ようやく年賀状の宛名書きが、今年もパソコンで
12月のカレンダーの予定欄は結構詰まっている。それにプラスして定期的な点滴注射をはじめ、病院に通う回数も増えて忙しい忙しい。
高尚な先生と呼ばれる人もお寺の和尚さんも、忙しくて思わず走ってしまう気ぜわしい師走。ちっぽけなアタシの生活でさえ、やっぱし忙しい。
残された2週間の間にもまだまだ色んな予定がある。玄関に飾る注連縄(しめなわ)もこの手で綯わなきゃならない。
そんな中で気に掛かっていた年賀状にやっと手が出せる時が来た。そういえば年賀状を買ったのはいつだったろう。
手に入ったころから少しずつやっておけばこんな憂き目にゃ合うまいに。それが出来ないんよ。コツコツとか人知れず見えない努力、なんていうのが苦手なんだね~。絵や写真を盛り込む裏面も、住所氏名を書くおもて面も、ちびっとずつでもこなして行けばいいのにね~。これがなかなか。
もっとも、サボり心ばかりではなく実際に忙しかったのも確かだ。同じ忙しさでもひと昔ふた昔前なら、あっちの忘年会こっちの忘年会。小さな街のネオン街を徘徊した。下戸の割には付き合い上手だったのか、水割り一杯で何時間も遊んだ遠い昔。
わけもなくそんな昔を思い出しながら、年賀状に精を出している。まだ時間は十分ある。年に一度の交流の人も多くなった。年に一度の交流がものすごく大切に思える人も多くなった。
時間に追われる年賀状作りではあるが、手抜きはせずに、たとえ一文字でも心を籠めよう。手にしてくれる人の顔を思いながら。