喜劇な日々

名古屋の劇作家、鹿目由紀のほんの少しだけ喜劇的な毎日を、綴ります。

節約しよう

2010-11-10 17:05:40 | 芝居のこと
夕方まで授業後、急遽シナリオ打ち合わせ。その後、NHK文化センター戯曲講座をやり、その後、あおきり稽古に合流。従って出張の父上には会えず。残念でした。ドイツに行くらしいので気をつけて行ってらっしゃいませ。12月の温泉のため、地味に積み立てをしてみる事にした。ちょっと豪華な旅館に泊まりたいし。昨日は山ちゃんの後、味仙で台湾ラーメンほか色んなもんを食べてしまったので、節約しなければならないです。しばらく大好きな納豆にお世話になります。

審査会、雑感

2010-11-10 13:07:00 | 芝居のこと
昨日はヒューマン授業の後、AAF戯曲賞の最終審査でした。室谷さんという方が佳作を受賞されました。おめでとうございます!受賞コメントから喜びが伝わってきて素敵でした。一昨年『パレード旋風が巻き起こる時』で佳作を受賞した時の事を思い出しました。しかしあん時は悔しかったなぁ。
審査自体は事業団さんのこの戯曲賞におけるドラマドクターの事前定義づけが曖昧な事から、最終的には審査そのものよりドラマドクターの話、つまり審査以前のシステムの話になってしまっていて、正直どうかなぁと思いました。真剣に対峙している候補者の前でシステムのアラが露呈するのは、前年も思いましたがいただけない事だと思います。賞を貰う側だけでなく、賞を与える側もきちんと成長していかないといけないだろうなぁと、自分の作品が候補になっていたにも関わらず、今回はかなり客観的な視点で観てしまいました。愛知県に住む演劇人として色々感じるところがあり、また『責任』を感じました。3年連続でこの賞に残り続けた当事者だからこそ、感じられる事かもしれません。また他の賞の審査会を経験しているので言える事なのかもしれません。
自分の作品の事そっちのけになりましたが審査員の方々のご意見は大変参考になりました。1年前に書いて上演したものなので、もうすっかりさっぱり過去になっていたのですが、やはりあの時自分の中で高まっていた『演出視点』が主張し、戯曲単体として成立させるには足りなかったのだろう…と感じました。あの時の反省がずれていなかった事が分かっただけでも良かったと思います。
いずれにしろ、自分を信じて疑って楽しんでいこうといった事をなんとなく感じた日でした。