弁護士や大学教授でつくる市民団体「政治資金オンブズマン」(大阪市)のメンバーが、松岡利勝農相と資金管理団体の会計責任者が、政治資金収支報告書に光熱水費を虚偽記載したとして政治資金規正法違反(収支報告書の虚偽記載など)の疑いで東京地検に告発することを決めたそうです。
告発状は、松岡農相の資金管理団体「松岡利勝新世紀政経懇話会」は、光熱水費が公費負担されている衆院第1議員会館にしか事務所がないのに、会計責任者は01~05年の収支報告書に、5年間で計約2880万円かかったと虚偽記載したと指摘しています。
松岡農相は05年に約507万円を計上した光熱水費の内訳について「ナントカ還元水や暖房が含まれる」などとほざいていました。こんな無茶苦茶なことが許されるはずもないのに、野党も自分のすねにキズがあるものだから追及の手もぬるくて歯がゆく思っていましたが、ようやく溜飲が下がりそうな展開になりそうです。
「何に使ったのか?」と尋ねられて「ナントカ還元水」で済まそうとする厚かましさというかずるさは許せません。これで事が済むのならば確定申告だって全て「ナントカ」で済ませてもらいたいものです。役所は数千円のお金だってむしりとるのですから、国民感情として許せるわけがありません。こんな国民感情が理解できない人には国会議員でいてほしくありません。
さらに「今どき水道水なんて飲んでいる人はいないんじゃないの」なんて、どこまで国民をバカにすれば気が済むのでしょう。そんなことを言うのならばポケットマネーで全ての国民が水道水を飲まなくて済むようにしてもらいたいものです。
政治資金規正法では、収支報告書の虚偽記載は5年以下の禁固または100万円以下の罰金になるそうですから、是非とも司法は手心を加えずに禁固5年にしてもらいたいものです。
それにしても本来はこういう仕事は野党の仕事のはずです。こういうことを一般の国民にやらせるのならば野党の存在価値って何なんでしょう。政治は一部の人間のために行われるのではありません。国民のために行われるものです。国民の目線を持たない政治家はとっとと消えてもらいたいものです。
そしてさらに安倍首相の任命責任と一連のふざけた発言を繰り返しているにもかかわらずこのバカ大臣を放置した責任は非常に重いと考えます。
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