ドイツ日記 Les plaisirs et les jours

ドイツに滞在して26年経過。2年後に日本へ本帰国予定。ゴルフを始めて4年半ですが相変わらず下手な初心者ゴルファーです。

経営者の勝ち~!

2009年04月29日 | ゴルフ & 旅行
うちのゴルフ場の経営者が代わって3ヶ月。その間いろんなことが変わりました。過去20年間の日本企業による放漫経営に代わって、今度のドイツ人オーナー夫婦は節約するところがガンガン締めて、投資すべきところには投資しようとしています。この3ヶ月で確かにいろんなところが良くなりましたが、急に変化が起こったことに、長年のメンバーは当惑して陰でゴチャゴチャと新経営者の悪口を言ったりしていました。

で、今晩新経営者夫婦とメンバーの話し合いが行なわれたのでした。でも、集まったメンバーはわずかに20数名だけ・・・。そのうち日本人は私と昔からの名誉会員のT氏の2人のみ。皆何をやってんだか・・。

メンバー側の苦情や改善要求については理事が中心になって話を進めました。

★ OUTとINを逆にしたのを元に戻してほしい。

   これについては、元に戻してほしいという人と現状のままでもよいという人に意見が分かれており、これからメンバーやヴィジターにアンケートを取るということになりました。

★ レストランの価格が高くなった。

ひとりずつ意見を言ってと言われましたので、私も日本食の価格が高すぎる。天ぷらそばやうどんが15ユーロというのはありえな~い。15分で街に出ればその半分くらいで食べられると言いましたが、却下されましたわ。
価格をやや高めに設定してあるのは、ダウンタウンの食堂とは違うコンセプトでビストロ風にちょっとおしゃれな料理を出しているからですと。

ドイツ人もゼクト(発泡ワイン)を1杯頼んだら8ユーロ50セントも払わされたとか、ケーキが5ユーロしたので文句言ったら次の時には3ユーロ50セントになったけど、大きさが半減した・・・とか結構ケチつけてました。皆さん、かなりのお金持ちだけど、価格には大変シビアでございます。

★ ジャクジーとサウナの使用時間帯の問題。うちのゴルフ場には男性側にだけ、ジャクジーがついてます。なので、週のうち木曜日はそこを女性に解放しようということになりましたが、木曜日は女子ゴルフ部のトーナメントの日です。ラウンドの後、一杯飲んで結果発表などを待ってると、のんびりとジャクジーに浸かる暇はありません。だから、女性への解放日を変更してねと要求しました。

★ キャディルームの開き時間;メンバーの多くはロッカーを借りていてそこにゴルフ道具やカートなどを置いておけるのですが、それが午後19時以降閉まるのは問題だ。・・・ドイツでは夏になると午後9時くらいまでゴルフが出来るのです。

★ レストランの内装を変えて、ソファや椅子も変えたけど、それが気に入らない。テーブルを挟んでソファが離れすぎていてメンバーとおしゃべりができない・・というのは、長老のお婆ちゃんの意見。

もう~皆言いたい放題。

その他いろんな細かいことに文句をつけたりしましたが、すべて経営者に説明され理由を述べられて、挙句の果には皆新経営者の投資には大変ポジティヴであると言い出して、結局丸く収まってしまいました。ナンだったんだ一体・・。

ま、新経営者は、うちのゴルフ場を良くしようと頑張っているのはわかります。メンバー中心のちょっと高級なゴルフ場を志向しているようです。がんばってるのはわかるけど、一方的にしないで、もっとコミュニケーションを大事にしないとね・・皆疑心暗鬼になってるのです。さ~て、これからどうなるか。



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