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ハイカーホリックの介護日記~機能訓練指導員の一日~
体の衰えは筋肉の衰えです。筋肉を復活させる事に全力を尽くします。
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「登山口にヒメシャガがあるはずだから、探しましょう」と言っていたのですが、探すまでもなく、いっぱい咲いていました。丁度見頃でした。

シャガと似た感じで群生していましたが、シャガよりも小型で、花の色が濃いです。アヤメ科アヤメ属ですから、アヤメによく似ています。

★ヒメシャガ








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字面だけ読んだら、呪文かなんかのようですが、「虫こぶ」の名前です。知り合いから教わって、丁度、ブナの木がいっぱいある山に行くことになっていたので探してみたら、いっぱいありました。今まで同じ時期に何度も訪れている山なのに、これまでは全く気がつきませんでした。

「虫こぶ」とは「虫癭(ちゅうえい)」とも言い、ウィキペディアによりますと、「植物の内部に昆虫が卵を産み付けることによって、植物組織が異常な発達を起こしてできるこぶ状の突起のこと」とあります。ですから、ほとんどの虫こぶは見た目が気持ち悪いものが多いのですが、この「ブナハアカゲタマフシ」という虫こぶは、とってもキレイでした。

「虫こぶ」は特定の昆虫が、特定の樹木に作る場合がほとんどで、これはタマバエという昆虫が、ブナの若葉の表側に作ってできたものです。

また、ネーミングがとってもストレートです。「ブナ・ハ・アカゲ・タマ・フシ」、つまりブナの葉にできる、赤い毛玉状の、タマバエが作る玉状の虫こぶ、という意味です。大きさは様々ですが、大きいもので7~8mmくらいでしょうか。この虫こぶの中で、タマバエの幼虫が成長し、羽化して旅立った後には、地面に落下するそうです。

★ブナハアカゲタマフシ






★羽化して落下していたもの


穴が開いているのがわかります。

これまでの「虫こぶ」のイメージが一変するような、とってもキレイな玉でした。

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ナデシコジャパン、なんと優勝しちゃいましたね。すごいです。今まで一度も勝てなかった相手に最高の舞台で勝てたのですから、本当にすごいです。

今朝、早起きしてウォーキングをしていたら、カワラナデシコが咲いていました。早速カメラを取りに行って撮影しました。一般的にナデシコといえば、このカワラナデシコを指します。別名がヤマトナデシコですから、まさにナデシコジャパンです。

★カワラナデシコ






珍しい花ではありませんが、とってもキレイです。正面のアップをじっと見ていると、花が笑っているように感じるのは僕だけでしょうか?



白花もすぐ近くに咲いていました。

ヤマトナデシコがあるのだから、西洋ナデシコがあるのかというとあるんです。西洋ナデシコとはカーネーションのことです。カーネーションもキレイですが、やっぱりヤマトナデシコの方が控えめで清楚です。

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★イチヤクソウ


梅雨時の花は雨の影響を避けるために、下向きに咲くものが多いんですね。イチヤクソウはその代表格みたいなもので、写真が撮りにくいんです。

しかも、この花はつぼみの時から開花までがすごく長くて何度も見に行かなくてはいけないんですね。そして、いい加減あきてきて気を抜いた時に咲いてしまい、あわてて見に行くと終わっていたりします。

今回はたまたまだったのですが、すごくキレイな時に出会えました。こんなキレイなイチヤクソウに出会えるなんてラッキーでした。

★イシモチソウ






「何だこの花は上を向いているじゃないか」と思われたかも知れませんが、イシモチソウは下を向かない代わりに、雨の日には花が開かないんです。お昼過ぎには閉じ始めますから、キレイな花を見たい場合には、天気の良い日の午前10時から午後2時くらいまでに行かなくてはいけません。

直径1cmくらいの純白の可愛らしい花なのですが、葉っぱを見てください。食虫植物なんですね。この粘液に石がくっついていることがあるので、イシモチソウと呼ばれるんです。石を抱えたところはこちらの記事を見てください。

本来は湿地に咲く花なのですが、この花は登山道の乾いたところに咲いていました。他の植物が茂るような栄養の良いところでは生きていけない植物ですから、ここが安住の地だったのでしょう。

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★サンカヨウ








今年は例年よりも花の開花が遅れました。とくに雪の多い地方の花は2週間くらい遅れたのではないでしょうか。

サンカヨウも例外ではなく、昨年よりも1週間遅らせて行ったのに、いつもの自生地はほとんど咲いていませんでした。

でも、標高の低いところの沢沿いには結構咲いていて、うまい具合に見頃の花を見ることができました。

★ワチガイソウ


たった一株だけ、沢沿いにひっそりと咲いていました。



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今年初のカタクリです。計画の段階では時期はバッチリのはずだったのですが、ずいぶんと早かったようで小さなつぼみがたくさんありましたから、5月の連休でも十分に楽しめそうでした。

★カタクリ








去年は2月、3月の花が異様に早かったのに、桜が咲く頃から寒くなって4月、5月の花は遅れました。今年はずっと遅れています。大体の見当で、1週間から10日くらいは遅れているようです。



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去年は見に行ったら全て終わっていて、1輪も咲いているものを見ることができなかったセツブンソウですが、今年はキレイなものを見ることができました。

★セツブンソウ












雨の予報でしたが、見に行っている間はどうにかもってくれました。ただ、曇っていて寒い1日だったので、気難しいユキワリイチゲは半開きでした。

★ユキワリイチゲ




セツブンソウはともかく、同じキンポウゲ科の花でもユキワリイチゲやアズマイチゲは天気や気温に開花が左右されるので、なかなかキレイな時に出会うのが難しいのです。

以前の「ユキワリイチゲとアズマイチゲ咲かず」の記事はこちらから、そのリベンジ編はこちらから、そして今まで見たユキワリイチゲの中で一番キレイだと思っているものがこちらです。

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ほとんど毎年記事にしているセリバオウレンですが、今年は寒さのせいで開花が遅かったようです。

★セリバオウレン



★雄花



★両性花



毎年家に戻ってから「来年は雌花を探さなくちゃ」と思うのですが、翌年にはすっかり忘れています。

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★「秋吉台で出会った花」・中沢妙子著

こちらで販売しております。

「たこさんの秋吉台日記」のたこさんこと、中沢妙子さんが本を出版されました。中沢さんとの出会いは2009年のこちらの記事に書いております。文中のTさんが中沢さんのことです。

出会いは全くの偶然で、厚かましくもそのあと僕は約半日ご一緒させていただき、帰り際に中沢さんからいただいた「植物に詳しくなりたかったら、月に一度秋吉台に来るといいわよ」というお言葉にさらに甘えて、それから毎月一緒に歩かさせていただきました。

この出会いがなかったら、今ほど植物に関心を抱くことは無かったかもしれませんし、そうなるとこのブログもやっていなかったかもしれません。何よりも植物に関心を抱くことによって癒されてきて仕事も続けられてきたので、大げさでなく、今の自分が無かったのかもしれません。人との出会いはとても不思議です。

「1年のうち300日以上秋吉台を歩かれる」中沢さんですが、これってスゴイことですよね。秋吉台の近くに住んでいらっしゃるわけではなく、車で1時間弱の距離を通われます。1年続けるだけでも大変なのに、それをもう10年以上続けていらっしゃるのですから驚きです。

お母様を看病され、毎日病院に通いながら秋吉台にも通われていたこともありました。また、手首を骨折されて不自由なのに、それでもトレードマークの一眼レフを置かれて、コンパクトカメラを携えて歩かれていたこともありました。この時の骨折の回復は驚異的で、「これをどうしてもやらなきゃ」という強い目的意識のある人は病気や怪我の治りが早いということを臨床で感じることはよくあるのですが、その早さが僕の予想をはるかに超えていました。

本に載っている花たちも道路の近くに咲いているものばかりではなく、どうしても1時間くらい歩かなくてはいけない場所に咲いていたり、恐ろしげな急坂を下っていかなくてはいけなかったり、昼間でも薄暗く人気のない林の中に咲いていたりと様々です。それをどんな場所でもお1人で開花確認のために何度も通われます。何度もです。

この毎日の積み重ねが本の中に散りばめられています。本の中の花の中には中沢さんが秋吉台で初めて発見されたものが多数あります。でも決して驕る事はありません。「もっと威張ってもいいんじゃないの?」と言った事もありますが、「新しい花が発見できただけで満足」のようです。世の中には、大したことのないことを大げさに威張り散らす中年オヤジや、自分の手柄のために捏造も辞さない考古学者など、とんでもない奴が沢山いるのに、中沢さんは数々のすごい発見を決して自慢されることはありません。中沢さんの発見は秋吉台だけではなく、日本の植物学にとっても貴重なものが多くあると思うので、もっと自慢すればいいのにと思います。

中沢さんはご自身のブログの中で、「『秋吉台で出会った花』は決して私の「人生の総決算」ではなく、少し大きいけれど、やはり「単なる通過点」と思っていますから・・・」と述べておられますが、中沢さんの周りの人間は誰もこの本が中沢さんの人生の総決算だなんて思っていないはずです。だって、まだまだ活躍してもらわなくてはいけない人ですし、ご本人から出ているパワーは衰え知らずですから。

最後に本の紹介をしなくてはいけません。「秋吉台で出会った花のうち763種を写真と文で紹介」とあります。A5版、208ページで定価1100円です。普通の大きな出版社でもフルカラーの植物の本であれば最低でも2000円くらいはしますから、自費出版でこの価格は破格だと思います。ちょっと安すぎなのではと他人事ながら心配です。

決して言い訳をしない、決して妥協しない、決して驕らない、頑固で、真摯で、ひたむきなスーパー主婦の作った本です。読まなきゃ損ですよ。県内の方のみならず、日本中の方に手にとってもらいたくて記事にしました。

ご興味を持たれた方は是非手にとって見てください。当院でも販売しておりますし、遠方であれば発送もいたしますので、詳しいことは当院のホームページのこちらのページをご覧ください。

追伸:発売10日ですでに1000冊完売だそうです。限定3000冊ですから、欲しい方は早く買われたほうがいいと思います。昨日、山口県の地方局のテレビ番組で中沢さんとこの本が紹介されましたが、そのあとで当院にも3件ほど本の問い合わせがあり、今日(12月15日)は2人の方が買いに来られました。

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★ツユクサシュスラン


ツユクサシュスランはアケボノシュスランの変種で、アケボノシュスランよりも葉っぱが大きく、ツユクサに似ているのでこの名前があります。またアケボノシュスランよりも花の数が多いとの記述もありました。

20株くらい見ましたが、アケボノシュスランとの大きな違いはよくわかりませんでした。写真のものは葉っぱが大きく、ツユクサに似ていると云われれば、そのようにも感じますが、同じ場所に生えているものでも葉っぱの小さいものもありました。

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唐突ですが、写真に撮りにくい花の条件を考えてみましたので列挙します。

(1)花が小さい
(2)背丈が低い
(3)全体的にか細くて、風でよく揺れる
(4)花が下向きに咲く
(5)草原のような明るい場所よりも林床のような暗めの場所を好む
(6)草原のような乾いた場所よりも沢沿いのような湿った場所を好む
(7)花の色が白い

他にもあるかもしれませんが、だいたいこんなものではないかと思います。

今回、この条件に全て合致する花に出会いました。それがスズコウジュです。

★スズコウジュ


花の咲き方や色や形、大きさはヒメウズのようでしたが、ヒメウズはキンポウゲ科、スズコウジュはシソ科です。ヒメウズも写真に撮りにくい花ですが、条件の(6)(7)に当てはまりません。明るいところを好みます。

スズコウジュは日本の特産種で1属1種だそうです。写真がほぼ壊滅状態でしたので、またどこかで出会いたい花です。

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前回に続きユリ科ホトトギス属の花です。黄色のホトトギスをずっと見たいと思っていましたが、ようやく念願かないました。黄色のホトトギスでポピュラーなものはタマガワホトトギスらしいのですが、このキバナノホトトギスは宮崎県の特産種です。他の場所では見ることができません。想像していたものよりも、大きくて見事な花でした。

★キバナノホトトギス






よく似たものにチャボホトトギスというのがあるらしいのですが、一番の大きな違いは花茎の長さのようです。図鑑で見るチャボホトトギスは地面から直接花が咲いているように見えるので、花茎はほとんどないものと思われます。

宮崎県は山口県や広島県に比べると、ずいぶん自然が豊かに残っていると感じました。四国なんかもそうですね。このキバナノホトトギスが咲いていた渓谷も、遊歩道の手の届きそうなところにイワタバコの葉っぱがびっしりと生えていました。こちらでは考えられない光景でした。



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ホトトギスの花というのは秋に割と多く見かけますが、僕の歩く範囲で見かけるのはほとんどがヤマジノホトトギスで、九州なんかに行ったときにヤマホトトギスを見かけます。
今回見たホトトギスはどちらでもなく、他に当てはまるようなものもないので、いわゆる頭に何も付かない「ホトトギス」でいいと思います。

★ホトトギス




谷川の水をかぶりそうな場所に垂れ下がって咲いていました。ヤマジノホトトギスはこんな場所には咲きません。「山路の~」というくらいですから割と乾いた山道の脇などに咲いています。ヤマジノホトトギスはこちらから見てみてください。

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前回に続き、今回も8月下旬に見た花です。

ウマノスズクサ科の植物というのは、カンアオイの仲間をはじめ割と多く見かけるのですが、フラッグシップモデルである「ウマノスズクサ」の花は今まで見たことがありませんでした。特徴的な葉っぱはこれまで何度か見たのですが、花は初めてでした。葉っぱ以上に特徴的な花でした。

★ウマノスズクサ




楽器のサックスのような形と云われます。花と呼ぶには非常に変わった形ですが、「花」というのがサクラやキクのような形をしていると考えているのは人間の勝手なんですよね。ウマノスズクサにとってみれば、変わった形でもなんでもないはずです。

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これらはもう1ヶ月も前に見た花たちです。花らしい花はひとつもありませんが、暗い森の中に咲く小さな植物で、服の肘や膝を土で黒くしながら写真を撮りました。天気は良かったのに暗いのでピンボケばかりでした。

★ホンゴウソウ




高さは3cmくらいだったと思いますが、これでも大きい方だそうです。肉眼で見ているときにはよくわかりませんでしたが、写真で見ると雄花は終わっているようでした。

★ヒナノシャクジョウ


こちらは高さが1cmから2cmくらいでしょうか。花とは思えませんが、立派な花なんです。でも咲いていないんです。
僕は今までに何度もこの花を見ていますが、まだ一度も開花しているところを見たことがありません。この日も50株以上は見たはずですが、ひとつも咲いていませんでした。ちょっと遅かったようです。
咲いている姿は海華さんのこちらのページで見てみてください。

★カメムシタケ


こちらは冬虫夏草の仲間で、カメムシに寄生するのでカメムシタケというそうです。ひょろひょろと伸びている右横にカメムシが仰向けになっています。

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