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内分泌疾患の角膜所見

2022-01-23 | 闘魂症例検討会

みなさん、こんにちは。

 

角膜を横切るように帯状に白く混濁したものを band keratopathy、すなわち帯状角膜症と呼ぶ。

 

ひどい場合は結膜にも達する。

 

高カルシウム血症をきたす病態でよく見られる。

 

原発性副甲状腺機能亢進症、サルコイドーシス、vitamin D中毒、そしてミルクアルカリ症候群などである。

 

高カルシウム血症が正常化したあとも、この所見は残る。

 

高カルシウム血症以外でも以下のような病態で認められることがある。

 

二次性副甲状腺機能亢進症、ベリリオーシス、多発性骨髄腫、ホジキン病、関節リウマチ、痛風、結核などである。

 

また、角膜の周辺にミルク色の色素沈着によって石灰リングを見るものリンブス徴候、limbus signと呼ぶ。

 

老人環すなわち Arcus senilis とよく間違われる。

高カルシウム血症で認められる。

 

高カルシウム血症がなくても、血清カルシウム×リンの積が上昇した場合にも認められることがある。

 

老人環は高齢者で認められる変性徴候である。

 

アークと呼ばれているようにまず弓形から始まる。

 

 

写真:本島北部名護市の海岸二か所目

 

 

 

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