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ハイカーホリックの介護日記~機能訓練指導員の一日~
体の衰えは筋肉の衰えです。筋肉を復活させる事に全力を尽くします。
打倒サルコペニア。まずはウェブで!
 



「神サイ」(通はこう呼ぶらしい)の2回目を見ました。このドラマ、キャストが個性的ですが、ちょっと地味です。でもとてもいいドラマになっています。ジャニーズや人気女優頼りになっているフジテレビやTBSのドラマよりもずっと面白いです。人気よりも演技力重視の配役にとても好感が持てます。

そして今日、またまた超実力派女優が出ていることに気がつきました。それは先日の2時間ドラマの「火垂るの墓」で節子役で出ていた子役の女の子です。この子はすごい子役になり、将来はいい女優になると確信しています。演技力が抜群です。名前は佐々木麻緒ちゃんというそうです。この子は要チェックです。「転校生」コンビとともに楽しみな存在です。

(関連記事)
「神はサイコロを振らない」(1月20日)



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ホリエモンが逮捕されましたね。でも容疑を聞いていると、もっと以前にわからなかったのだろうかと不思議に思います。かなり強引な手法で事業を拡大したようですから、「これはおかしい」と気付く人間が今まで登場しなかったのも不思議です。

年末から正月にかけてはテレビに沢山登場してはしゃいでいましたから急展開したのでしょうね。容疑が本格的に掛けられたのは年明けなのでしょうね。自民党も対応に苦慮しているでしょうし、フジテレビもとばっちりを受けて大変でしょう。

細木数子はテレビでホリエモンを絶賛し、今年の運勢も絶賛していましたが、いい加減なものです。何でもわかっているような口調でしゃべりますが、実は何もわかっていなかった、言っている事はかなりいい加減、ホリエモン同様、こちらも化けの皮がはがれてしまったように思います。罪にはなりませんが、本の売り上げは落ちそうですね。

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山田孝之&綾瀬はるかの新番組「白夜行」。すでに2回放映されました。2人ともすっかりいい役者さんになって将来が楽しみです。

ドラマは、先日別の小説ですが、直木賞を受賞した東野圭吾の原作。大ヒット間違いなしのドラマと思わせますが、見ていてどうもおかしい、新しいドラマを見ているとは思えない。

そうだ、これはストーリーの違う「セカチュウ(世界の中心で、愛をさけぶ)」だ。

そう思いました。

山田孝之くんは何度も仰向けに寝た状態で登場し独白を繰り返す。カメラワークも似ている。音楽もセカチュウと同じに聞こえる。いくらセカチュウが大ヒットしたからといって、ここまで似せる必要があるのだろうか。

脚本、演出、プロデューサー、音楽、ほとんど同じ人です。主題歌も同じ柴咲コウ、田中幸太朗も出ている。同じようなドラマになるはずです。

昔も同じようなことが、そうだ「赤いシリーズ」だ。ということは山田孝之と綾瀬はるかは現代の友和&百恵なのか。いくら「赤いシリーズ」が高視聴率を取っていたからといって、同じ手法が今、通用するのだろうか。

視聴者に媚びているのか、それとも視聴者をバカにしているのか。どうも「似たものを作っておけばまた高視聴率が稼げる」とバカにされているような気がする。視聴者も「赤いシリーズ」の頃のようにテレビに対して無垢ではないと思うのだが・・・。

「セカチュウ」は毎回ドキドキするほど面白く、切なかった。でも今回はつまらない。なのに見てしまいそうな気がする。

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日テレの新しいドラマ「神はサイコロを振らない」が始まりました。日テレのドラマということで期待はしていませんでしたが、妻が見るというのと、主演が小林聡美さんだったので見てみました。

この小林聡美さんという女優さん、僕は好きなんです。あのしゃべり方が大好きです。独特の間とさっぱりした口調、若い頃から全然変わっていませんよね。若い頃といえば、映画「転校生」は胸キュンのいい映画でした。確か初々しいヌードも披露したはずですよね(このあたりは記憶が曖昧です)。

今回のSFっぽいドラマの展開を見て、この映画のことを思い出しました。そしてまた共演者の中に尾美としのりさんがいるではありませんか、意図されたキャスティングなのか、偶然なのかはわかりませんが、2人が並べは10年どころの騒ぎではなく、20年以上前にタイムスリップですよね。ストーリー展開よりもこの2人を見たいのでずっと見続けそうなドラマです。

「転校生」は大林宣彦監督の尾道三部作(「転校生」「さびしんぼう・主演:富田靖子」「時をかける少女・主演:原田知世」)の第一作目です。尾道三部作は尾道の情景と青春映画の甘酸っぱさがうまくマッチした秀作だと思います。僕はその中でも「転校生」が一番好きです。原作は「おれがあいつであいつがおれで」という小説か何かで、NHKでは原作の題名のままドラマを放映したと思うのですが、映画のほうが断然面白かったと覚えています。

相互リンクさせていただいている「はるかのひとりごと」というブログの中でも、このドラマのことが紹介されているのですが、こちらは登場した飛行機のことが詳しく書かれています。これまた面白い記事ですので、興味のある方はこちらからどうぞ。



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最近ちまたでは「ちょいワルおやじ」なるものが流行っていて、女性にもてているらしい。そう聞いて、「早速自分もやってみよう」なんて思うほど若くはないのですが、やはり気になります。

寒くなると、どうも冷えて、腰の調子がちょっと悪くなるんだよねぇ
とか、
最近、小便の出がちょっと悪いというか、キレが悪いというか、おかしいんだよねぇ
とか、
どうもこの頃、ちょっと歯の調子が悪くてさぁ、固いものが噛みづらいんだよねぇ
など、
こんな「ちょいワルおやじ」には仕事柄、毎日会っています。

もちろんここでいう「ちょいワルおやじ」とは、このようなおやじたちのことではありません。「ちょいワルおやじ」の定義とは「かっこいいちょっと不良なおやじ」だそうです。中学の頃から不良というのはもてましたよね。またかっこいいやつが不良になるもんだから余計にもてるんですよね。もてないやつがもてようとして不良になってもやっぱりもてませんでしたね。

そういえば患者さんにも「ちょいワルおやじ」という言葉がピッタリな人がいます。男の僕から見てもかっこいいです。服や身に着けているものからして違いますね。僕が思うところ、男性も女性ももてる人は常に注目され、身の回りのことを気をつけるので、ますます綺麗にあるいはかっこよくなっていき、ますますもてるという好循環を生み、もてない奴は「どうせ何をしてもダメ」と諦めるものだから、身の回りに無頓着になり、ますますもてないという悪循環を生むのではないでしょうか。

芸能人でもある程度の年になると「ちょいワルおやじ」系と「アットホームパパ」系に分かれるような気がします。僕が「アットホームパパ」系の芸能人として真っ先に思い浮かべたのは中村雅俊さんでしたが、この人はちょいワルでなくても絶対にもてますよね。それから「ちょいワルおやじ」だっていつも浮気ばかりして家族を泣かしていてはいけないわけで、「ちょいワルおやじ」がデザイナーズブランドの子供服に身を包んだ愛娘を抱き上げたりすると、「かっこいい!」と賞賛されるのですよね。

結局、もてる奴は何をやってももてるわけで、もてない奴は「ちょいワル」だろうが「極悪」だろうがなんだろうがもてないということですね。ちゃんちゃん!



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秋吉台地下水系」、「くじゅう坊ガツル、タデ原湿原」と僕のお気に入りの場所2ヶ所がラムサール条約に登録されました。ラムサール条約とは「水鳥の生息地として国際的に大切な湿地に関する条約」のことで、最近では水鳥の生息地に限らず、水に関わる全ての場所が登録できるようになったそうです。

目的は簡単にいえば「自然保護」だと思います。それで具体的に何をするのかということは新聞にも書いていないのでよくわかりません。新聞は「自然保護」よりも「観光活性化」のほうに重点を置いて報道しています。このへんにどうも違和感を覚えるのです。

「自然の保護」、これは大切なことです。それでは自然を壊しているのは誰なのか、「他ならぬ人間です」。それでは自然を保護するために一番有効な手段は何か? ということになると「人間がその場所に踏み込まないようにすること」ではないでしょうか。人間が関われば必ず自然は壊れるのです。

知床が世界遺産に登録されたときにも感じましたが、世界遺産や条約に登録されることは本当に自然保護になるのでしょうか。本当に自然を保護しようとするならば登録地域への人間の立ち入りを一切禁止するか、期間限定で限られた人数だけ入れるようにするかしないと自然は守れないはずです。ところが知床が登録されたときには、関連する町の役場では大喜びで紅白饅頭まで配っていました。この人たちを見たときに、この人たちには絶対に自然を守ろうという気も、能力もないと思いました。あるのは目先の利益のみ。こんなことならば世界遺産なんかに登録されないほうが絶対に良かったと思いました。そして間違いなく知床の自然は壊れると思いました。早速次の日からは旅行会社のチラシには「世界遺産・知床半島4泊5日」などのパック旅行の募集が始まっていました。

屋久島は世界遺産に登録されたおかげで環境が非常に悪化したそうです。地元は少しは潤ったかも知れませんが、長い目で見たら絶対にマイナスだったはずです。悠久の時をかけて作られたものが壊されたときにはそれを取り戻すことはできないのです。目先の利益のために大きなものを失ったのではないでしょうか。これでは何のための世界遺産登録かわからなくなってしまいました。

ですから本来は世界遺産やラムサール条約に登録されたときには、地元は落胆しなくてはいけないはずなのです。人を寄せ付けないようにしなくてはいけないのです。人が集まれば、それなりの施設が必要となり、それを作るために道路などが必要となり、そのためにさらに自然が破壊される。こんな愚かなことを多分世界規模でやっているのでしょう。自然を保護するための世界遺産登録が自然を破壊する原因になっていると世界中の誰も考えないのでしょうか。どうしてこんなバカなことをいつまでも続けるのでしょうか。

干潟のことを云々するならば、有明海の干潟の問題をどうかしろよと思ってしまいます。諫早湾の堤防が原因なのは明らかなのに、絶対に自分たちの失敗を認めようとしないバカ官僚のせいで大切な干潟が死んでしまいそうになっている。その片方ではラムサール条約がどうのこうのとやっている。これだけ矛盾したことをやっていて自然保護と訴えたところで何になるのでしょう。

秋吉台もラムサール条約に登録されて喜びのムードが漂っています。ただそこには自然保護というよりも、「地元の商店街が潤う」とか「観光客が増える」という喜びばかりで、本来の趣旨からは大きく懸け離れているように感じます。こんなことならば登録されないほうが良かったと思います。

写真は「くじゅうタデ原湿原」(8月16日撮影)です。



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今回のサプライズ人事は猪口さんの大臣起用だったのではないかと思うのですが、新聞もテレビもインターネットでもそれほど大きく取り上げていません。だって衆議院当選1回目の新人議員、それもつい1ヶ月位前に議員になったばかりですよ。いろんなキャリアを積んでこられているとは思いますが、小泉さんもマスコミなんかの反応が鈍いのでガッカリしているのではないかとそっちのほうが心配になります。

だって行政改革担当大臣に就任された中馬さんなんて当選9回なのに初入閣ですから猪口さんは大抜擢だと思うのですがねぇ。しかも朝テレビを見ていたら、大臣に就任された猪口さんよりも大臣にならなかった片山さんのほうがテレビにたくさん映っていました。「何で私のところにマスコミの方が張り付いているのですか?」と言っていましたが、視聴者が食いつきそうなことを言ってくれるんじゃないかと思って張り付いているのですね。マスコミもえげつないです。共に小泉チルドレンと呼ばれた女性議員ですから何か言うと思ったのでしょうか。

マスコミも国民も小泉サプライズに慣れてしまったみたいですね。小泉さんもそんなことばっかり考えていられないですよね。それにしても法務大臣に就任したばかりだというのに「死刑執行の命令書にサインしない」とはっきり明言しておきながら、すぐさま「舌足らずだった」と前言撤回した杉浦さん、みっともないですね。こんなことこそ前代未聞ではないでしょうか。実はこれがサプライズだったのでしょうか。

現在のように凶悪事件が頻発している世の中において死刑廃止論を支持する人というのは少数派になってしまったのではないでしょうか。誰だって死刑が良いことだとは思っていません。必要悪だと考えているはずです。死刑は合法的な殺人という見方もありますが、死刑による凶悪犯罪の抑止効果というのも見逃せないと思うのです。どんな犯罪を犯しても死刑になることはない、ましてや終身刑のない日本においては、そんな制度になってしまったら凶悪犯罪が増加するのは火を見るよりも明らかなはずです。

法務大臣たるものがご自分の倫理観だか宗教観だか知りませんが、そんな個人的なことで死刑執行の書類にサインしないと言うなんて、時代の錯誤、世の中の流れが全然読めていない、そう言わざるを得ません。そんなにご自分の考えが大切ならば法務大臣就任を固辞すればいいだけの話です。結局自分の考えを曲げてでも大臣の椅子は欲しかったわけで、こんな人物は僕は小泉さんの内閣にふさわしくないと思います。



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小泉チルドレンと呼ばれる新人議員の中で何かと物議をかもし出しているのが、26歳の杉村大蔵君と片山さつきさん。粗製濫造すれば不良品も増えるということでしょう。

まずは杉村大蔵君。たった一言の「料亭発言」が可哀想な位に報道されてしまったので大人しくなってしまいました。26歳といえば大人ですが、若気の至りということであれくらいの失言は許してあげればと思ってしまいます。言った本人があまりの反響の大きさに一番驚いたのではないでしょうか。正直といえば正直なわけですし、彼はこれから良い政治家になると思いますよ(次の選挙に当選すればね)。

問題は片山さつきさん。今回も民主党の前原代表を「こいつ」呼ばわりして問題になりました。それからマイクを向けられるたびに自分のキャリアをひけらかすのは止めて頂きたい。財務省の高級官僚だったことはわかりましたから、「私が財務省にいた頃は・・・」といちいち言うのは鼻につきます。いかにも「小泉チルドレンっていうけど、私はそこらのチルドレンとは違うのよ。財務省で政治家ともバリバリに渡り合ってきたんだから」と言いたげです。でも所詮議員としては新人なわけですし、自分の力で議員になれたわけではないのですからもっと謙虚になるべきです。

それからどうも片山さんは「悪い言葉使い=仕事のできる女」という勘違いをしているみたいです。外務大臣になりたての頃の田中真紀子さんもそうでしたね。でも真紀子さんにはユーモアがありましたし、政治家としてのそれなりのキャリアもありました。ところが片山さんにはユーモアのかけらもなく、あるのは自分の自慢だけ。僕は常々国会議員は国民の、とくに子供たちの手本になるような行動をすべきだと思っています。それを元職場の後輩だからといってメディアの前で「こいつ」呼ばわりはまずいですよね。普段の言葉使いも悪すぎます。「品性」を疑いますね。

それからこの片山さんは舛添要一参議院議員の元の奥さんなのですね。「あなたは参議院議員、私は衆議院議員よ、フン」ってな感じなのでしょうか。

国会議員になって浮かれてしまっているという点では大蔵君も片山さんも大差ありませんね。素直に言うことを聞く耳を持っている分、大蔵君の方が救いがあるように思います。選挙フィーバーも終わったのだから、いい加減にしないと痛い目に遭うような気がします。次の選挙のことを考えると発言には気をつけるべきですね。でも最近は比例制というおかしな制度があるのでこんな人でもまた当選するのでしょうね。

片山さんと僕の妻は同い年です。でも家に帰って片山さんがいると思ったら、僕はたぶん家に帰らなくなりますね。舛添さんもそうだったのでしょうか(余計なお世話ですが)。



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鈴木宗男さんと辻元清美さん、2人とも落選と予想したのですが、2人とも当選してしまいました。ムネオの方は比例区という変な制度をうまく利用した作戦勝ち、ツジモトの方はおたかさんの捨て身の戦法で、それぞれ議席を得ました。この国は変な国です。犯罪者の可能性のある人が国会議員になれるのですから。僕は国会議員というのは国民の手本とならなければいけないと思っています。特に子供の手本になるべき人でなくてはいけないと思っています。子供に「悪いことをしちゃいけないよ」と言っても、「法律を作る国会議員が率先して悪い事しているのに、どうして自分たちがやってはいけないの」と言われれば返す言葉がありません。そうなんです、国会議員とは国の法律を作る人たちなのです。国会議員とは自分の地元に利益を誘導するのが仕事ではないのです。ですから国会議員である以上、どんな些細な法律違反も犯してはならないと思います。法律を執行する警察官以上に法律を遵守しなくてはいけないと思っています。

ムネオは自分は悪いことはしていないと言っています。しかし、たとえこの先、無罪になったとしてもムネオのやったことは許されることではないと思います。どうして自分の国の領土でもない島に発電所などの施設を作らなければいけなかったのか、このことによって北方領土の返還交渉が進展したのならば評価できますが、何の変化も現れていません。国の利益のためでなく、自分の利益のためだけにやったとしか思えません。それでもなおかつムネオは悪いことはしていないと言い張るでしょう。国の予算は無限大ではありません。ムネオが日本国民にとって必要のない発電所を作るために国のお金を無駄遣いした分、日本のどこかで必要な施設なり、サービスが行われなかったのです。ムネオが無駄遣いしたおかげで、何処とは特定できませんが、何処かが割りを食ったのは事実だと思います。それでも自分には何の責任もないと言い張るのでしょうか。当時彼は国会議員であったはずです。特定の地域の利益よりも国民全体の利益を考えなくてはならない立場にあったはずです。北海道の人たちにとっては有難い人なのかも知れませんが、今のこの時代、国会議員を選ぶのに地域のことだけを考えていては駄目だと思います。

しかし、ムネオの娘さんは素晴らしい娘さんでしたね。あれだけ娘に愛されているということは家庭では良い父親なのでしょう。僕はムネオの人柄というのは決して悪い人だとは思っていません。むしろ良い人だと思っています。だからといって国会議員としてやってきたことは褒められたものではないと思っています。できれば判決が出て、贖罪を終えてから立候補してもらいたいと思いました。

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あらためて小泉純一郎という人はすごい人だと思いました。日本の政治の手法を完全に変えてしまいました。「小泉劇場」などと言われていましたが、完全なる一人舞台。ここまでできる人は今までにはいませんでした。ヘタをすれば独裁政治と言われかねないので、今度は「来年の9月で辞めます」ときっぱり言い切りました。どこまでも見事です。

民主党は小泉政権が誕生してから4年間、何もしてこなかったと言いました。実は何もしてこなかったのは民主党の方だと国民は思っていたのです。先の選挙で民主党は大躍進をして、それで満足してしまった。国民は民主党に期待をしたので投票したわけで、実際はいろいろと頑張ってはいるのでしょうが、国民にそれを見せなくては国民にはわかりません。小泉さんのようにサプライズさせないと、国民にはわからないし、記憶に残りません。

小泉さんはその点が見事です。4年間何もしなかったというけれど、4年間これだけ支持率の下がらなかった政権は今までにないのです。そこにはとても見事なタイミングで国民をサプライズさせてきた小泉さんの手腕があります。突然北朝鮮を訪問してみたり、当選回数の少ない安倍さんを幹事長に据えてみたりと話題づくりには事欠きませんでした。その安倍さんにしても、幹事長にしてしまったら、今までの人事ならば次は大臣、それも財務か外務あたりにするのが当たり前のようになっていたのに、意外と人気が出てきたので次はただの幹事長代理ですもの。見事でした。

それから当選した自民党議員の派閥の欄に未だに「亀」と書いてあります。旧亀井派ということなのでしょうが、主はもうよそに行ってしまったのに表札だけが玄関にかかっている感じです。亀井さんは当選しましたが、この人は人気がなかったのですね。本人も亀井派からは同調してくれる議員がもっといると思っていたでしょうね。ほとんど同調しませんでしたね。これも珍しいのではないでしょうか。完全に派閥というものが機能しなくなった証拠でもあります。また郵政民営化に反対した議員ももっと国民新党に入ってくれると思っていたのでしょうね。これから反対した議員も宗旨替えして自民党に何人か戻るでしょうね。その時に綿貫さんと亀井さんの顔を書いた紙を踏ませるのでしょうか。

国会の隅っこで壇上で熱弁を振るう小泉さんを恨めしそうな目で見つめながら、お茶でもすすっている綿貫さんと亀井さんの姿が目に浮かびます。

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民主党は分裂の危機だそうです。バカなことを言っちゃあいけません。そりゃあ、自民党すら予想しなかったほどの大惨敗でしたが、これで次は戦いやすくなったと思えばいいと思います。また立て直して頑張ってください。とりあえず岡田代表は退陣でしょうが、この人の実直さというかバカ正直さというのはいずれ日本にとって必要になるような気がします。国民も民主党がいけないと言っているのではないと思います。とりあえず今回は小泉さんに郵政を民営化してもらおうと思っただけで、「民主党の主張ももっともだが、まずこっちが先」、みたいな感じだったのだと思います。民主党も郵政民営化に対する主張が曖昧だったので、ここがネックになってしまいました。

自民党はこれで打つ手は全部打ってしまったわけですから、ここから同じ土俵に立てばいいわけです。小泉さんも郵政が民営化されて、任期が来たら辞めるといっているのですから、そうなると今度は自民党が大変だと思います。正にその時が政権交代のチャンスではないでしょうか。民主党の次の代表を誰にするでもめるでしょうが、小沢さんや菅さんは止めていただきたい。民主党が政権をとった時に大臣や党の執行部として必要な人材だとは思いますが、若い人にすべきだと思います。そしてその人は「国民の皆様の意見を尊重し、民主党も自民党とともに郵政民営化を推進したいと思います」と言うべきです。そのためには古い人だと言いにくいと思うので、フレッシュなイメージの人がいいと思います。佐賀の原口さんなんかがいいと思ったのですが、選挙区で負けて比例区で当選というのがちょっとネックです。

郵政が民営化されれば、今度は山積みになっている課題を解決していかなくてはいけません。これこそ今度の選挙で民主党が主張してきたことではないですか。いろんなことをいっぱい言ってもダメなので、目標をまずはひとつに絞り込んで、小泉さんのようにバカの一つ覚えのように言い続ければいいと思います。「年金の一元化」なんて国民の関心も高いのでうってつけです。いろんなメディアなどを通じて、その新しい若い代表が「年金一元化」を訴え続ければいいのです。「年金=○○さん」みたいなイメージを植え付けられれば成功です。後は自民党の掲げる年金政策と比べて国民に判断してもらえばいいのです。民主党が政権を取ったときには岡田さんというのは非常に重要な存在になるような気がします。それまでに岡田さんももっと表情がやわらかくできるように訓練すべきだと思います。

次こそが民主党が政権を取るチャンスだと思うので、まずは代表選びを間違えないで欲しいと思います。小沢さんや菅さんではダメだと思います。

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自民党が勝つとは思っていましたが、ここまで圧勝するとは・・・。あおりを食って公明党は議席を減らしてしまいました。それほどの圧勝だったのです。東京では比例でもう1人当選できるはずが立候補者が足りずに社民党にタナボタの一議席が入ってしまいました。自民党自身も予想外の圧勝だったということです。

小泉さんは「自民党をぶっ壊してでも改革を実行する」と明言し、本当にぶっ壊してしまいました。国民は派閥のパワーゲームのような政治に飽き飽きしていたのです。派閥の象徴だった橋本派はなくなってしまいました。そういえば計算高い古だぬき顔の政治家が減ったような気がします。古たぬき顔の亀井静香はかろうじて当選しましたが、これからどうするのでしょう。同じく古だぬき顔のムネオとでもくっつくのでしょうか。ホリエモンは自民党の公認を受けていれば勝っていたのではないかと思います。とりあえず名前と話題をふりまくことが目的で、当選は二の次だったのでしょう。

民主党は「与党のやることには何が何でも反対」という従来の野党の姿勢から抜け切れなかったことが敗因です。国民は「与党野党」という構図はすでに望んでいないということです。お互いに協力できるところは協力して、いち早くこの国を立て直してもらいたいのです。民主党も「時間がないのです」と言いながら、この構図からの脱皮はできませんでした。郵政民営化にしても結局は賛成な訳ですから、最初から賛成していれば今度のような選挙をすることもなかったわけです。「時間がない」と言いながら遠回りさせたのは民主党の責任なのです。このことに国民は気づいていたのに、岡田さんは気づいていなかったのでしょう

さて今度の国会で民主党は郵政民営化に賛成するのでしょうか、反対するのでしょうか。ここで勇気を持って賛成すれば民主党へも次への道が開けるような気がするのですが、あくまでも野党を貫くようだと政権交代なんて先の話になりそうです。マニフェストには是非やってもらいたいと思うようなことがたくさん書かれていたのですから、頑張ってもらいたいものです



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ようやく衆議院選挙が公示になりました。これまでにいろんなことがあったのでずいぶん長い選挙のように感じます。やはり注目は郵政民営化反対派議員とそれに対する自民党の刺客との戦いでしょうか。残念ながら僕の地元の山口県ではそのような争いがないのでちょっぴり残念です。民主党はとうとう自らのペースで選挙戦を主導することができませんでしたね。小沢さんなんかはすでに次の選挙に頭が行っているのではないでしょうか。「この選挙で民主党が負ければ岡田は退陣する、そうすれば次は自分の番。小泉もその頃には首相を辞めているだろうし、そうしたら今度こそ政権が取れる・・・」なんて考えているのかも。

八代英太はドタバタの末、結局公認は貰えずに無所属で選挙区から立候補。やっぱり密約があったらしい。でも密約を交わした時点では郵政賛成に宗旨替えしていたのですよね。そして今度また小泉さんと戦うことになったわけで、今度はどっちなんでしょ。結局この人は議員でいたいというだけで、郵政がどっちに転ぼうがどうでもいいみたいですね。実際こういう人が多いのかも。「先生!先生!」と持ち上げられることの快感のためだけに議員をやっている奴。自分が有利と思うほうにあっちこっちへと流れ、実は主義とか主張なんて全くない奴。小泉さんには少なくともこういうところがないから人気が衰えないのですね。今度の騒動は八代英太の方が痛手が大きかったようで、今回は見送って1回待てば良かったのにね。

ホリエモンは結局無所属のまま。負けますね。公認貰って、小泉さんや安倍さんの応援演説をバンバン貰えば勝てたかも知れないのに。残念です。まだ決まったわけじゃないけど。



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8月23日のブログで「次回はまた何食わぬ顔で自民党公認で出馬するんだろうなぁ」と言った八代英太がなんと自民党公認で比例区から出馬することになったらしい。「郵政民営化に反対した人は公認しないんじゃなかったの」と突っ込みたくなりますが、この人さっさと宗旨替えしたらしい。何かまるで郵政民営化がキリシタン弾圧の「踏み絵」みたいになっていますね。もう1人、2人出てくるんじゃないですかね、裏切り者が。

最初から決まっていたんでしょうね。「公明党の議員が出馬する選挙区からの立候補を取りやめれば比例区の名簿上位で公認候補として出馬させてあげるよ」という取引が。いくらなんでも今回の選挙ではないと思っていたのですが、自民党も八代英太もなりふり構ってはいられないのでしょうね。どうもこの比例区というのが気に食わないですね。「郵政民営化推進の自民党は支持するけど、こんな風見鶏みたいな八代英太は支持しない」と思ったって、自民党に投票したら当選しちゃうんだから。こんな逃げ道みたいなものを作っちゃいけませんよね。

山口県でも前回の選挙で佐藤栄作の息子の佐藤信二が選挙区で落ちたくせに、「比例区で復活当選!」だって。「おまえはゾンビか」「復活するなよ、死んでろよ」って思っちゃいましたよ。比例区を作るのならば重複して立候補させないで貰いたいと思います。選挙区でみんなが「この人はいやだ」と言っているのに、何で当選するのって感じです。テレビで「万歳!」なんてやっていましたが、しらけてしまいますよね。

公示まであと3日ですか。まだまだ何かありそうな気がします。



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お笑い芸人なんかが、「空気を読めよ」とか「俺、空気読めないから」と最近よく使っていますね。考えてみれば社会生活というのは「空気を読む」ことの連続な訳で、別にとりたてて特別なことではないのですよね。しかし「空気を読む」のにも長けた人と下手糞な人がいるようです。

小泉さんなんて「空気を読む天才」なのではないかと思います。「空気を読む」というのはある種の計算ですから、どうすれば自分に有利になるのかを読んでいるわけですよね。しかし小泉さんの場合には計算というよりはひらめきといった感じでこれはもう天性のものといった感じです。だから民主党や郵政反対派があれだけ振り回されるのですね。奇襲、奇策なわけですが、さらにその根拠がひらめきですから、小泉さんが何を考えているのかが全くわからないのでしょうね。たぶん本人もよくわからないのではと思ってしまいます。郵政民営化に関しては昔から言っていることですから一貫していますが、それ以外のことはほとんどひらめきでやっているように思えます。

民主党の岡田さんなんてのは空気が読めない代表的な人って感じです。すごく真面目で融通がきかなそうな感じです。小泉さんの奇策にいちいち真面目に反応している姿は滑稽ですよね。もっと楽にやればいいのに、肩に力が入りすぎです。空気が読める小沢さんなんて全然登場して来ませんもの。「今出てきてもダメだ」と思っているのでしょうね。

長野県のヤスオちゃんが変なことを始めましたね。登場のしかたは小泉さんと同じようにセンセーショナルでしたが、その後は支持率を落とさない小泉さんに対して、ヤスオちゃんはジリ貧ですよね。起死回生のつもりで始めたことなのでしょうか。逆に自分の首をしめているように見えるのは僕だけでしょうか

亀井さんのところも次々と新党が出てきたらすでに忘れ去られたようになっているし、社民党に至っては「まだいたの」って感じだし、共産党も「もういいんじゃない」って感じです。八代英太さんなんて空気を読んで立候補を辞退しましたものね。おそらく密約があって次回はまた自民党公認で何食わぬ顔で出てくるのでしょうね。この人は賢いですね。石原都知事もじっと空気を読んでいるのでしょう。亀井さんのところがもっと盛り上がっていれば、「ジャンジャジャーン」とか言いながらしゃしゃり出てきたかもしれませんが、亀井さんのところがジリ貧ですから、様子見でしょうね。この人も「空気を読む」のに長けた人だと思います。

結局「空気を読んでるつもりはないのだけれども、自分で空気を作り出している小泉さん」に自民党の幹部も含めて振り回されているように見えます。正に独壇場。それ以外の人は脇役、あるいはエキストラ。どこにも主役(=小泉さん)に肉薄できている人がいないっていうのが一番問題のような気がします

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