ドイツ日記 Les plaisirs et les jours

ドイツに滞在して26年経過。2年後に日本へ本帰国予定。ゴルフを始めて4年半ですが相変わらず下手な初心者ゴルファーです。

カーニヴァル(謝肉祭)

2005年02月03日 | ドイツあれこれ
何の由来があるのか私も定かではありませんが、毎年11月11日午前11時11分11秒に市庁舎のバルコニーにお出ましの市長による「カーニヴァル開始」宣言とともに始まるカーニヴァルも今週そのピークを迎え、来週月曜日、ローゼンモンタークの大パレードを最後のイヴェントとし、聖灰水曜日の前日の火曜日(今年は2月8日)で終わりとなります。本日は「Altweiberfastnacht」といって訳すと「女の懺悔の日、又は断食の夜」とでも言うのでしょうか、カーニヴァルの期間中で最も盛り上がる日です。本日11時11分を境に、どこもカーニヴァルモードとなり、うちの会社でも人事部と有志が企画して大会議室でパーティとなりました。ドイツ風オープンサンド、ベルリーナーというドーナッツジャムパン、アルトビール(当地デュッセルドルフのビール)などが振舞われ、音楽ガンガンで、もう仕事になりませんね。「女の懺悔の日」といっても本日は女性が男性に無礼講を働いていい日で、ネクタイをしている男性はそれを大きなはさみで切られてしまいます。ネクタイは男性の象徴と考えられているのです。切られるのがいやで、この日に限ってセーター姿で出勤したりする無粋な男性も多いですが、ここは、ネクタイをしてきて女性に切らせてあげるのが粋ってもんでしょう。本日ネクタイをしてこなかったある男性は代わりに靴紐を切られてました、ハハ・・・
さて、このカーニヴァルですが、ドイツではライン川沿いの一部の地域と南ドイツで結構盛んですがあとはそうでもないようです。ドイツにおけるカーニヴァルの起源はおそらくローマ帝国がここら辺まで遠征してきて植民地にしたときにローマ人と一緒に入ってきたようです。この当たりではケルン、マインツ、デュッセルドルフ、アーヘンなどの都市のカーニヴァルが有名ですが、リオのサンバカーニヴァルや、ベニスの仮面のカーニヴァルなんかは幻想的でいい感じですが、ドイツのカーニヴァルはとにかくおバカな仮装をして飲んだくれながら芸人の漫才や小話にゲラゲラ笑うというわけのわからないやつで・・・うーんなんだかな・・って感じです。今晩から来週月曜日にかけて旧市街の飲み屋街はすごい人出でにぎわいそうです。臨時のバスや路面電車を深夜遅くまで運行するとラジオが伝えてました。警察も稼ぎ時で、酔っ払い運転の検問に忙しいでしょうね。


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1 コメント

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広報に努める (pfaelzerwein)
2005-02-08 05:27:48
お久しぶりです。百姓臭いといわれながら、広報に努めております。
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