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六月のぶりぶりぎっちょう 万城目学

直木賞受賞作のシリーズ新作品が早くも刊行ということで早速読んでみた。受賞作品同様、京都の町を舞台にしたファンタジー小説、今回は清少納言と織田信長が登場する京都愛に溢れた2作品が収録されている。荒唐無稽なストーリーと京都ならではという感じの迷宮要素が相俟って爽やかな読後感を堪能したし、正解のない歴史の謎に興味を持ち続けることの大切さや面白さもしっかり伝わってきた。まだまだ続編が期待出来そうなのが嬉しい。(「六月のぶりぶりぎっちょう」 万城目学、文藝春秋社)
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