制服の第二ボタン
卒業式の頃、制服の第二ボタンをあげるという話はいつ頃から、どこで始まったのかな? 私らの頃は、全くそんな風習は無かった。そんな気配も噂も全くなかった。世の中平和になると、余計なことを考える人がいるんだろうな。一時期、制服を廃止した学校も多かったしね?
日本に来る外国人観光客はなぜ増えた?
日本に来る外国人観光客はなぜ増えたのか、あまり納得のゆく説明を聞いたことが無い。世界で旅行する人が増えたので日本へ旅行する人の数も増えたのか、それとも日本へ旅行する人の伸び率が他より大きいのか?
- 外国人観光客が増えた外部要因
①円安
アベノミクスと言うか、日銀の異次元金融緩和によって、円安が6年間も続いている。海外から見ると日本へ行って泊まり、モノを購入すると割安感がある。日本のホテルの宿泊代は日本人から見ると高くても、外国人から見ると割安なので外人客は来る。それでホテルの宿泊代は高止まりするので、日本人客は避けることになる。
ところで、円安はいつまで続くのか? 日銀が異次元緩和を永久に続けられるわけがない。 ここ数年、異次元緩和に名を借りた円安政策により、無理やり円安にしていたので、円高マグマが地下に溜まっていて、今にも噴き出しそうにブツブツ音をたてている。今年あたり円高マグマが噴出しても不思議ではない。
②世界的な好景気で旅行する人が増加
今は世界的に好景気なので、旅行でも行こうかと言う人が多く、世界的に旅行者が増えている。この世界的な好景気がいつまで続くか? 永久に続く好景気は無いので、長くて2~3年かな?
③中国人観光客の増加
中国人で海外旅行へ行ける所得の人たちが増加した。それに、日中関係が若干改善しているので、日本にでも行こうかとなる。トランプ君のおかげで、日中間は(尖閣諸島を除くと)しばらく安定しそう。ただし、中国の経済の変調が本格的になったらどうしようもない。中国の好景気も永久に続くはずが無い!
④格安航空会社LCC
この効果が大きいのは確実。航空運賃が安くならないと、極東の日本まで来ない。
- 外国人観光客が増えた内部要因
これが分からない。日本政府は観光客増加に何かしているのかな? 政府の努力や地方自治体の努力があまり見えてこない。その中で「ビザの廃止」は効いているかもしれない。しかし、外国人観光客を増やす対策として、外部要因と比べるとパワー不足のように思える。
以上をまとめると、外国人観光客の増加は外部要因が大きい。ところが2019年は外部要因のうち、下記の三つの雲行きがあやしくなってくるはず。
①円安
②世界的な好景気
③中国人観光客の増加
これらの要因で乗客が減るとLCCは撤退する。するとさらに乗客が減るという悪循環に陥る。
ということで、2019年は従来ほどには外国人観光客は増えないかもしれない。2020年はオリンピックのおかげで観光客が増えるかもしれないけど、その先は減少すると思う。
2019.03.13