「世の中、ちょっとやぶにらみ」

本音とたてまえ使い分け、視点をかえてにらんでみれば、違った世界が見えてくる・・・かな?    yattaro-

「今年の収穫」

2011年12月30日 | つれづれ噺

                 
いよいよ残すところ一日となったこの一年。
全てを振り返るのは明日の仕事に残しておきたい。
本日ただ今思うのは、今年も色々あったよな~と、感慨ひとしおというところか。

今にして思えば、随分いろんな場所に色んな足跡を残してきた。
どこに、どんな足跡を・・・?それは靴箱に眠る靴に聞いてみなければ分らないが、またひとつ多くの経験を積んだ一年であることに違いはない。
そんな場面の一つひとつで身に着いたことも少なくない。忘れ去ったことも多くある。

そんな中で特に「今年の収穫」として特筆すべきが、旅先で見つけた小さな掛け軸に刻まれた言葉との出会いである。
気という字が長~~く書いてある。その中に心という字がまん丸く。腹と言う字は縦ではなく横に寝ている。人と言う字が大きく大きく、その中に見えないほどに小さく己という字がぽつんとある。『気は長く、心は丸く腹立てず、人は大きくおのれ小さく』 ということ。

京都の臨済宗の古刹「大徳寺」の数ある塔頭の中でも、日本最古の玄関として「国宝」に指定されている荘重な門構えを持つ、「大仙院」の客間に掛けられていた掛け軸の一つ。
また、室町時代の代表的な枯山水庭園及び方丈建築が歴史資料としても有名な大仙院。

この掛け軸に出会ったとき、何かに突き動かされた気がした。
自分にないものが全て凝縮されているような墨蹟。最後の部分、「人は大きく己は小さく」は、特に反省しきりの赤面ものであり、改良すべき点として肝に銘じた。
いいものに出会った。早速取り入れた。年賀状にも何枚か遣わせて頂いた。
今年の大きな大きな収穫。来年につなげて行こう。行けるかな~~?

コメント (4)
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