STAP細胞に関して、もう書かないと書きましたが、Vacanti教授に関して書かしてください。それは、Vacanti教授が今回の騒動の大本と思われるからです。
今回の騒動で解明されていない部分は沢山ありますが、うやむやにされてしまいそうなのがVacanti教授の関わりです。なにしろ、Vacanti教授は、博士論文を審査した一人でもあり、”Nature” 論文の著者の一人ですから。
その一方、Vacanti教授は、博士論文に置いても、STAP細胞の実験においても、ほとんど関わっていないと推測されます。なぜなら、博士論文でアメリカNIHからの引用に気づかないのがおかしい。それに、理研が3月5日午後に公表した、実験手順の詳細の作成には関わっていないように思えるし、3月14日の理研の中間発表にも、Vacanti教授の関わりは無いようです。
じゃあ、Vacanti教授は、博士論文やSTAP細胞の論文で何をしたのでしょうか?
STAP細胞のアイデアを出しただけ?それとも、論文の書き方も教えた?
Boston Globe紙のCarolyn Johnson 記者の書いた記事によると、Vacanti教授は博士号を持っていないので、医師では無い。記事には、病院の麻酔科部長で、Engineer と書いてあります。一体、彼の正式な肩書、あるいは仕事は何でしょう? 本当にハーバード大学の教授なのでしょうか?
STAP細胞を追っかけている海外のサイト
http://www.ipscell.com/
の3月17日付で、次のような興味ある記事が出ていました。
「Vacanti 教授は、4月1日にBrigham and Women’s Hospitalにおいて、“Tissue Engineering and STAP Cells”という題名で講演する」
Brigham and Women’s Hospitalは、ハーバード大学傘下の病院のようで、Vacanti 教授もここの麻酔科部長ということになっています。“Tissue Engineering” とは、組織工学とか再生医学という訳です。私もボストンに行って、1時間の講演を聞きたいですが、遠すぎます。それに、開催日があやしい。現地に行ったら、誰も居なかったりして。
ところで、Vacanti 教授を調べていたら、ハーバード大の日本人医師の方が、ハーバード大の様子をレポートしていました。
http://zasshi.news.yahoo.co.jp/article?a=20140317-00010000-fsight-soci
フォーサイト 3月17日
前半は、STAP細胞の報道やハーバード大の周囲の人たちの反応について。
後半は、日本の博士号の粗製乱造について。
後半の博士号の粗製乱造に関して、「実は、アメリカも粗製乱造ではないの?」と言いたいところですが、データを持っていないので、ここでは取り上げません。
特に言いたいのは前半で、まるでVacanti 教授が、被害者か第三者のような感じで書かれています。アメリカでは、声を挙げないと承認したことになるという考え方は、そうだろうと思いますが、まるで日本側だけが悪いというような意見はどうかなと思います。
この人は、Boston Globe紙を読んでいるようですが、STAP細胞を追っかけている海外のサイトも読んで欲しいと思いました。
2014.03.19