大人の笑顔の真央ちゃん
『すべての悔しさをソチに向けて』
4年前、バンクーバーのリンクで流した浅田真央の涙。
あのときは、世界の2位「銀メダル」に輝いた後の悔し涙であった。
4年前にブログアップした真央ちゃん
あの日から始まった、4年後のオリンピックという特別舞台での、一番高い表彰台を狙った試練。
我々の想像など何の価値もないほどの、高度な、奥深い厳しさとの闘いであっただろう。
できることなら頂点を極めて欲しかった。燦然と輝くゴールドメダルに、あの愛くるしい真央ちゃんスマイルを並べさせてあげたかった。
ところがどうだ!
メダルには手が届かなかったというのに、今回のこの胸の内の爽やかさはなんなのか?
今更くどくど述べるのは時間の無駄、というほど世界中が彼女に称賛の拍手を送っている事実。
新聞テレビのなぞりになってしまうので多くの感想は述べないが、どんな色のメダルの輝きよりも素晴らしい成果を得たのであろう。
それがなんなのかよくはわからないが、4年間努力してきた『心技体』のすべてを込めて、あのフリーの演技に傾注し、何の外連味もなく、堂々としかものびのびと真央ちゃんスケーテイングを魅せてくれた。
ショートプログラム16位。フィギアスケートが始まったとたんに、真央ちゃんのメダルは消えたのである。そんな、世界中の人が暗い気持ちに陥る中で、「4年間の成果を皆さんにお披露目する・・・」こんな素直なサービス精神が、勝敗を超越した世界で、感動を人々の心に植え付けたのだろう。
磨き上げた技量の高さを改めて評価しながら、今一度惜しみない拍手を贈りたい。
いい場面に出会わせてもらった。これほど気持ちが豊かになれる自分と久しぶりのご対面である。
他にも涙腺をゆるませる名場面がいくつもあったソチオリンピック。
人間が一生懸命になる姿ほど、見る人、応援する人の心を揺さぶるものはない。
一生懸命・・・ 目立ちはしないが人知れず努力したこともあったような、なかったような・・・。
文字通りの豪雪と対峙する厳しい生活の中で、ホンの少しでも気持ちの安らぎがもてましたら、オリンピックの効果も大ですね。
メダルこそ手にしなくても、私たちに与える感動は、何物にも代えがたい温かさがあります。
春の訪れはもう少し先になるのでしょうが、どうぞ雪に負けずにお過ごし下さい。
やがて来る暖かな春を待ちましょう。
このむつかしさを、世界の人が注目する中でやってのける精神力。
メダルがすべてではないオリンピックの神髄を見せてもらったようです。
アスリート魂、見習うところはあるようです。
素晴らしいオリンピックの世界を見せてもらいました。
誰の為でも、何の為でもなく、ただただ自分のして来たことを信じる強い心だったのですね。
メダルの価値さえ小さく感じる程の心に残る感動をもらいました。
「感情移入が人生を変える」とある先生がおっしゃっていました。
今回の真央ちゃんからは色んなことを考えさせられました。