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ほぼ週二 横浜の山の中通信

人と異なる視点から見る

北朝鮮の鉄道発射ミサイルは脅威か?

2021年09月22日 | 国際・政治(朝鮮・韓国)

鉄道発射ミサイルは脅威か!

 

9月15日に発射された北朝鮮の鉄道発射短距離ミサイルは、機関車が押す貨車2両の最後尾の貨車から発射された。この発射の様子は北朝鮮が動画で公開している。

 

北朝鮮発表の動画で見ると、この場所は穏やかな山々(低くもなく、高くもない)に囲まれた山の中の線路のようなところに見える。しかし、後から出てくるGoogle Earthの上空から見た写真では、この一帯は荒地のように見えるし、山に囲まれていないように思える。

 

トンネルから出て来た列車は数十メートル進んだところで停車し、最後尾の貨車の天井が開いてミサイルが出てきて、大量の白煙を噴出して空へ飛んで行った。

 

この動画を最初に見た感想は、

 

・山深そうなトンネルから出て来たので、ミサイルをトンネルに隠していたのかな。そうならミサイルの事前探知は難しそう。

 

・単線の線路の下に撒く砂利がきれいで、線路の周囲もきれいに整備されている。(ミサイル発射のために、整備したな!)

 

・架線が無い。(架線があるとミサイルは発射できない)

 

・線路脇に信号線を吊るす鉄塔と電線が2~3本見える

 

・ミサイルを1発打てば、発射時の爆発的な燃焼で、発射台を載せた貨車は損傷し、使えない(はず)。それに、線路に敷き詰めた砂利が吹き飛ばされたりして、線路も損傷するかもしれない。発射台を載せた貨車と機関車の間に繋がれた貨車は、機関車の損傷を最小にするためかな。そして、線路わきに張られた通信線も損傷するはず。

 

などと思った。情報が少ないので、とりあえずGoogle Earthで発射場所を特定しようとしたら、既に特定した人がいた。

 

発射場所を特定した人がいた

 

「鉄道プレスネット」というサイトの9月18日付の「北朝鮮『鉄道機動ミサイル』どこから発射したのか 国際幹線ルートの線路?」と言う記事がある。この記事では、北朝鮮発表の写真とGoogle Earthの写真を比較して、発射場所を特定している。両者の地形の特徴が全く同じなので、ここに間違いない。下にGoogle Earthの写真を載せる。

 

 

・場所は、ピョンヤン(平壌)とロシア国境の町ラジン(羅津)を結ぶ幹線の平羅線のピョンヤンから150キロメートルの地点で「巨次駅」の近く。

(Google Earthに「北朝鮮 巨次駅」と入力し、「巨次駅」の左右どちらかの線路をたどると直ぐに出てくる)

 

・この記事によると、平羅線は電化されているので、本来なら架線があるはず。発射に合わせて架線を撤去したとこの記事は書いている。

 

・ミサイルを積んだ列車が出てくるトンネルは数百メートルほどかと思っていたら、ミサイルを発射した3両編成+貨車1両くらいの短いトンネルだったので、このトンネルに列車を隠すのは無理。トンネルに隠してあった列車がしずしずと出て来るような北朝鮮の演出は上手いが、下手な演出は直ぐばれる。

 

別のサイトの情報として、

・北朝鮮の鉄道は8割ほど電化されている

 

よ~く考えると、ミサイルの探知は簡単では?

 

これらの情報から、初めに思っていたのと違い、探知は容易(少なくとも、トラックに載せる方が探知は難しい)と思えてくる。朝鮮・韓国の人たちは演出が上手い。

 

・全土の8割の電化した線路からミサイル発射する場合、発射する前に架線を撤去する必要があり、衛星から監視していれば発射の兆候はわかるはず。

 

・残りの2割の非電化路線から発射する場合は、架線の撤去は不要。しかし、電化していない路線は幹線ではない(多分)ので、線路も整備されていない可能性大。そうであれば、重量のあるミサイル搭載列車が入線するには、線路の改良が必要。これは衛星から監視していればわかるはず。

 

・ミサイルを発射すると、搭載している貨車や線路、周辺施設も損傷する可能性が大きい。通常使用している線路なら、補修しないと後で使用できない。

 

・ミサイルを隠して保管するためのトンネルが別に必要になる。日常使用している路線には、平常時トンネル内にミサイルを隠しておけない。保管用のトンネルを作っても、そのトンネルに至る線路が必要になるので、衛星から監視していればミサイルの保管トンネルはわかるはず。

 

思ったほど、脅威ではない

 

こうしてみてくると、鉄道移動ミサイルは、あまり役に立たないのでは?と思う。鉄道発射には、発射する線路とミサイルを隠しておくトンネルが必要だけど、線路やトンネルは衛星で監視できる。

 

TVで鉄道から発射するミサイルを指して、「北朝鮮はよく考えている」と誰かが言っていたが、そんなに考えていないのでは?と思う。トラックなどの車両で移動するミサイルの方に自由度があり、保管場所も発射場所も見つかり難いと思う。ミサイルを積んだ列車の移動には線路が必要なので、それほど自由度があるとは思えない。

 

じゃあ何で北朝鮮は「鉄道機動ミサイル連隊」を作ったのか? 金正恩の思い付き? あるいはミサイルを積載するトラックなどの車両(中国製)は故障がちであるが、最近は中国から部品を入手出来ないので修理できない。それで北朝鮮国内で修理ができる鉄道を使わざるを得なかったのでは?と思う。理由は、両方かもしれない。

 

2021年9月22日

 


「東海」は強気、「西海」は弱気の韓国

2021年08月27日 | 国際・政治(朝鮮・韓国)

今日はネタに困ったときの韓国ネタです。

 

この件は

2014年07月22日のブログ「日本海が『東海』なら、黄海は『西海』

2021年03月03日のブログ「韓国の常識は日本の非常識」の「日本海を東海と呼ぶ不思議」

に書いている。

 

韓国は「日本海」を「東海」と呼べという主張を国際機関にしていた。じゃあ、黄海を「西海」と呼べと言う主張を韓国は国際機関にしていたのだろうか? 「日本には強気に出るが、中国には弱気」が韓国の常なのは、中国の属国だった昔からの習慣(あるいは本能)かな?

 

その黄海では、中国から圧力を受けている。中国は124°線をEEZの中間線にしているが、韓国は124°線よりはみ出してEEZを要求している。

 

7月18日付の朝鮮日報日本語版に「中国の掘削船を肉弾戦で阻んだベトナム、西海を中国に差し出している韓国」という記事が出ている。

 

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現在、韓中間では西海境界協定が締結されていない。国際的な慣行は両国間に中間線を引くというものだ。しかし、中国は自分たちの方が領土も広く、人口も多いので、韓国側にはるかに近い所に境界線を引くべきだとこじつけ、押し通そうとしている。そして、東経124度の線まで自分たちの領域だと主張している。

 

中国は毎日数回、海岸巡視船と軍艦を124度線付近まで航行させ、海上哨戒機も飛ばしている。中国の潜水艦がこの海域で作戦を展開する様子もとらえられている。

 

中国海軍司令官は、韓国海軍参謀総長に「韓国は124度線を越えて来るな」と要求した。自分たちは毎日、一方的に韓国の海域の方に来ているのに、韓国には線を越えてくるなと警告したのだ。だが、韓国政府や軍当局はこれにろくに反論もできずにいる。中国の軍艦や飛行機がどれだけ線を越えてきているのかという現況も公表していない。中国の顔色ばかりうかがい、ひたすら低姿勢になっているのだ。

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これを見ると、韓国は日本に対応する態度と、中国に対応する態度では全く異なることが分かる。これじゃ、韓国は中国に「黄海は西海と呼べ」と要求するどころでは無さそう。日本が韓国にバカにされているのは、日本の自民党政府のおかげです。そうですよね、産経新聞さん。

 

2021年8月27日

 


厄介な隣人、韓国

2021年08月09日 | 国際・政治(朝鮮・韓国)

厄介な隣人

 

TVを見ていたら、近所に迷惑をかける厄介な人を紹介する番組をやっていた。例えば、ボロボロで歩道側に倒れそうになっている家に住んでいて、通りかかった通行人にいちゃもんをつけて蹴り倒すおばさんとか、ゴミ屋敷のゴミが隣の敷地まではみ出していて、隣の家の庭にゴミを投げ込むおばさんとか、自分の前の道路は自分の所有だと言って、障害物を置いて通行の邪魔をするおっさんとか。

 

こういう厄介な人が近くに住んでいると、気が休まらない。しかも、市役所や警察がは容易に手出しはできないので、近隣の住民はがまんするしかない。韓国もこういう人と似たような国。

 

テコンドーはメダルのため

 

今回の東京オリンピックで、「韓国発祥の格闘技で同国の国技であるテコンドーにおいて、韓国は男女全8種目中6種目に選手をエントリーさせたが、銀メダル1個、銅メダル2個という結果に終わった。シドニー五輪でテコンドーが正式種目に認定されて以来、韓国勢が金メダルを逃すのは初めての出来事だ」とあるメディアは伝えている。

 

これは有名な話ですが、韓国のメダル政策は、不人気な種目を狙って選手を育成・強化するというもの。テコンドーもその一種なんじゃないですか。だったら、金メダルを逃すのは痛恨の悲劇です。

 

韓国の漫画家の真っ直ぐな意見を読んで感動

 

7月22日のAERA dot.に「『私の祖国と言うのが恥ずかしい』垂れ幕批判の韓国の漫画家に身の安全を心配する声も」という記事が載った。

 

東京五輪の選手村で、韓国選手団が掲げた垂れ幕(内容は反日的な出来事を間接的に連想させる)について国際オリンピック委員会(IOC)が「政治的な宣伝を禁じる五輪憲章第50条に違反する」と撤去を要請し、垂れ幕は撤去されたが、新たな垂れ幕がすぐに掲げられた。

 

このことに関して、ある韓国の漫画家が「『このくらいなら日本は何も言えないだろう』と卑しい気持ちで無意味なシンボルを掲げて様子をうかがい、いつもこう拙速にやって本心がバレバレ。その心はどれだけ貧しいことか」

「私だったら、垂れ幕を掲げるなら『世界人の祭典に参加できてうれしい』、『難しい時期だけどみんなで頑張りましょう』などと書く」

と提案している。

 

全くその通りで、筋の通った明確な主張に感心した。韓国にもこのようなまともな人がいるのはうれしい。

 

人の性格は簡単に変えられない

 

人間の性格は簡単には変えられない。人によっては、いつでも容易に変えられると思っているかもしれないけど、人間はそれほど器用ではない。その例をいくつか。

 

・ガースー首相の回答が的外れ

ガースー首相が新型コロナウイルス対策の記者会見で、記者からの質問(事前に質問内容を入手しているはず)に的外れの回答を繰り返しているのは、官房長官時代の記者会見がそうだったのか、あるいは安倍前首相を真似たから。

 

・産経新聞の野党叩き

野党叩きで紙面を埋めていると、その体質から抜け出られず、だんだん取材力が落ちてくるし、与党も弛んでくる。二階幹事長の「『続投してほしい』という声の方が国民の間にも党内にも強いのではないか」という発言に対し、「ボケているのか」という声があるらしいがこれは間違い。「ボケている」が正しい。

 

・韓国の日本叩き

日本のアラ探しをしていると、そのうちそういう下卑なやり方しか出来なくなる。日本のアラが見つからないと、でっちあげることになる。

 

厄介な国への対応

 

是々非々で対応するしかない。積極的に相手に関与しないし、頼りにしないけど、無視もしない。相手の宣伝に負けないように、こちらの主張を世界に示していく。相手の行動や考えをしっかりと把握して、次にどのような行動に出てくるのか想像し、その時の対応を考えておく。

 

2021年8月9日

 


オリンピック期間中の日韓首脳会談とは自民党政府もチョロいと思われたもんだ!

2021年08月02日 | 国際・政治(朝鮮・韓国)

日韓首脳会談を読売新聞は開催すると書いていた

 

オリンピック開会式に合わせて開催が模索されていた日韓首脳会談は、読売新聞だけ(私が見た範囲です)は開催と書いていた。政府に近い読売新聞が開催と書いたということは、日本政府が開催に乗り気だったということ。しかし、韓国メディアは首脳会談の成果が見通せないと行かないと書いていたので、「これでは日本政府は韓国に譲歩することになる。菅総理はバカだなあ!」と思ったものでした。

 

と同時に、日韓首脳会談の開催をこんなに確定的に書いて大丈夫かな?と思っていたら、案の定中止になった。開催は危ないと思った理由は、後で書くように首脳会談の成果が見通せなかったから。

 

やっぱり!日韓首脳会談は開催延期

 

7月21日の「現代ビジネス」の「韓国メディアが報じない「文在寅五輪訪日キャンセル」本当の理由」という記事に次のような一説がある。

 

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 韓国政府が韓国メディアに流した首脳会談の議題は、以下の3つ。

 

1)慰安婦合意や徴用工裁判などの歴史問題

2)韓国に対する日本の半導体核心部品の輸出規制

3)福島汚染水の放出問題

 

 このうち、ひとつでも「実質的な成果」が保証できなければ訪日しないというのが韓国側の条件だった。

 

 さらに、日本メディアの報道を加えてみると、韓国は日本の輸出規制撤回を「実質的な会談成果」にするため、GSOMIA(日韓軍事情報保護協定)終了猶予の撤回を日本に提示したとみられる。

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「上記三つの議題全てに成果が保証できなければ訪日しないというのが韓国側の条件」というのも本当かいな?という気がする。なぜなら、2)の輸出規制は条件によっては進展があるかもしれないが、1)の慰安婦合意や徴用工裁判と3)の福島汚染水の放出問題はそう簡単に合意できるとは思えない。韓国の要求を日本が受け入れると韓国は思い込んでいたのか? あるいは韓国の要求を日本側に受け入れさせようとしていたのなら、日本も随分軽く見られていたことになる。

 

だいたい、日本側はオリンピック開催中で、そんな余裕がない。そういう状況を考えると、韓国政府は日韓首脳会談に本気で取り組む覚悟だったのか、大いに疑問がある。あるいは、韓国の文大統領の独り相撲(相馬駐韓公使の言う「文大統領のマスターベーション」)だったのかもしれない。

 

それに、この三つの問題の解決に韓国側の用意した譲歩は、「GSOMIA(日韓軍事情報保護協定)終了猶予の撤回」という韓国側にとって痛くも痒くもない問題とは、呆れてしまう。これを大阪流に例えると、おばちゃんが乗った自転車にぶつけられたが、飴一個で「勘弁してよ」というようなもの。

 

もっとも、こういう方法で韓国内の反日感情を煽っていけば、1年以内に行われる韓国大統領選挙に現在の与党から出る候補を有利にすることが出来る。これからも、反日感情を煽るいろいろの政策や事件が起きるはず。これらには、冷静に対応することが必要だし、韓国の宣伝に負けないようにしなければならない。

 

日本の記者について

 

日韓首脳会談が中止になったことに対して、日本の記者が「相馬駐韓公使の発言が原因か?」と質問していた。(最近の日本経済新聞も「相馬駐韓公使の発言が原因」と書いていた)相馬駐韓公使の発言は上にも書いた、「文大統領がマスターベーションをしている」という発言。少し品の無い発言かもしれないが、文大統領にはこれくらい言ってやったほうが良いし、チョロい自民党政府を誤魔化して有利な合意を得ようと考えている韓国政府にはガツンと言ってやった方がよい。

 

日韓首脳会談が中止になった理由は、上に書いたような問題があり、「相馬駐韓公使の発言が原因」だけとは言い切れないのは明らか。日本の記者(ついでに日本経済新聞の記者も)は一般人より考えが足りない。

 

2021年8月2日

 


何でも旭日旗に見える韓国人は「病膏肓」

2021年07月30日 | 国際・政治(朝鮮・韓国)

オリンピック精神に反する韓国

 

Yahooニュースを見ていると、韓国メディアの伝える日本に関するニュースはネガティブなものばかりで、文句を言うために日本に来たのかと思う。小さい時から反日教育を受けていると、そういう習性になるのかもしれないし、日本のアラ探しをしないと帰ってから叩かれるかもしれない。特にメダルを取れなかった場合には免罪符になったりして。

 

それとも、Yahooニュースがそういうニュースばかりを選んでいるから?

 

韓国の長所は日本人にはできない「しつこさ」

 

旭日旗はこのような旗。(私が書いたので、細部が違っているかもしれないのはご容赦)

 

韓国の女性タレントの中国人姑の持つうちわ型プラカードに書かれた画の背景が旭日旗だと批判されている。うちわ型プラカードに書かれていたのは下のような画。この画は、元の画の旭日旗らしい背景部分だけ取り出した。色合いも似せている。これが旭日旗の模様に似ていると韓国の一部の人たちがクレームをつけているらしいが、似て非なるもので、どこをどう解釈すれば旭日旗なのか?と思う。これが旭日旗に見える人は、「病膏肓に入る(やまいこうこうにいる)」(注*)です。

 

某新聞社は旭日旗のような社旗を変更するべき

 

一方、下は日本の某新聞社の社旗を似せて私が書いた画。旗の「朝」の字はパソコンに入っていないので、「朝」で代用している。上のうちわ型プラカードと比べると、こっちの方が旭日旗に限りなく近い。

 

この社旗を使っている日本の某新聞社は韓国からクレームをつけられたことが無いらしい。なぜなのかな? まあ、日本の新聞社だしね。しかし、韓国で取材する時にこの社旗を自動車のフロントに差して韓国内を走ると問題になるだろうな。(日本国内では、昔はハイヤーの先端に社旗をつけていた。最近はつけているのかな? 見ないけど)

 

私の提案は、某新聞社の社旗は変更するべきです。韓国の人が不快と思っていることを某新聞社が理解するのなら。相手に立場になって考えるのが某新聞社の方針だと思うのですが?

 

(注*)「病膏肓に入る(やまいこうこういる

「肓」は「盲」と思っていたので、「やまいこうもう」と読むと思っていたら違った。また、「入る」は「はいる」ではなく「いる」と辞書に書いてある。意味は「病気がひどくなり、治療の施しようがない状態になる」こと。

 

2021年7月30日