「世の中、ちょっとやぶにらみ」

本音とたてまえ使い分け、視点をかえてにらんでみれば、違った世界が見えてくる・・・かな?    yattaro-

「端午の節句」

2023年05月05日 | ニュース・世相

                 

我が住む団地も造成から28年の歳月。ご多聞に漏れず高齢化の波は押し寄せている。
そんなうつむき加減な状況の中で、ひと区画だけ雑草に覆われていた我が家の横の空き地に、4年前に若い新婚さんが新築して住むことになった。
奥さんは行きつけの歯医者の受付担当で顔なじみというご縁もあり、朝夕の挨拶が心地いい。主人も近くにお勤めで気さくに言葉を交わす。まさに疎遠の多い団地内で希少価値のご近所付き合いである。

入居間もなく男の子が誕生して、昨年に続いて今年も鯉のぼりが泳いでいる。この団地の中で鯉のぼりが泳ぐのは久しぶりなだけにとても新鮮な気持ちにさせられる。端午の節句を祝う親の気持ちは如何ばかりか。はるか昔に私たちも味わってはいるのだが、すでに時効かその時の感動も薄れがちである。
その後女の子も生まれたので、お雛祭りも賑やかであったろう。団地内の平均年齢をグッと下げる若夫婦の存在、今後の活躍を期待してしまう。

そんな新婚さんに倣ったわけでもないのだろうが、ここ数年の傾向として外に出ていた息子や娘が家族と共に親元に戻って、リフォームして同居する家族が4・5軒見られる。家族で同居しないまでも、孫が一人で戻ってきてじいちゃんばあちゃんと一緒に生活する光景もそこここに見られる。核家族の在り方がホンの少しでも見直される時期に来ているのだろうか。

考えてみりゃそりゃそうだよねー、蝶よ花よと必死に育て上げた子供たち。成長と共に親元を遠く離れた生活が当たり前。子どもの頃に住み慣れた故郷の家はどうかすると負の遺産になり兼ねない世の中。時代の変遷とは言えどうもね~。でもまあその分、子供の頃には夢を抱かせ可愛さや楽しさを振りまいて、仕事の疲れを癒してくれたのだから。子ども日ともなると、欲しいというものを求めてどこまででも走り回ったものだ。そのころすでに、この世に生んでくれた恩返しは終わっているのかもしれないねー。


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