今日のことあれこれと・・・

記念日や行事・歴史・人物など気の向くままに書いているだけですので、内容についての批難、中傷だけはご容赦ください。

音の日

2004-12-06 | 記念日
今日(12月6日)は、「音の日」。日本オーディオ協会のHPを見ると、音の日は、1877(明治10)年12月6日にトーマス・エジソンが発明した錫箔蓄音機に、自ら「メリーさんの羊.......」と吹き込み、再生することに成功した日にちなみ、1994(平成6)年に(社)日本オーディオ協会が関連団体と手を携え、音と音楽文化の重要性を広く認識してもらうと共にオーディオ及び音楽文化・産業の一層の発展に寄与することを主眼に制定した記念日だそうである。
しかし、あるHP(辛口オーディオコラム・・以下の参考参照)を見ると、日本オーディオ協会(前身は日本オーディオ学会)が、本当のアマチュアが手作りのコンポーネントを展示して第1回オーディオフェアを開催したのは1952(昭和27)年だそうで、 当初は、純粋の「オーディオ祭り」で、自作アンプなどを机の上に並べただけという、まことに鄙びた、素朴なフェアであったようで、その後、オーディオ協会はオーディオメーカー各社が主導するようになり、当然、アマチュアの域を出て、オーディオ業界のフェアとなり、オーディオメーカーが乗り出すことによって、日本のオーディオ界が世界のレベルに肩を並べるに至ったことは大いに益のあったことであるが、メーカー主導となれば、参加するメーカーのメリットが優先するのはやむを得ない。オーディオに翳りが見えてくると、当然のごとくビジュアル製品、カーステレオ、カーナビなどが並び始めた。オーディオ業界が斜陽に陥ったという事実があったとしても、ピュアオーディオのファンには残念な事態であり、次第に期待を失っていった・・・と残念がっている。
電化製品の世界は、技術開発の進歩も著しいし、また、時代と共に、従来のオーディオファンが他の製品に移っていくこともあるだろうが、本当のオーディオファンとしては、これから、どうなってゆくのか不安であろうことは、私も、なんとなく、わかるような気がする。
私は、この分野は、余り詳しくないので、ネット上を色々検索してみると、なかなか面白いHPが見つかった。以下、参考に、記しておきます。
この中の「エジソンと日本」が面白かった。同、HPの「日本市場をめざしたエジソン」に、 エジソンは国内の市場と同様に、海外の市場が重要であることを熟知しており、中でも日本は重要視し、自分の作った電灯システムを近代化の激しい日本で標準化することをめざした。足がかりを作るために、天皇に集中電灯システムを送りさえした。皇居があかあかと電灯に照らされるのを一般大衆が見るならば、自分の家にも同じものをと思うだろうと予測したのであった。エジソンはまた、自分の開発した蓄音機や蓄音機レコードの宣伝にも熱心であった。天皇に蓄音機を献上したほか、横浜のフレーザー商会を日本の代理店とし、蓄音機の宣伝販売に努めた。ライバル社に先んじて市場を独占せんがために、日本人の慣れ親しんだ歌曲たとえば「君が代」などの曲を日本で人気の歌手に歌わせて蓄音機レコードに収めることまでした。・・・・とあったが、そうだとすれば、、エジソンは、単に、発明家というだけではなく、大変な 商才もあったんだな~。これには感心させられた。なかなか、面白いHPですよ。
(画像は、エジソン蓄音機、スタンダードモデル、1920年代。)
参考:
(財)日本オーディオ協会HP
http://www.jas-audio.or.jp/
辛口オーディオコラム
http://www.netlaputa.ne.jp/~cadeau/column00.htm
音とラジオの歴史博物館 
http://www.yanbaru.ne.jp/~RADIOLA/
<テクニカギャラリー>インデックス・・・(株)オーディオテクニカHP
http://www.audio-technica.co.jp/corp/gallery/
エジソンと日本
エジソンと共に働いた日本人、日本市場を目指したエジソン、日本でエジソンを讚える行事など
http://www.tepia.or.jp/edjapan/japanese/edjapan.html
音楽日めくり・・・発明王エジソンが蓄音機を発明(1877)
http://www2.yamaha.co.jp/himekuri/view.html?ymd=19981206