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ここに死体を捨てないでください 東川篤哉

最初の100ページくらいまではミステリー要素の薄いユーモアドタバタ劇かと思ったが、2つめの殺人が起こるあたりで、作者のおなじみの世界であることが判明、そこからは無条件に楽しく読めた。湖のトリックなどは、4つも必要か?2つでいいじゃないかと思うのだが、これは明らかに著者の読者へのサービスだ。そう考えると、多少無理のある展開やトリックも、許してしまえる。そうした温かい目で読んでもらえる作家というのは、そんなには多くないはずだ。これも才能なんだろうなと思う。(「ここに死体を捨てないでください」 東川篤哉、光文社)

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