午後になり、一人で山の畑でサツマイモ掘り。
蔓を切り、マルチを剥がすとネズミがゾロゾロと逃げ出した。
マルチの下は地下要塞のように、塹壕の様な通路だらけ。
逃げ出したのは、中くらいの大きさの親ネズミと数匹の子ネズミ。
地下の要塞の一部には、サツマイモの枯葉を集めたベッドルーム。
どうやら、ここで出産と子育てをやっていた様子。ぬくぬくと暖かな寝室です。
穴の底を写そうとフラッシュを使ったら不鮮明になった。
食べかけが見える食糧倉庫です。新鮮なサツマイモがいくらでもあります。
早い時期に齧られたサツマイモは芽を出しています。
左の一本は、齧り跡も生々しい。つい先ほどまで食べていたのですね。
カメラをポケットから取り出す前に全員が退避した。
と、思ったら二匹が塹壕に隠れていました。今度はバッチリと写りました。
子供のころ、畝の中から飛び出したネズミを母が鍬で押さえつけた。
泣いて、ネズミの命乞いをしたと、母は優しさを宣伝したのか、男のくせにと馬鹿にしたのか。
機会あるごとに我が家での話題になり、いつまでも笑われていた。
ネズミの命乞いをして泣いた、泣き虫、優しい少年は別人のようになったとさ(笑)。
ネズミがきれいに撮れました!生きているネズミはなかなか素早くてカメラに収まりませんがこれはバッチリ撮れてむくむくしたかわいいネズミです。サツマイモをたくさん食べて太ったのかな。畑ではモグラのトンネルからネズミが入ると聞いたことがあります。モグラがいるのかも。畑友はモグラ除けだと言って風車を立てて下には何か振動する様なものを埋めてありました。だから畑で風車が回っていたら「この畑にはモグラがいるんだな。」なんて思ったものです。モグラもネズミも畑には困りますね。
でも、トンネル、「地下壕」にまだ二匹残っていたのでした。
カメラを取り出し、かまえてからそっと追い出したのがネズミの写真。
山の畑の土は柔らかくて、ネズミたちもモグラの助けを得なくてもトンネルは掘れそう。
そういえば、山の畑ではモグラはあまり見かけませんねー。
餌になるミミズが少ないのかも知れません。でも、ネズミには天国の山の畑です。