ドイツ日記 Les plaisirs et les jours

ドイツに滞在して26年経過。2年後に日本へ本帰国予定。ゴルフを始めて4年半ですが相変わらず下手な初心者ゴルファーです。

セザール賞

2005年02月27日 | 映画

今年のセザール賞は「コーラス」と「ロング・エンゲージメント」の一騎打ちだと思われていましたが、Isabelle Adjani(イザベル・アジャーニ)を審査員長とする審査員たちは意外にも大賞を全く別の映画に与えました。その映画は「L'Esquive」というので監督は Abdellatif Kechicheという男性ですが、私はこの監督もこの映画も知らないなあ・・。この映画もうドイツに来てたのだろうか?地味で見逃したのかなあ?監督は賞をもらってスピーチをするときもじっとうつむいたまま恥ずかしそうにしてましたが。

セレモニーの最初のほうで「ロング・エンゲージメント」でマネックの役をやったGaspard Ullielが何か賞をもらっていましたが、これは日本語に訳すと何というのでしょうか・・・多分「将来最有望男優賞」とでもいうのかな・・、それをもらったのでした。

フランス語チャンネルTV 5は このセレモニーを多分数時間遅れで流したようでドイツで見れたのは夜10時半からでした。深夜1時までしっかり見たので今朝も寝不足状態。


セザール賞関連の ル・モンド紙の記事はこちらです。
フランス語のままです。

ロング・エンゲージメント

2005年02月27日 | 映画


原題「Un long dimanche de fiqnçailles」2004年 フランス
監督:Jean-Pierre Jeunet ジャン-ピエール・ジュネ
原作:Sébastian Japrisot
キャスト: Audrey Tautou、Gespard Ulliel、

昨年フランスで観客動員数が第6位だったというこの映画をやっと見てきました。
フランス語の先生は、小説のほうが映画より良かったと言ってたのでどうかな・・・と思ってましが、ま、悪くはなかったです。でも135分は結構長い!しかも、ドイツ語の吹き替えで。で、帰宅して フランス語のチャンネルTV5をつけたら、何と、本日セザール賞の受賞セレモニーを流すといってるではないですか。で、たった今やってます。この映画、かなりの部門でセザール賞にノミネートされているんですよね。ま、賞の結果は後ほどということで、この映画ですが・・・おっと!、Manech(マネック)がステージに出てきているじゃないですか、これ書いていて彼が何の賞をもらったのか聞き逃してしまった。で、映画はマネックとMathilde(マチルド)の物語で婚約者のマネックは第一次大戦時に戦場へ送られますが、早く除隊したいがために自分で自分に傷を負わせた罪で同罪の4人といっしょに仏軍独軍の間の無人地帯で送られてしまいます。そこに送られるということは戦火でやられるか飢餓と寒さで死ぬか、いずれにしても生きて帰るのはほとんど不可能というところ。マネック行方不明の通知をもらったマチルドはどうしても信じることが出来ずに自分で同罪の4人の消息を尋ねて歩き、最後についにはマネックに再会するのですが・・。映画に子沢山の女が出てくるのだけど、なんだかこの人ジョディ・フォスターに似てるわ・・と思いながら見てましたが、本物だったのね。あとで知りました。 マチルドのおじさん役の人、この監督の映画には必ず出てきますね。「デリカテッセン」の時の役が強烈に記憶に残っていて頭切り替えるのに結構苦労しました。Audrey Tautouもアメリの時とはまた違った味を出しています。