「世の中、ちょっとやぶにらみ」

本音とたてまえ使い分け、視点をかえてにらんでみれば、違った世界が見えてくる・・・かな?    yattaro-

「4月3日は山上がり!」

2023年04月03日 | つれづれ噺

卯月3日は子供のころから慣れ親しんだ「山上がりの日」である。
春休みのど真ん中で、この日はどこの家庭でも手作り弁当を重箱に詰め家族連れだって、近くの山、川のほとり、池の周りなどなど桜の花のあるところが花見の場所として決まる。
所構わずゴザやムシロを敷いてご近所さんやお友達などが輪になってのお花見。
もっとも、昔から観光地であった錦帯橋などは、五連のアーチが人影に埋め尽くされるほどの賑わいであったのが頭にこびりついている。

そんな恒例行事に逆らうように今年は格別に桜の開花が早くて、しかも連日の好天に恵まれてお花見は3月の終わりからすでに始まっていた。4月3日の山上がりの日には桜の花も散り急ぎ始めており、人間様もそこまで悠長に待てなかった。
そんな今日は、カミさんの故郷を義兄とともに訪れて、義兄の所用を片付けながら改めて故郷の山を眺めた。残りの桜と鮮やかピンクのつつじがマッチしてそれはそれはお見事!!

                
                     桜の向こうに、田舎の小さな山肌をツツジ一色に染めて
                
                      桜とツツジの競演、甲乙つけがたい艶やかさに拍手!
                
                  清流の町岩国市美川町、元は小中学校があった思い出の場所をツツジが彩る

数年前に「故郷の山を守る会」を立ち上げた奇特な人がいて、荒れ果てていた亀山神社の周辺を整備して自生のつつじの保護に乗り出した。
見る見るうちに亀谷神社周辺からふもとにかけてつつじの山となり、わざわざ見物に来る人も出てきていた。
その桜とつつじのコラボレーションも、守る会の高齢化や人手不足で荒れそうになっている。ひょっとしたらこれほどの美しさは今年で見納めかもしれない。そうならないことを願いたいが高齢の部外者は如何ともし難く、見守るしかない。そんな意味からも、義兄の所用お手伝いとは言え、グッドタイミングでの里帰りであり、思わぬ4月3日の山上がりの日となった。

ふるさとは 遠きにありて想うもの ・・・・・・ 人口減少とはかくも哀れを誘うものであるとはね~。          


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