ひとみさんのおうちごはん 「よろしゅうおあがり」

自然の恵みをいただいて、こころとからだが心地いい暮らし

夏が終わる 2012

2012年08月17日 | 日々のこと

お盆最後の日の昨日は、京都は五山送り火で、今年は夜もいい空でよく見えたようですね。

横浜でお盆を過ごすときはいつも「大文字」が恋しく、さみしい気分を味わったものですが、今年は京都の友人たちが写真をアップしたり、携帯で送ってくれたりして、ここに居ながらにして送り火を見ることができ、ご先祖さん、私の両親もまた戻っていかはるんやなあと思いを馳せることができました。

時代が変わったなあと思います。

見せてくださったみなさん、ありがとうございました。

 

 

おそらく、関西なら昨夜のTVや今朝の新聞とかで画像や写真を目にするのではと思うのですが、こちらではなかなか見ることができません。

今朝の新聞、くまなく探しましたがうちに届くのには・・・残念。

やはりありませんでした。

 

 

時間の流れは年を重ねれば重ねるほど、ふるさとや幼い頃の記憶の中のものになっていくのでしょうか。

大文字の(大文字焼きじゃありません ^^;、送り火が正式でしょうけど、うちの家族やまわりのひとはみんな「大文字」と言っていました)たよりが聞かれておわったら、もう夏の終わりを感じる今日です。

まだまだ暑いけれど、不思議なことに今日の日差しはどこか昨日までとちがってさびれた感じがしました。風もなにかがうつろうような気配がして、季節が刻々と変わっていっている気がしました。

一日でそんなことはないと思うのですけれどね。

 

 

季節が移りゆくことと、もうひとつ感じた変化が今日ありました。

去年まではやりきれなかったお盆という節目がそれほどでもなかったということ。普通に日付が変わっていくこととともにいられたこと。

友だちが見せてくれた大文字のあかりが何かを変えてくれたのではないと思うけれど、こわいものがまたひとつ減った、そんな気がしました。

来年か再来年かわからないけれど、またお盆を京都で過ごし、両親のお墓もご先祖様のお墓も参って、送り火を見る、そんなこともまたできそうな気がします。ふるさとはずっとそこにあって、人もそこにいる、きっと変わらない風が吹き、ただ淡々と、でも温かく迎えてくれる、・・・きっとそうだと信じられそうです。

 

 

さて、夏の終わりの気配を感じながらここ数日お盆の間にしたことは、土用干し。

やっとです。

着物を着て出かけた日の朝も梅を盆ざるに並べていたものだから、手はほんのりと赤く染まり、梅の香りもどことなく漂っていた私です。

7月の終わりに干すことができず、でも猛暑日なら大丈夫と天気予報をにらみながら設定した予定。

 

今日の様子。

 

日中に裏返したところなので、見え方はあまりパッとしないのですが、いい香りが漂っています。ちょっと破れちゃったのをひとつつまんで口に入れましたが、うーん、おいしい♪

しそがまたおいしいのだ。あ~たまりません。

ほんとはもうちょっと奥のデッキのところで干していたのだけれど、木や屋根の影がかかってしまうので、一日中日が当たるところに移動。パッと見ると芝生と枕木のおしゃれっぽい庭なのにそこで土用干しもなかなかいいんじゃないか・・・なんて思ったりして。

 

3日目なので、今晩は夜露に当てて終了・・・まで来ているのですが、明け方にひと雨きそうな気もするし、悩んだすえ、家の中に取り込んでしまいました。

明日は曇りのようなので、一日家で待機させてまた干すか、明日で終わりにするか、迷うところ。

梅仕事が終わるまで、結局夏は終われません。あとひと頑張りです。

 

 

これで終わりにしようとして、そういえば去年のこの時期も「夏が終わる」と書いたなあと思い出し、2012とつけてみました。きっと来年もおんなじじゃないかな、でもきっとまた心で思うことはすこしちがってるかもしれないな、それもまた楽しみです。

コメント
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