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胞子文学名作選 田中美穂

このブログを書き始めて7年、初めて読んでいない本を取り上げることにする。しかも、本書は多分しばらくの間、眺めるだけで読まないことになるだろう。本の名前は「胞子文学名作選」。出張先の名古屋の本屋さんに立ち寄ったら、偶然、「奇跡の装丁」と話題になった本書の現物を見つけた。もちろん現物を見るのは初めてだし、手にとって見ることができるとは思っていなかったのでびっくりした。「奇跡の装丁」本の「奇跡の重版」という趣旨の張り紙はしてあったが、普通に本棚に置かれていた。イメージよりもやや小ぶりで、見た感じも意外に普通っぽい。「装丁」が命というだけあって、1冊1冊しっかりビニールのカバーが施されて陳列されていたが、1冊だけ見本用で中身をみることができた。しばらく手にとって眺めた後、カバーのついた1冊をレジに持っていき、無事入手した。カバーを外さなければ読めないのだが、カバーを外す気には当分なれそうにない。もう1冊買って、読書用と保存用にするという手もあるがそこまでするのもためらわれる。しばらくはこのままにしておこう、その間読めなくても仕方ない、と思うことにした。こうなると、本書の姉妹本「きのこ文学名作選」も手にとってみたい。(「胞子文学名作選」 田中美穂、港の人刊)

 

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