「世の中、ちょっとやぶにらみ」

本音とたてまえ使い分け、視点をかえてにらんでみれば、違った世界が見えてくる・・・かな?    yattaro-

「何年ぶりだろうか」

2019年05月24日 | 季節の移ろい・出来事

         
                                  何年ぶりだろう、見事に二輪の花を付け、凛としたたずまいのアマリリス。

裏庭のブロック塀にへばりつくように植えられたアマリリスが、何年振りかに見事な花を付けた。その凛とした立ち姿を褒めてやりたい。

今年もダメだったか~。昨年夏の水やりが不足だったのかね~。肥しも足りんかったのかね~。
などと嘆き節を何年続けてきただろう。昨年も一昨年もその前の年も・・・・・・。
ここ数年一切花を見せなかったアマリリスが、今年は見事に花開いた。写真を数枚撮ってやろうと思うくらい愛おしい。

別に驚くほどのことでもないのだろうが、ほったらかしの主人の怠慢にもめげず「いつか花開こう」と、土の中に根を張って耐えて来たかと思うと、その健気さを褒めてやりたい。真っ白い大きな花弁を手の平で包んでやりたくなる。

水を切らさず、ほどほどの肥しをやれば毎年、季節には花を咲かせるはずなのに。
考えてみれば、花の営みを途切れさせていたのは人間様の身勝手だったのではないか。だとするなら申し訳ないことをしたものだ。
花と生まれて土に恵まれてさいれば、踏み荒らされたり、掘り起こされたりしない限り、いつかは花開く機会をうかがっているのだろうか。
それが花の持つ生命力であり、花の本領発揮と言うことなのだろう。その健気さは見上げたものである。

反省しよう。水やりをサボったことも、ろくに肥しをやらなかったことも。要するに愛情が足りなかったことを。
手を出せばすぐ近くにあって、どうにでもしてやれるのにしなかった。これはよくない。
きれいな花に感動するためには、それなりのちょっとした心がけが要る。頑張って成果を出そうと努力する姿に拍手を贈りたいなら、同じようなちょっとした心がけが要る。
そんなことは、子育て孫育ての中で、多くの似たような体験をしてきているはずなのにね~。            

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