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燃えるフィジカルアセスメント

総合診療医徳田安春の最新医学情報集。問診、フィジカル、医療安全、EBM、臨床研究に強くなれます。

ケース4の診断仮説は?

2019-09-12 | 勉強会
  みなさん、こんにちは。   今回はケース4です。   では、考えてみましょう。   50歳代女性 サルコイドーシス、糖尿病、喘息などでフォロー中 1か月前からの両手のこわばりあり ESR 正常、CRP正常 で紹介 診察にて、Prayer’s signあり &nbs . . . 本文を読む
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前回ケースの診断

2019-09-11 | 勉強会
    みなさん、こんにちは。     ではみてみましょう。   診断仮説:DVT 検査:下肢静脈エコー施行 静脈内血栓を認めた。 確定診断:DVT 治療:ヘパリン持続点滴、その後経口薬による抗凝固療法   まさに院内発熱の7Dですね。   & . . . 本文を読む
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診断仮説ケース3

2019-09-10 | 勉強会
  皆さん、こんにちは。   今回はケース3です。   では、みてみましょう。   70歳代女性。 2週間前より“右膝関節痛” その後、37度台の発熱あり 整形外科受診 血液検査:WBC 7000, CRP 10 関節穿刺液でWBC+あり 化膿性関節炎の疑いで整形外科入院 . . . 本文を読む
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ケース2の診断仮説

2019-09-09 | 勉強会
  みなさん、こんにちは。     入院患者の発熱では、肺炎や尿路感染症以外にも7Dに注意ですね。     Drug DVT/PE Device CD Pseudogout: CPPD Decubitus Debries        さて前回ケースの仮説と検査をみてみましょ . . . 本文を読む
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ケース2の診断仮説は?

2019-09-06 | 勉強会
  みなさん、こんにちは。     さて、今回のケースは入院患者さんの発熱です。     では、みてみましょう。 90歳代認知症女性、脳梗塞で入院中 もともと右半身不全麻痺あり 5日前からの発熱あり、38度台 左手の腫脹、発赤、熱感、疼痛あり。 左手関節の腫脹、発赤、熱感、圧痛あり . . . 本文を読む
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ケース1の診断仮説は?

2019-09-05 | 勉強会
  みなさん、こんにちは。     前回の身体所見に基づく診断仮説はGraves病(Basedow病)による甲状腺機能亢進症です。     亢進症では、脛骨前粘液水腫を呈することがあります。     その後の診療は下記の流れとなります。 検査:T4およびT3高値。TSH低値。TSH受容体抗体 . . . 本文を読む
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診断仮説トレーニング ケース1

2019-09-04 | 勉強会
みなさん、こんにちは。 では、下記ケースの診断仮説を考えてみましょう。 40歳代女性 3週間前からの倦怠感と両側下腿浮腫 VS正常 両側下腿に非圧痕性浮腫あり 前頸部の腫脹あり ベル型聴診器で血管雑音を聴取   答えは次回に・・・       写真   沖縄市内でみつけま . . . 本文を読む
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診断仮説と診察

2019-09-03 | 勉強会
  みなさん、こんにちは。 今回から始まる新しいシリーズでは、ケースをベースにして、診察の実際について学習していく。 診断の大部分は問診と診察によって行われる。 診察の役割には、問診で作成した診断仮説を診察で確認するというものがある。 これを仮説に基づく診察という(hypothesis-driven physical examination) . . . 本文を読む
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不明熱でのフィジカル・ピットフォール

2019-09-02 | 勉強会
  みなさん、こんにちは。     原因不明の発熱や不明熱では、「穴」に注意しましょう。 中耳炎、副鼻腔炎、歯肉炎・歯周囲膿瘍が原因のことがあります。 直腸診も大切ですね。 肛門周囲膿瘍、前立腺炎・膿瘍、骨盤炎症性疾患の診断につながることがあります。 陰部の潰瘍はベーチェット病やライター症候群(反応性関節炎)を示唆する所 . . . 本文を読む
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