ひとみさんのおうちごはん 「よろしゅうおあがり」

自然の恵みをいただいて、こころとからだが心地いい暮らし

夏の履物 お誂えご報告

2012年08月30日 | 着物

 

昨日は着物を来てお稽古へ。

暑い。暑かったけど、お盆に着た時に比べ、これでも幾分日差しが弱まり風も変わり、わずかだけど着やすくなったのを感じながら、いざ。

足もとは先月浅草の長谷川商店で誂えた夏ぞうり。

浅草デート(^^)っていうことで書きましたが、その時のです。

 

「本日、浅草デート。」 → こちら

 

鼻緒をすげてもらうのはもう今月初めに終わっていたのだけど、何しろ足の具合が悪かったから新しいぞうりをおろして歩くのは、イマイチ気が乗らない。

だから、もしよくなったら昨日履こうと楽しみにしていたんです。

そしたら、まだ完治ではないけどずいぶんよくなったので、よし!!と思い切っておろしました。せっかく夏の着物を楽しむために買ったのに・・・って。

それが上の写真です。ジャーン、お披露目です(^^)。

 

わかりにくいと思うのですが、麻でできたぞうりです。

めちゃくちゃ涼しいとか汗をぐんぐん吸うとかそういうのはないけれど、でも、気持ちが涼しくなってきます。

そしてびっくりしたことに、想像以上に履きやすい。

鼻緒は痛くないのがいいよ・・・って教えてもらったけど、どれがいいのかわからない。

それに私のは共布でセットになったのだし・・・と思っていたら、長いこと履いても疲れません。キツいように感じた足の指先も長くはいてても全然痛くならないの。そして、ほどよく歩きやすい。裏がビロードになってるからだと思います。

底は3段になってるからある程度のところには履いていけると教えてもらったのだけど、正式の場は避けます。フォーマルな素材ではないですものね。だから、お稽古にはちょうどいいかなと思いました。

 横から見たところ。

撮るいい場所がなく、ウッドデッキです(^^;)

 

うーん、履き物ひとつでとっても気持ちがワクワクします。あーとても贅沢。でも、ここで買うとお手頃価格で誂えられました。

 

 こんな箱に入ってました。「御誂」・・・この文字だけで何だか気分上々に。

 

 

 

この時一緒に作った長男の下駄は・・・。

 

ほれ、この堂々の姿。会津桐です。底はゴムのついたのにしました。これだと浴衣にも着物にも使えると、お店の方に教えていただきました。

見ていて、・・・ちょっといいなと羨ましくなります。だって、息子のはちゃんと鼻緒も選んで決めたのですから。そして、取りに行ったときに調整もしてもらったみたいです。

私はその時足が痛くて歩けなかったので、息子に持ち帰ってきてもらいました。私のも、また持っていくと調整してもらえるでしょう。

 

 

並べて撮ってみました。光のかげんでちがうものに見えます。

  

 

 

 

この履き心地のよさ、誂える楽しみ、そして、壊れてもまた直してもらえる安心感。これはめちゃくちゃ幸せです。

まだ9月は履けるでしょうし、そしてまた来年、再来年と、夏に着物を着る楽しみが増えました。

 

さて、もう明日で8月も終わり、着物も単衣(ひとえ)に変わっていきます。

お気に入りの薄桃色の薄物は来年まで着られないと思うと、ちょっとさびしいけれど、また来年を楽しみに。早めにお手入れに出さなくっちゃ。

コメント (2)
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