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イヴァナ・リンチ サイン ルーナ・ラブグッド ハリーポッター

もう1枚ハリーポッター関連で、映画「ハリーポッターと不死鳥の騎士団」でルーナ・ラブグッド役を演じたイヴァナ・リンチのサイン。「不死鳥の騎士団」のオーディションで選ばれた全くの新人ということで、データベースで調べても出演作は1本だけ、その他は出演予定作として「謎のプリンス」の名前があるだけである。映画では、つかみ所のない感じだが重要な役割を演じていたし、さらに完結編の第7巻では、「不死鳥の騎士団」の中心メンバーとして、ますます重要な役割を演じていくことになる。私生活では筋金入りのポッター・ファンとのことで、昨日紹介したケイティ・ラングとは逆に大変評判が良いようだ。サインも、個性的だが、フルスペルで誠実さが伺われる大変良いサインである。
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楽園の作り方 笹生陽子 

作者の本は「僕は悪党になりたい」に次いで2作目だが、本書は名作といわれる「僕は…」に負けず劣らず面白かった。その文体や世界は「僕は…」とかなり似通っている。ストーリーとしては、都会育ちで苦労知らずの中学生が親の事情で田舎の分校に転校する、といういかにもよくありそうな話だが、解説に「仕掛けのある小説」とある通り、ある事実が読者に提示された瞬間、読者は全く違う見方をしなければならなくなってしまう。その事実が明らかになった後も主人公の語り口等に大きな変化がないのだが、それが却っていじらしい。中編といった方が良いほど短くて読みやすい本だが、大変面白い小説だ。(「楽園の作り方」笹生陽子、角川文庫)
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