ロシア革命の頃の人
旧ソ連(実質、ロシアとほぼ同じ)は現在よりもいろいろな国や地域を抱えていたので、いろいろな民族がいた。
これは有名な話ですが、ロシア革命を主導したレーニンはトルコ系だし、第二次大戦の頃のロシアの冷酷な独裁者スターリンはジョージア出身と必ずしもロシア民族ではない。
CIGSの「語られないロシアの歴史とアメリカとの深い関係」から引用すると、
レーニン(本名はウリヤノフ)
父はカスピ海沿岸のアストラハン出身の物理学者で、モンゴル系のカルムイク人とトルコ系のチュバシ人の混血。母はドイツ人、スウェーデン人、ユダヤ人の混血。
カルムイク人は現在でもカスピ海の西北岸に自治共和国を作っていて、人口は約30万人。かつては現在のモンゴル西部に住んでいたのですが、チンギス・ハーンに追われて西に移動してきた。現在でもチベット仏教を信仰している。
スターリン(本名はジュガシビリ)
ジョージア人
べリヤ(悪名高い秘密警察の長官、後に粛清された)
ジョージアの中の少数民族であるミングレル人
トロツキー(スターリンと対立、メキシコに逃れるが暗殺される)
ウクライナ生まれのユダヤ人
映画 「戦艦ポチョムキン」
そういえば、昔読んだ本の中に、映画「戦艦ポチョムキン」は名画だという紹介があった。これは白黒でサイレント映画。舞台はウクライナの港町オデッサ。ロシア革命中の1905年(日露戦争の日本海海戦の直後)、ロシア帝国の黒海艦隊新鋭の戦艦ポチョムキンで起きた水兵による反乱事件を描いている。ただし史実と異なる場面が多いらしい。
現代のロシアの人も?
ラブロフ(現外務大臣)
ジョージア生まれで、父がアルメニア人、母がロシア人
ナビユーリナ(中央銀行総裁、ナビウリナとも書かれる)
タタール人
ショイグ(国防大臣)
モンゴル共和国に接する中央アジアのツバ共和国出身で父がツバ人、母がロシア人
新司令官は?
なぜこのような話を書くかというと、プーチンが旧ソビエト連邦(略称ソ連)の再興のようなことを言っているから。上に書いたように、ロシア革命の頃、革命の重要な部分を担った人たちは、必ずしもロシア民族ではなかったし、それは現代でもそう。
理由がもう一つ。ウクライナとの戦争の司令官に任命されたドヴォルニコフは、どこかアジア系のような顔つき(目は青いけど)が気になったから。ネットによると、1961年沿海州南部のウスリースクの生まれとなっているが、わかったのはこれだけで彼の出自は見つけられなかった。
2022年4月27日