急性髄膜炎の可能性が否定できないとき、まずは頭部CTで頭蓋内占拠性病変を否定してから、腰椎穿刺をやることが多いと思います。
では、頭部CTがなければ腰椎穿刺はできないのかというと、そうではありません。
身体所見(眼底所見)で網膜静脈拍動spontaneous venous pulsationを確認できれば、頭蓋内圧が上昇していないといえるのです。
網膜静脈拍動を確認できれば、頭蓋内圧亢進はほぼ否定できます。
うっ血乳頭papilledemaは出現するまで数時間はかかりますので、リアルタイムに判定するには網膜静脈の拍動が有用です。
参考サイト
写真 京都五重の塔
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