が塹壕に隠れていました。今度はバッチリと写りました。
子供のころ、畝の中から飛び出したネズミを母が鍬で押さえつけた。
泣いて、ネズミの命乞いをしたと、母は優しさを宣伝したのか、男のくせにと馬鹿にしたのか。
機会あるごとに我が家での話題になり、いつまでも笑われていた。
ネズミの命乞いをして泣いた、泣き虫、優しい少年は別人のようになったとさ(笑)。