FBにも投稿したところですが、NHK・BSプレミアムの「ZARDよ永遠なれ」を見ました。
家族を遠ざけて一人で見たので、ちょっと油断して涙腺が緩んでしまいました。
今年は13回忌なのにBeingは何もしないのかなぁ、と思っていたら、こんなことをしていたんですね。
とはいえ、たぶん見たことのある映像や既知のエピソードばっかりなんだろうな、とあまり期待はしていませんでした。実際、おおむねそうだったのですが、今回の番組は坂井泉水さんの「詩の力」に着目して、残された言葉の膨大なメモを分析するなどして、その生まれてきた経緯を明らかにしようという試みが新鮮でした。
ZARDの作品の素晴らしさは、実は「歌詞」にあると私は思っています。というか、ファンはみなそう思っているでしょう。Beingもそう思っていて、坂井さんの書いた歌詞で詩集を何巻も刊行しているほどです。
曲として聴いても素晴らしいのですが、メロディを離れて言葉だけを読んでいると、そこに歌われている女性の心の動きや感じ方などがじんわりと、しかししっかりと伝わってくるのです。そしていつのまにか共感してしまっているのです。それからまたあらためて曲を聴くと、以前にも増してその内容がひしひしと身に染みてくるのです。わが秘密結社Z団は、坂井さんの誕生月である2月(デビュー月でもあります)と、ご命日の5月にZARDの詩の大朗読会を開催しているのです。
番組全体として、今回の取材で初めて明らかになったようなことをいうズルイ部分もありましたが、まぁ、NHKとしてはよくやったといえるのではないでしょうか。特にレコーディングディレクターの寺尾広さんや、友人でもありライバルでもあった大黒摩季さんの語るエピソードは興味深かったですね。また、レコーディングトラックの完成以前のバージョン(失敗部分や途中で変更した部分など)の公開は初めてだったのでは、と思います。
しっかり録画しておいたので、何日かしたらまた見てみようと思います。
写真はファンクラブの会報の、紙バージョンで発行された最終号です。