今までに扱った体重減少の中でも、深刻な病気が悪性腫瘍、つまり「がん」です。
がんが発見される時は、健康診断であったり、たまたまの検査で見つかったりと色々なのですが、時にがんに対する強い不安を感じておられる患者さんに出会い、検査を相談されることがあります。
一般的な総合病院にそうした訴えで受診する際は、多くの場合、一通りの血液検査、消化管の内視鏡検査、CTやMRI検査、時にはPETなどの高度な検査が一度に予定され、全ての結果を確認後に「疑わしい」「問題ない」と診断されます。
しかし、全てをやったという満足感はあるものの、画像に頼るが上に見落とされる点、費用面あるいは肉体的にも負担が大きい点など問題も少なくありません。
総合系の医師はまず病歴の情報を収集し、体を丁寧に診察し、様々ながんの確率を分析します。
その上で、疑わしいがんに対して必要最小限の検査を病院とも連携しながら展開するという流れで対応し、時間も手間も節約できます。
不安なときはまず身近な総合系の医師にご相談ください。
今回は以上です、しかし大相撲九州場所において、横綱白鵬がよりによって、二回も猫だましをしました、少し苦手な相手だったとはいえ横綱が猫だましを使うとは、大相撲関係者はかなりご立腹だったそうです、強くなるとこうなるのですかね、では次回に。
こんなとき、フィジカル: 超実践的! 身体診察のアプローチ | |
徳田安春 | |
金原出版 |