浦安中年期外伝

カミさんを師匠に修行中の週末の料理やポタリング、読み散らしてている本の事など

ようこそ、おいでいただきました。

歳をとると日々が過ぎて行くのがどんどん早くなっていきます。ブログの更新がやや散漫になりつつありますが、しっかり元気でやっております。
いろいろなジャンルの本を読み漁り書き散らしてきたウェブサイトは今年で20年を迎えました。これからもどうぞよろしくお願いいたします。 浦安中年期外伝(読書編)
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絵本

2005-06-17 00:31:24 | 出来事
平日なのに家族揃って晩餐は久々。今日のお題は「絵本」思い出に残る絵本は?長男はすかさず、
「急行「北極号」(The Polar Express)」
クリス・ヴァン・オールズバーグ(Chris Van Allsburg)
おぉあったね。イブの晩「鈴の音が聴こえる!」早く眠らないとサンタさんが行っちゃう!!」必死に眠ろうとしていた君を僕たちは一生忘れないよ。
兄妹で好きだったのが、ジョン バーニンガム(John Burningham)の
「いつもちこくのおとこのこジョン・パトリック・ノーマン・マクヘネシー」谷川俊太郎訳。この大人の意表をも付く捩れた着地は何度読んでも気持ちいい。尋常でない目つきの先生。そして最後に登場するゴリラは大けっさくだったね。子供達はいつもここで手を叩いて喜んでいたっけね。

彼の作品「おじいちゃん」は子供にはとうてい理解できないような着地が用意されていてもう涙なくして大人は読めん。しかし子供達もちゃんと理解するのだ。 こんなの 凄すぎ そしてバーニンガム大好き!!

しかし全員一致で文句なしに最高だったのは、
「すてきな三にんぐみ(The Three Robbers)」
トミー=アンゲラー(Tomi Ungerer)
これしかない。この色、イメージ、雰囲気。そしてその着地。絵本独特の静寂さを生かしきった展開。全てにおいて他の追従を許さない孤高の傑作っすね。


そう言や こどもの頃
「いたずらきかんしゃちゅうちゅう(Choo Choo: The Story of a Little Engine Who Ran Away)」
バージニア・リー・バートン(Virginia Lee Burton)
このモノクロ感に浸りきった。


「ちびくろサンボ(The Story of Little Black Sambo)
ヘレン=ワトソン=バンナーマン(HELLEN BANNERMAN)
の最後に描かれるバターとホットケーキの色の素晴らしさ。あの絵はどこへ行ってしまったのだろうか。どうしてこうも鮮明に覚えているのだろう。子供達も大人になって同じように思い出すのだろう。絵本ってすごい力を持っているのだ。