今日のことあれこれと・・・

記念日や行事・歴史・人物など気の向くままに書いているだけですので、内容についての批難、中傷だけはご容赦ください。

東京駅の日

2004-12-18 | 記念日
今日は、「東京駅の日」1914(大正3)年12月18日、東京駅の完成式が行われた。
日本の首都、東京の駅。すべての鉄道は東京に向かって敷かれており、東京駅に向かう列車のことを「上り列車」と言っていたが、「上り」「下り」という表現は、差別だと言うので、「○○方面」と表現することになった。しかし、今でも、上り(○○方面)などと書いてある時刻表もよくみる。ま、上り、下りはの表現方法は別としても、東海道・東北・上越などの新幹線の発着駅であり,在来線では東海道本線・中央線・総武線・京葉線・横須賀線などの発着駅となる、日本を代表するマンモス駅には違いない。この駅は南北に長い駅である。
"お千代さん"の愛称で親しまれている島倉千代子の名曲「東京だよおっ母さん」(和32年)は、東京に出てきた娘が,久しぶりに田舎から出てきた母親をつれて東京見物をするうたであるが、まず最初に登場するのが皇居に架かる「二重橋」である。皇居は、東京駅の西向にある。
設計者は、辰野金吾。大正3年に東京の玄関口として建設された。設計は明治36年に開始(39年とも)され、同41年起工。事実上の明治という時代の最後を飾る国家的建築といえるもので、辰野金吾の特徴とも言える煉瓦式の建築である。赤レンガの駅舎は、オランダのアムステルダム中央駅をモデルにしたといわれる建物で、ルネッサンス様式の、明治文化の面影をとどめる貴重な歴史的建造物のひとつとして【重要文化財】にも指定されている。
今のJR東京駅丸の内口は、戦災で3階部分が焼け、2階部分までを応急処置を施して復興したものである。
もともと新橋が玄関口であったが、新たな帝都の玄関口として建設されたものであるが、初めの頃は、皇居側にしか出入口がなく、中央の出入り口は皇室専用だったらしいが、現在は使用されていない。当時の屋根の上のドームの部分は、今、三角屋根になっている。
(画像は、絵葉書より、大正~昭和初期のドームのある東京駅)
参考:
東京の近代建築
http://members.aol.com/nk10jo/kiko1/tokin/tokin00.html
東京
戦前と今の建物を対比:戦前の建物にはドームがある。
http://www.netlaputa.ne.jp/~kitsch/tokyo/tokyo.htm
アムステルダム観光・1(アムステルダム中央駅 )
レンガ作りのどっしりとした建物で、東京駅はこの駅をモデルに建てらたといわれている。
http://ethnicdaisuki.cool.ne.jp/turkey-ams1.htm