2018年、西日本を襲った豪雨の雨雲レーダー
平成最悪の豪雨災害となった2018年7月6日発生の西日本豪雨。丸5年が過ぎた今年も、あの時の再来を思わせる豪雨予報が相次ぎ、今日現在では5年前ほどの厳しい状況ではないが、早期避難の大切さを訴える豪雨情報に悩まされている。
5年前の西日本豪雨では、災害関連死を含めると中国地方で250人が亡くなり、未だ行方不明の人も数人という歴史に残る大惨事となった。
特に広島県・岡山県の被害が大きくて、中学時代の同級生が住んでいる被災各地へ、住所録を探しながら見舞いの電話をかけまくったのを思い出している。
そして広島県の大きな被害を出した方面に住んでいる倅一家が、水や食料を求めて緊急里帰りしたのも記憶に新しい。いま年長さんになった次女が生まれて1才の誕生祝いを過ぎたころだった。住む町を脱出するには交通機関はズタズタ、幹線道路もほぼ通行止め。支線や旧道を探し、数10㎞の迂回をしてなんとか我が家にたどり着いたという怖い恐い実体験がまだ生々しい。
発達した積乱雲が連なって発生する線状降水帯は、過去12年間に全国で300超に上ると気象庁が発表している。
テレビやスマホの天気予法を追いかけていればある程度の予知は出来るが、睡眠時間もあれば仕事に熱中しているときもある。そんなときに襲い掛かる短時間集中豪雨は避けようにも避けられないこともある。また、予想もしていない裏山の突然の崩壊や遠く離れた地域での山崩れが、とんでもない土石流となって襲い掛かる。あらかじめ予測して早めの避難をすれば命は助かる・・・言うのは簡単であるが、実際にその場に直面しないとなかなか重い腰が上がらないというのが本音であり、我が家は大丈夫という人間の安心願望の強さなのかもしれない。
されど、ことここに至っては地球温暖化だの海水温度上昇だの、今までの経験則にない非情さを持っている自然災害。その恐ろしさを恐れすぎるくらいの感度で早めの避難をお勧めしたい。ここにも、自分の命は自分が守る『自助』が最優先されるのだと思う。『言うは易し行うが難し』これも承知で申し上げている。
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