みなさん、こんにちは。
今回はケース4です。
では、考えてみましょう。
50歳代女性
サルコイドーシス、糖尿病、喘息などでフォロー中
1か月前からの両手のこわばりあり
ESR 正常、CRP正常
で紹介
診察にて、Prayer’s signあり
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みなさん、こんにちは。
ではみてみましょう。
診断仮説:DVT
検査:下肢静脈エコー施行
静脈内血栓を認めた。
確定診断:DVT
治療:ヘパリン持続点滴、その後経口薬による抗凝固療法
まさに院内発熱の7Dですね。
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皆さん、こんにちは。
今回はケース3です。
では、みてみましょう。
70歳代女性。
2週間前より“右膝関節痛”
その後、37度台の発熱あり
整形外科受診
血液検査:WBC 7000, CRP 10
関節穿刺液でWBC+あり
化膿性関節炎の疑いで整形外科入院
. . . 本文を読む
みなさん、こんにちは。
入院患者の発熱では、肺炎や尿路感染症以外にも7Dに注意ですね。
Drug
DVT/PE
Device
CD
Pseudogout: CPPD
Decubitus
Debries
さて前回ケースの仮説と検査をみてみましょ . . . 本文を読む
みなさん、こんにちは。
さて、今回のケースは入院患者さんの発熱です。
では、みてみましょう。
90歳代認知症女性、脳梗塞で入院中
もともと右半身不全麻痺あり
5日前からの発熱あり、38度台
左手の腫脹、発赤、熱感、疼痛あり。
左手関節の腫脹、発赤、熱感、圧痛あり . . . 本文を読む
みなさん、こんにちは。
前回の身体所見に基づく診断仮説はGraves病(Basedow病)による甲状腺機能亢進症です。
亢進症では、脛骨前粘液水腫を呈することがあります。
その後の診療は下記の流れとなります。
検査:T4およびT3高値。TSH低値。TSH受容体抗体 . . . 本文を読む
みなさん、こんにちは。
では、下記ケースの診断仮説を考えてみましょう。
40歳代女性
3週間前からの倦怠感と両側下腿浮腫
VS正常
両側下腿に非圧痕性浮腫あり
前頸部の腫脹あり
ベル型聴診器で血管雑音を聴取
答えは次回に・・・
写真 沖縄市内でみつけま . . . 本文を読む
みなさん、こんにちは。
今回から始まる新しいシリーズでは、ケースをベースにして、診察の実際について学習していく。
診断の大部分は問診と診察によって行われる。
診察の役割には、問診で作成した診断仮説を診察で確認するというものがある。
これを仮説に基づく診察という(hypothesis-driven physical examination) . . . 本文を読む
みなさん、こんにちは。
原因不明の発熱や不明熱では、「穴」に注意しましょう。
中耳炎、副鼻腔炎、歯肉炎・歯周囲膿瘍が原因のことがあります。
直腸診も大切ですね。
肛門周囲膿瘍、前立腺炎・膿瘍、骨盤炎症性疾患の診断につながることがあります。
陰部の潰瘍はベーチェット病やライター症候群(反応性関節炎)を示唆する所 . . . 本文を読む