(その4-32)の続き。
(ⅲ)自衛隊幹部のいじめに対する考え方:「いじめや暴力は防衛大や自衛隊の慣習」:自衛隊幹部には虐待を止めない者がいる
防衛大2年生が上級生などから、殴る蹴るの暴力や、1年以上賞味期限が切れたものを食べさせられ、上半身を裸にされ体毛を焼かれて全治3週間のヤケドなどのいじめを受けた【4つ前の画像の上官に腹を焼かれる場面参考】。8人を「傷害罪」で刑事告訴。これに対し自衛隊幹部は「数年前でも校内では行われていた。自衛隊の中でも、そうした事案は多々耳にする。今回、こうして公になったことで、自衛隊の悪弊を絶つための、いいきっかけになると思う」と話し、いじめが蔓延していることを認めた。別の幹部は「こうしたいじめに耐え、いじめられないように立ち振る舞うことも自衛官としての修行」「そもそも、いじめに遭うのは動作が緩慢な者か、やたらと正論を吐く理屈っぽい者が多い。 自衛隊のような戦闘組織は命令一下、たとえ理不尽な命令でも率先して動かなければならない。動作が緩慢な者はいざというときに組織の足を引っ張る。海外からの侵略や震災などの有事の際は、『何が正しいか』を議論している間に、事態が深刻化することもある。本人の考え方を自衛官らしく矯正し、もし向いていないと判断するならば、別の進路を考えさせることも防大同窓の役目だ」。【この幹部はいじめを悪いと考えていない。旧日本軍上官の逆らう下級兵に集中していじめるのと変わらない感覚。逆らえば「別の進路」退職させる考え方。戦闘能力だけが自衛隊員に必要な能力ではない。それぞれの個性に応じて能力が最大限発揮できるよう教育配置するのが幹部の本来の仕事である。サイコパス幹部から最も激しく「いじめ」に遭うのは、正義感が強く決して他者を虐待することがない健康な心を持つ隊員たちである。「正論を吐く」正義感が強い自衛隊幹部が増えてほしいものである】
防衛など自衛隊のあるべき姿は国際関係の分析が必要で、ここでは論じないが、サイコパスの影響を幹部から排除することは、どの国の軍隊でも共通の課題。死ぬことを恐れず積極的に人を殺すサイコパスを利用する軍隊は人類史から一掃してほしいものである。後の項「(3)戦時下のサイコパスの特徴行動」参照。
この項目の情報元:livedoor2014年08月12日社会ニュース自衛官幹部「いじめや暴力は防衛大や自衛隊の慣習だ」
(ⅳ)旧日本軍幹部は自衛隊幹部となり、今でも大きな影響を残している
下記表は旧日本軍幹部が自衛隊幹部へ滑り込んだ人数を示している。合計1068人の旧日本軍幹部が自衛隊幹部の中枢を固めた。戦時中の中国人、朝鮮人などをカラ理由で卑下し侮蔑する他民族蔑視や侵略、虐待、隠蔽体質を一部の自衛隊幹部は引き継いでいると考えられる。この旧日本軍の特徴はサイコパスと共通点が多い。
時期 |
自衛隊の前身 |
旧日本軍から入り込んだ幹部人数 |
||
1951 |
6/1 |
警察予備隊 (180日時限立法。保安隊へ) |
245人の陸軍士官学校58期生。終戦で配属されなかった幹部候補生 |
|
10/1 |
405人の元佐官級(大佐・中佐・少佐:主に連隊または大隊の指揮官や参謀)採用 |
|||
12/5 |
407人の元尉官級(大尉・中尉・少尉:下士官/兵を率いて最前線で直接戦闘を行う)採用 |
|||
1952 |
8/20 |
保安隊 |
大佐級の高級幹部旧陸軍10人、旧海軍1人採用。保安隊発足後入隊 |
|
合計1068人の旧日本軍幹部が自衛隊前進組織の中枢を固めた |
||||
1954/7/1 |
自衛隊(陸、海、空)設立。旧日本軍幹部は自衛隊幹部となった |
情報元:ウィキペディア「警察予備隊」「佐官」「尉官」「自衛隊」(2016/11/28閲覧)を筆者が表にまとめた。
(ⅴ)防衛大学校の旧日本軍の影響例:旧日本軍潜水艦訓練中の事故の乗組員を見習うべき姿として教育している:旧日本軍佐久間大尉(当時30歳)の潜水艦訓練中にバルブ操作用のチェーンが切れ操作できなくなり海水が入り電気系統が全滅、浮上できずに酸欠で死亡した事故。佐久間艦長は死に直面しても冷静に「不注意により陛下の艇を沈め、部下を殺す、まことに申し訳なし」で始まる遺書を残した。遺書原本は広島県江田島の海上自衛隊資料館にある。潜水艦は広島湾沖の瀬戸内海の海底17mに着底し照明はなくても艦の覗き窓から光が入り文字は書けた。欧米の潜水艦事故では艦の出入り口部に殺到して折り重なるように死んでいるのに対し佐久間艦長の部下は死に直面しても自分の部署に最後までいた。任務遂行の見習うべき態度として旧日本軍は盛んに宣伝に利用した。自分の部署にいたのは手動ポンプなどで水を吐き出すなど浮上する努力をしていたためで、出入り口に行っても助からないことが分かっていたから行かなかっただけのことと思う。今でも防衛大学校ではこの事故の乗組員を見習うべき先達として教育している教官がいる。少なくても10年ほど前には防衛大学校の一部で見習うように教育していた。初めての日本製潜水艦の最初の本格的潜航訓練中の事故にもかかわらず浮上しない異常に早期に気が付かない体制や事故対策の工夫を怠った旧日本軍幹部の無責任は追及されない。そもそもチェーが切れるなど部品検査や浸水時の中枢電気系統保護をしっかりやっていればあり得ない初歩的なトラブルが重なっているが、そこは追及されない。命を掛けて任務にあたることを教育するが、その命を救うことには注意を払わない旧日本軍の特徴が出ている例である。【旧日本軍の兵士は命が軽く扱われていたと言うより、軍中枢に入り込んだサイコパスの逆転欲求を満たす犠牲者の位置に兵士がいると理解できる場合が多い。軍中枢に入り込んだサイコパスにとっては兵士の死が快感になっている。サイコパスの幹部は「命を掛けてよく頑張ってくれた」とカラ理由を言うが、内心は死んだことの快感を得ている】。後の項「(3)戦時下のサイコパスの特徴行動」参照。佐久間艦長の事故についてはウィキペディア「佐久間勉」や「第六潜水艇」、Biglobe「佐久間艇長の遺書1」、「美談にはほど遠い佐久間艇長『沈勇』の真実」 http://wind.ap.teacup.com/people/7609.htm(閲覧2017/2/22)lなど参照。
(ⅵ)自衛隊員の自殺率は国民平均より高い:原因の一つに虐待体質が考えられる。
下記グラフは2001~2008年度の8年間の自殺者数調査の結果。陸上自衛隊では国民平均の154%(1.54倍)、国家公務員平均の193%(1.93倍)の高い自殺者割合。健康な青年は、訓練が厳しいだけで自殺することはない。自衛隊内部の虐待体質に主要原因があると考えられる。自衛隊には前の項で述べたように隠ぺい体質があり、「死亡理由不明」、また「訓練中の事故」扱いで、実際の数値はこれ以上と考えられる。航空自衛隊の自殺割合が他より低めになっていることの理由は不明。国民全体は国家公務員より自殺者割合が1.26倍大きいが、民間には資本主義の搾取競争(安く長時間働かした企業が勝利する競争)という虐待環境があるためではないかと筆者は推察する。後の項「経営とサイコパス」参照。
グラフの元データ:下記表による。下記表は表データ情報元より筆者がまとめ作成したもの
|
10万人当たり自殺死亡率(人) |
自殺者人数8年間合計(人) |
自殺者人数年平均(人) |
国民全体平均との比 |
国家公務員平均との比 |
|
自衛官 |
陸上 |
37.0 |
434 |
54.3 |
1.54 |
1.93 |
海上 |
36.3 |
129 |
16.1 |
1.51 |
1.89 |
|
航空 |
24.1 |
88 |
11.0 |
1.0 |
1.26 |
|
事務官 |
防衛省 |
28.2 |
53 |
6.6 |
1.17 |
1.47 |
自衛官関係全体 |
31.4 |
704 |
88.0 |
1.30 |
1.64 |
|
国民全体平均 |
24.1 |
243,210 |
30,401 |
1.0 |
1.26 |
|
国家公務員平均 |
19.2 |
― |
― |
0.80 |
1.0 |
表データ情報元:My News Japanマイニュース 「自衛官の自殺率は国民平均の1.5倍、法務・農水も多い 国家公務員調査 」人事院職員福祉課が2001年から2008年度の8年間の調査http://www.mynewsjapan.com/reports/1317 (閲覧2017/1/5)
(ⅶ)旧日本軍の虐待体質を表現している映画:『真空地帯』(1952日本)や勝慎太郎と田村高広コンビの『兵隊やくざシリーズ』などに表現されている。理由もなく竹刀で殴る、「セミをやれ」と言って柱に抱き付いてミンミン声を出させ、腕の力が弱って柱からずり落ちると殴る。両手に水の入ったバケツを持たせ長時間立たせ、バケツを降ろすと殴るなど。戦後しばらくの間1950~65年頃に制作された映画は、実際に虐待を受けたり、したり、見たりした人が多くおり、実態が反映されている作品が多い。『永遠の0』『男たちの大和』は上官が言うことを聞かない部下を殴る場面はあっても、カラ理由で虐待する旧日本軍の特徴を示す場面はない。サイコパスが関係する戦争の実態とはかけ離れており実態認識を誤らせる。『永遠の0』については本シリーズ(その4-17)「(H)角は橋本久芳を自ら飛び降りさせる:太平洋戦争の特攻に酷似」参照。
(c-5)サイコパスは虐待しているときに犠牲者を笑いものにする:ネット流出の例
角は初代を虐待したとき、みんなの笑いものにしていたが、犠牲者を笑いものにするのはまんじゅうサイコパスに比較的共通にみられる特徴。類似の虐待の動画流出がある。下の画像は殴る蹴るの暴行をしている場面。You‐Tubeで2分ほどの動画を見ることができる。悲惨で目をそむけたくなる。重要な点は動画に笑い声が入っていること。サイコパスの笑う表情は健常者より表面的な笑いであるが大きくは違わない、決定的に違うのは笑う場面が違うことである。健常者が顔をそむけたくなるような虐待・残虐場面、犠牲者の心が破壊される場面でサイコパスは笑う。この笑う場面の違いは、サイコパスの精神構造が健常者とは全く逆になっていることを示している。すなわち逆転欲求構造。周囲に4人いるとのことであるがサイコパスまんじゅうを形成していた場合、殴る蹴るを行っていた人がサイコパスとは限らない。笑っている人がサイコパスで、殴る蹴るを実行している人はサイコパスに操られた疑似サイコパスの可能性もある。疑似サイコパスになると外見上の行動はサイコパスと変わらない。この動画はサイコパスが自分で撮ったか、まんじゅう構造に取り込んだ犠牲者に撮らせた可能性がある。サイコパスは記録を残す。この動画と類似の虐待は繰り返し行われていた可能性、または今後も陰で陰湿に繰り返される可能性がある。筆者は何とかこの犠牲者を救ってほしいと思う。逆転欲求構造については本シリーズ(その4-2)「1.22(1)サイコパスの精神構造=逆転欲求構造」参照
画像出典:【いじめ暴行動画】沖縄市立美里中学校男子が同級生を殴り蹴り嘲笑!2017/1/31。https://news.biglobe.ne.jp/domestic/0130/blnews_170130_9629867835.html (閲覧2017/2/5)画像出典から動画サイトhttps://www.youtube.com/watch?v=nFHmkEpa9wkを見ることができる。
*11:明は初代の上着を引っ張り、家の外まで引きずり出し、わざと殴り喧嘩をしているように見せ「出ていけ」。角らの視線を背中に感じながら強い口調で怒鳴った。そして耳元で「逃げろ」とささやいた。初代の反応は鈍く、ふらふらと暗闇に消えた。明は以来初代の姿を見ていない(毎日2013/09/25)。明はまり子も逃がしたがすぐ戻った。戻った理由不明(読売12/10/15夕刊、読売12/10/29朝刊)。明は9月に逃走(毎日2013/09/25)。【明は瑠衣を逃がす行動をとっていない。とても重要な意味がある。瑠衣は角とサイコパスの融合拡大の状態。瑠衣に逃げる気がないだけでなく、逃がす話をすれば角に漏れ、明を虐待する状態。これについては後の項「(d)谷本瑠衣と角のサイコパス融合拡大」参照】。【明の逃走は初代を殺しかねない状態に追い込まれたことからの逃走、逃走レベル4と考えられる】
*12:明が警察に出頭すると外で角らが出てくるのを待っていたので、この知人の訴えは角が警察を利用して明を見つけ出すためだったと筆者は推測する。明は事情を聴かれ、角のことなどすべてを話した。血だらけで耳が切れ両手に酷いやけどのある明を見て調書や写真が撮られたが「蜜室の出来事で暴力を証明する人がいない」「身内のもめ事なので事件化は難しい」など責任回避で力になることはなかった。署の外で見張られていることを話すと裏口から逃がし、近くの駅から高松を離れ、逃走を続けることはできた(読売12/10/15夕刊読売12/10/29朝刊)。警察対応の問題は後の項で述べる。
*13:明は以来、偽名で生活し生き延びた。しばらくたってから娘2人を取り戻す機会がないか角のマンションの周辺を見つからないように窺っていたことがある。
*14:谷本明が逃走した後、会社の寮に隠れていた長兄(当時60)のところにまり子と谷本隆の2人が来て、一緒に来るように頼んできた。長兄が「絶対に行かん」と断ると、携帯で角に連絡し「気が済むまで殴れ」の指示で、いきなり殴りかかってきて、数回殴った後に帰っていった。以来長兄は2人に会っていない。長兄「2人はまるで洗脳されたかのように角の言いなりになっていた。角は2人を放そうとはしなかった」と話した(産経12/11/10朝刊朝日12/10/19朝刊)【いじめ集団が逆らえなくなった犠牲者を決して放そうとはせず、転校などで物理的に離れるか自殺するまで虐待し続けるのと同様。サイコパスは虐待が麻薬と類似の作用をしているため止められない】
*15:娘2人と谷本隆は角らとともに尼崎へ行った。まり子も谷本隆も嫌がる様子は見せず、むしろ率先して自ら付いていった(読売12/10/17、読売12/10/29朝刊)。【疑似サイコパス前期になると、サイコパスに逆らうことはせず、むしろ積極的にサイコパスの意向を反映させた行動をとる。いじめ集団に巻き込まれた健常者がまるで自ら率先していじめ集団の一員になっているかのように外部から見えるのはこのためである。疑似サイコパス前期の者はサイコパスが後期へ移行させようと強制した時にのみ逃走するなどの抵抗を見せる。サイコパスが停滞期に入り虐待をしなくなると時間とともに犠牲者の呪縛解放が進み、サイコパス化が緩み逃走を図ることがある】
*16:隆から家族に電話「40万円用意してほしい」。銀行で待ち合わせて渡した。家族と接触した最後。家族が携帯に電話してもつながることはなかった(毎日12/10/19朝刊)。
*17:隆虐殺(朝日12/12/2朝刊、神戸12/10/22夕刊)。直系サイコパスまんじゅうで皆吉ノリに続く2人目の犠牲者。後に橋本次郎が虐殺された同じ監禁小屋で虐殺。埋められ遺棄。明の娘2人が疑似サイコパス化し虐殺に直接係った可能性大。警察はノリと同様に事件化せず未解明。
(c-6)虐殺された谷本隆の人柄とサイコパスに屈服した原因
(ⅰ)谷本隆の人柄:下の画像は虐殺された谷本隆当時58歳。子供二人と孫がいる。隆は19歳から高松の建具工場に勤め、真面目で無断で会社を休むことはない。家族でドライブによく行き、ソフトボールが趣味で休日には小学生の試合の審判を務めた。「まじめでおとなしい人」と周囲の人は口をそろえる。長兄は「弟の隆は情にもろく、困っている人をほっとけない男やった」と話した。隆の妻は「夫(隆)は正義感の強い人でした」と話した。角らが弟の谷本明の自宅に乗り込んできたとき、家族に「明のことが心配」と繰り返し話し、「金の問題を解決してくる」(直談判)と言い残して約10キロ離れた明の家に出かけた。以来取り込まれていく(朝日12/10/19朝刊、毎日12/10/19朝刊、読売12/10/19朝刊、神戸12/10/19朝刊)。
画像出典:YAHOO!JAPNブログ1.尼崎連続殺人事件http://blogs.yahoo.co.jp/deliciousicecoffee/46787646.html (閲覧2017/1/17)
(ⅱ)谷本隆が角に屈服した原因:谷本隆はこれまでの人生で、サイコパスのような人に会ったことがない。なぜ人が嫌がることを好んで行い、なぜ人をカラ理由で虐待するのか理解できず、話せばいつかわかると思ったのが屈服した原因。あれよあれよと思う間にがんじがらめになって、自ら疑似サイコパスになり他者を虐待したが、最後は自分が虐殺された。例13北九州監禁殺人事件の虎谷久美雄や主也、川村家と同様の6ステップで虐殺されるに至ったと考えられるが、警察は事件化せずどのように虐殺されたかの情報が少ない。角のマンションの橋本次郎などが虐殺されたと同じ監禁小屋で虐殺されたと思われる。角に屈服した原因は本シリーズ(4-9)「F)a)元警察官主也がなぜ小柄な松永に屈し、家族を殺し、自らが殺されることになったのか(b)主也の対応の誤りまとめとサイコパス対策の基本」」及び本シリーズ(4-27)「(e)男6人以上が居ながら、なぜ女性角に逆らえなかったのか」参照。
*18:情報元:「まとめサイト」年表2
*19:情報元:「まとめサイト」年表2
*20:角は逃走した初代を約4年4カ月後に捕まえた。サイコパスの執念深さがよくわかる。【角は執念深いストーカでもある】03/8月に逃走した初代は友人宅に一時身を隠して、大阪府内の女性保護施設に駆け込んだ。その後、和歌山県内のホテルで偽名を使い、住み込みの仲居として働いた(読売2012/11/16朝刊)。【ホテルの仕事は女性保護施設の紹介だったと筆者は推察しているが情報はない】
(b-7)谷本初代の逃走と捕まった後の虐待
(ⅰ)初代の逃走先の和歌山のホテルでの様子:一緒に働いた男性(62)の話:紙袋一つだけ持ってやってきた初代の姿を覚えている。「髪は丸刈り。話しかけてもポツポツとしか答えない。見るからにふつうでない感じだった」(朝日2013/9/8朝刊)【髪は角の指示で娘に坊主にされていた】。一緒に働いていた男性(68)の話:勤め始めた頃「家族から暴力を受け、逃げてきた」と話していた。働きぶりはまじめで午前5時半には出勤して、着物姿で食事の配膳や掃除を黙々とこなし、帰宅はいつも深夜だった(読売2012/11/16朝刊)。
(ⅱ)角が初代を捕まえた方法:住民票を移したのを察知:角は初代が住民票を移すのを毎日のように調べさせていた。瑠衣証言「角の指示で、まり子とともに尼崎市役所に通って母の住民票を繰り返し確かめ、変わっていたので居どころがわかった」。同一世帯の人(娘)なら本人の委任状なしに住民票を取得できる(朝日2013/9/8朝刊)。
(ⅲ)初代が住民票を移した状況:4年たてばもう大丈夫と思った:一緒に働いていた男性(68)の話:07年秋頃、「車を買うから住民票を移す」と言ったため、男性が「捜している連中が来るんとちゃうか」と声を掛けたが、「もう大丈夫」と笑顔を見せた(読売2012/11/16朝刊)。【初代は4年たてば大丈夫と思った。サイコパスは4年たっても10年たっても、ドーパミンの快感があるので麻薬患者がいつまでも麻薬を求めるように追い続ける】【この4年の間に角は、05/7月に橋本久芳を沖縄で転落死させていなくなり、07年夏に橋本次郎と皆吉次男が逃走して虐待する犠牲者を失い、角の興味が初代に向っていたと筆者は推測する。また、06/12月に2年9か月逃げていたまり子を、警察免許センターを利用して捕まえたことに味をしめ、市役所を利用し住民票で捕まえることに執着した。ストーカは犠牲者をたとえ捕まえることができなくても犠牲者が逃げ回る姿に快感を得ているので、いつまでも追い続ける。サイコパスはストーカでもある】
(ⅳ)初代が捕まえられた時の様子
(その4-34)へ続く。