怒りのブログ

憤りを言葉にせずになんとしようか。

教育に金を出さないけれど結果を出せとは

2007-06-28 21:06:26 | ニュースから
パンパンにふくれあがった教育施策。
金は出ないのね。
文科省は予算をとれない能無し省庁なのね。
安倍は教育再生だとか言っていた気がするけれど、実質的なことは何もやらないということがここでもわかる。

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教育費支出、9年連続で減少 文科省調査(朝日新聞) - goo ニュース

なんでか聞いておいで

2007-06-28 21:01:07 | 教育
「Aくんに蹴られた!」
憮然とした態度で私のところにやってくる登校時の子ども一人。

そういった場合、まずダイレクトには相手をしない。

「なんで蹴られたか聞いておいで。」

たいてい驚く。
おそらく自分の境遇に共感してくれたり、相手を叱ってくれたりすることを期待していたのだろう。

ちょっと間を置いて、
「私がXX(悪口)って言ったからだって。」

「そう。理由はわかっているんだね。で、どうしてほしい?」
「・・・。あやまってほしい。」
「そう。じゃあ(相手を)呼んでおいで。」

その後、事実確認を二人にさせて(事実関係以外できるだけ口出しをしない。)、あやまりの儀式をすませておしまい。

そのうち私をまねて事後解決したりする子が出て来る。
何か泣いている子がいると、私に言う前に何があったか聞いて来る。
そうやって生活の中でお互いが関わり、コミュニケーションの力も自己解決の力もついてくる。
担任側も余裕をもって子どもをみることができるようになる。

これが成立しないと崩壊しやすいと思う。
(ま、必要条件の一つだけれど。)

こういうのって、親はどう見るのだろう。
たまに思う。

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文脈と視線を合わせないコミュニケーションと

2007-06-28 20:49:19 | 戯言
今日は出張だった。
帰りにバスに乗ったのだが、丁度、地元の養護学校の生徒数人と乗り込んだ。

彼らの話はくったくのない調子で、優しい世界が広がっているように感じられた。

ふと窓の外を見ると、同じような制服の子どもが歩いていた。

B男「あ、A君。歩いているね。」
C男「本当だ。A君はなんで歩いているのだろう。」
B男「そうだね。なんでだろう。」
C男「彼はバスに乗らないで歩くんだよ。駅まで乗らないんだ。」
B男「バスの方が歩くよりも早いのにね。」
C男「そうだよね。場合によっては歩く方が早い。だけどバスは楽だよ。」
B男「バスに乗ればいいんだよ。なんでか聞いてみたいな。」

話はなんだか少し食い違いながらも延々と続いて行くように思えた。
とうに歩いていたA男は見えなくなっているのに・・・。

B男「あ、図書館。ここのカードをもっているからよく借りるんだ。」
C男「そうなんだ。ぼくもカードをもっているよ。授業で調べた本もここで借りた。」
B男「君は家に帰って何をする?」
C男「宿題して、お手伝いして、ゲームする。」
B男「本は読むか?ぼくはよく読むんだ。」
C男「すごいね。ぼくは読まない。・・・いや、ぼくはたまに読むよ。」
B男「文学は読むかい?」
C男「読まない。」
B男「ぼくは太宰治や芥川龍之介を読む。」
C男「すごいね。ぼくは新約聖書を読んでいるよ。」
B男「うん。ぼくは文学が好きなんだ。」

彼らは目を合わさないで会話をする。
でも、お互いを受け止め合って話している優しい声が響く。
相手の言っていることが少々わからなくても相づちを打ち、話を合わせるかのように話題を自分なりにつなげる。

この子たちと一緒にいると楽しいだろうなと思った。

私はどういう文脈で彼らの話を聞いたのだろう。
帰りの電車で考えてしまった。

おそらく私が彼らのような話でコミュニケーションをとった場合、現時点での人間関係は成り立たなくなるだろう。

幼い息子達が、自分のタイミングですり寄ってきたり、勝って放題にふるまったりすることも思い出した。
それでも受け止められるのだ。
そう漠然と考えた。

だれもが信頼し合って過ごすというのは、きっと楽なことなのだと思う。

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彼らの会話で、そばで思わず吹き出しそうになったのは、鳥(キビタキ)の写真をつかったCMポスターを指差して、
「この鳥、何?」
「・・・カワセミだよ!」
「そうか!すごいね君。」
「うん。有名だよ。」

鳥はキビタキと脇に書いてあった。
が、そのすぐ近くにカワセミクラブとも書いてあった。
どこに視線が言って話が成立したのかわかり、なるほどと思った。

もちろん、これも視線を合わせずに話合っていたので、言葉の抑揚が不思議な響きで、ユニークだなと感じた。

空調服

2007-06-28 02:40:50 | 戯言
ネットのニュースで話題になっていて驚いた。
「空調服」

そういう服が既に実用化されているらしい。
着ている人をみたことはないが、Yシャツやブラウス、作業着、ズボン、手術着などがあるらしい。

問題は三点。

まずはデザイン。
ファンがついているのがミソなのだが、外からまるわかり。
しかも着ている時は服がふくらむようだ。
ま、そういう仕様だから、着たいという人にはさして問題にならないかもしれないが・・・。

次に、値段が一着一万数千円もする。
これは強烈だ。
ジャケットを一枚買うような値段でYシャツを買えるのか?

三つ目は電源の問題。
PC作業のときのユニフォームも出ていて、それはUSB供給バージョンもあるそうだ。
消費電力は2.5Wくらいだから、乾電池2本程度は仕込まないとならない。
個人的には太陽電池にならないかなぁ・・・と。

ま、もう少し低価格になったら買ってみたいな。
あ、洗濯はファンを外すのかな?
音はどうだろう?
他にも気になりだしてしまった・・・。

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大好きになる体育の授業(日本標準)山内基広2007.05

2007-06-28 01:31:39 | 教育書
「ねこちゃん体操からはじめる器械運動のトータル学習プラン 」に引き続きの一冊。
小学校体育の内容をほぼ網羅した。
決定打だろう。

もちろん「ねこちゃん体操」もきれいな図版になって載っているが、他の単元もうまく組み入れている。
体育同志会の有力な実践者としての総括ともとれる。
前書を買った人も欲しくなる本だ。

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最近、この手のものはMOOKが多いのだが、これは書籍として出ている。
そういった意味では入手期間が長くていいのだが、いかんせん実践書は絶版になりやすい。
どちらにつけ、売れたものは再販を願いたいものだ。

句読点の指導

2007-06-28 00:37:51 | 教育
句読点の指導というのは一朝一夕ではいかない。

文の形を教えながら、少しずつ(けれど段階的に)やっていかなければならない。

少し類型を押さえながらやっているが、言葉は生き物なので、実際に書いてみると、その理解のハードルは高い。

「書きたい事「書き手の想い)」と「文を整える事(読み手を考える)」は容易に繋がらないし、書式を整えた文を書く事は技術的だ。
二つの想いをいききしながら指導したい。

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水泳

2007-06-28 00:33:08 | 教育
以前の記事で、「yo先生の水泳指導についてのお考えは?」というのがあったが、今年の水泳の様子を書いておく。

水泳は「浮く」が基本。

そのためには「呼吸の仕方」と「力の抜き方」が大事。

前者は口で呼吸するよう矯正が必要。
後者はメンタルと姿勢が大切。
小学生なので、どちらも楽しく自然にやらせることが肝。
理論説明は後づけになる。

「完全に浮ける」ということは、「姿勢を変えられる」ということ。
だから「呼吸体制でもメンタルは大丈夫ということ」。
沈んでも浮くまで「待てる」ということ。

いや、実は浮けると泳げる。

私は25m泳げない子どもが海にいったら40分の遠泳を泳ぎきったのを見ている。
浮ければあとは進むだけである。
スピードを求めなければだれでも浮けば、姿勢を変えられるのだから、泳げる。

「浮く」の次がある。
「浮く」の次は「つかむ」。

これは高度だ。
水をつかめるようになるためには、「フォーム」は大切だが、「感触」がわかってフォームが理解できる。

最終的には「つかむ」に関しては「程度」が効いて来る。
努力で補える以上に才能が効いて来る。

だけれど、そこは目をつぶって「フォーム」と「感触」を行き来しながらいろいろな泳ぎを泳げるようになっていく。

今年の子どもには、まず「呼吸」と「浮く」を教えている。

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今日は日に焼けた。
背中と肩が熱い。

1年生の算数

2007-06-28 00:20:23 | 教育
足し算をやって引き算に至る。
結構大変だなぁ。

数字を使っているのだけれど、具体物や半具体物でないとイメージできないし、操作活動や言葉による理解、語呂合わせ、色塗り、もちろん四肢の指もなんでも総動員だ。

たぶん、試行錯誤を繰り返し、いろいろな場面で考えさせることで貝の口をこじ開けるように少しずつイメージが作られていくのだろうなと、私がイメージしている。

印象的で様々な活動を通して少しでも頭の中で考えられるようになってほしいものだ。

「おいおい、そこの君。話を聞かないと次の操作がわからないだろう。それじゃあいつまでたっても足踏みだぞぉ。」
思わず注意する。
でも、そういったぼーっとした子でも、子ども達同士で声を掛け合う活動などの中や、似たような活動の反復の中で少しずつ追いつき、できるようになっていく。

子どもって不思議な生き物だ。
大きく成長するんだものな。

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