40年以上も使い続けたアルミ鋳鉄の「無水鍋」です。
蓋も厚くて熱が均等に伝わり、薄焼き卵など上手に焼けます。
そして、ぴったりと密閉気味に締まる外蓋とこの軽い中蓋です。
この「無水鍋」はなんと、20代の独身時代に職場への訪問販売で買いました。
無水鍋の本来の使い方は長い間していません。
専ら焼き芋に使います。今回は「シルクスイート」「黄金千貫」「安納芋」です。
無水鍋の底には小石を敷いてあります。
焼き芋を取り出した後ですが、小石にサツマイモの糖分がこびりついています。
ぎっしりとサツマイモを詰めた無水鍋をガスコンロに載せる。
そして、強火で5分ほど熱して、次は小さな火口に移動して1時間半以上熱する。
厚いアルミ鋳鉄と小石から伝わる遠赤外線と輻射熱でじっくり焼き上げます。
こうして焼き上げると、サツマイモが持つ本来の甘さが引き出されます。
特に「シルクスイート」と「安納芋」は練り羊羹の様な甘さに変化。
冷めても美味しさは変わらず、スベルベママは密かに「日本一」と称している。
皆さんに進呈しても、これほど美味しい焼き芋は食べたことがないという言葉を頂く。
丹精して作った山の上のサツマイモと無水鍋は最強のコンビです。