藤原敏之先生自身が
かつて浄土真宗の信者であり、
それでも真理がつかめなかった時に、
谷口雅春先生の生命の実相の真理にめぐりあい、
救われたのでありましたが
その時の感動を
以下のごとくお書きになっています。
(参考 すべてを癒やす道 藤原敏之 日本教文社)
【自分の力の限界と、努力の限界がわかり、絶対絶命どうすることも出来ないという切羽つまった状態のときに示された真理の一言は理屈ではありません。お腹がへり切っているときに出された一杯のご飯はうまいもうまくないもありません。ただのみ込むしかありません。私がはじめて生長の家のみ教えをきいたときの精神状態はまさにその通りであります。人間は神の子だ、そのほかの何ものでもない。肉体は道具であり、容れ物だ、その肉体さえも造り、肉体を使って生きている生命こそは本物の人間であり、その生命が宇宙をさえも造り、かくあらしめている不可思議霊妙なる神の生命そのものであり、人間の本体は神そのものであると教えられたときの驚き、全く驚天動地というのはこのことであろうと思います。
今の今まで、人間は肉体である、肉体は生身だから病むこともある、死もあると思いこんでいたのが、人間なるものの本性が神であり永遠生き通しの生命そのものであるとわかったのでありますから、まさに飛び上がらんばかりの転身であります。ただ泣きました。「人間神の子」の一言で新生したのです。世界も変わりました。見るものことごとく神の生命であり、神であります。肉の世界から生命の世界へ、人間の世界から神の世界へ、現象の世界から実相の世界へと超入したのであります。
私だとばかり思っていたのが神様であったのです。神様は病気しない、神様に不可能はない。神様は困らない。この大自覚と絶対的な自信に到達したのでありますから、それ以来何が起っても困るということのない自分にならせて頂いたのであります。】
藤原先生が多くの病人を癒やされた原点がここにあります。、
人間の本体は「神の子」(神)であり
肉体さえも造った神の生命そのものであるから、
人間それ自身は完全なるものであるという「信」が
藤原先生の原点であると同時に
多くの人を真理で悟らせて救う原動力になったのでした。