昨シーズンの冬に朝霧高原で再三チャレンジしてきた割れるダイヤモンド富士だが、満足に割れたものは2回くらいしか無かったが、かなりの良い感触をつかめるまでに至っていた。カシミール3Dのソフトをインターネットから取り込んで新しいバージョンに更新してからは、太陽の出る位置がより正確に割り出せるようになり、さらにガーミンGPSとの座標交換の手法もわかり、あとは実際の写真とのずれがどの程度あるのかを確認すれば良い状態までたどり着いていた。朝霧高原で試し撮りの予定を立てていたが、朝起きられなかったり、精進湖まで行って雲が多くて引き返したり、早朝に会議が入ったりと様々な事情があって試し撮りを行えないうちに、もう竜ヶ岳のダイヤモンド富士の季節を迎えてしまった。
竜ヶ岳のダイヤモンド富士は山頂まで行くともう白山岳よりも内側でダイヤモンドになる。剣ヶ峰から昇るダイヤモンド富士は冬至の頃になっても残念ながら山頂からでも撮ることは出来ず、端足峠側の笹薮の中から撮ることになる。今回狙うのはダイヤモンドのいちばん外側、白山岳から昇るダイヤモンドである。白山岳は山頂こそなだらかな隆起に見えて割ることは出来ないが、白山岳の右側に突き出ている尖った岩がある。この岩の角で割ることが可能である。カシミールで再三シュミレーションし、座標を3ヶ所GPSに登録しておいていざ出陣!だが、起きた時間が朝の3時50分、山頂まで2時間はかかるので、ダイヤモンドの時間が7時20分ごろで5時から歩き出さないと間に合わない。コンビニに立ち寄る時間を入れると4時に甲府を出発してももはやギリギリの時間になってしまった。そして本栖湖キャンプ場に5時到着、5時15分に出発するが果たして間に合うのか?休憩無しで中間点の東屋まで1時間5分でたどり着いた。ここで三脚とカメラをセットし、いつでも撮影開始できるように担いで登る。

中腹の東屋から見る朝富士。精進湖や本栖湖の湖畔は霧が巻いていたが、昇って来ると雲ひとつない好天となった。

竜ヶ岳上部の斜面で御坂山塊に朝日が射し出したのが見えてきた。現地まであと少し、急がねば!
休憩したのは東屋で三脚をセットした時間だけであとはひたすらに歩き、7時10分に撮影現地に到着した。本日の撮影地は山頂から100mほど手前の笹薮の中。登山道からでも富士山の山頂は見えるが笹が邪魔していまいちなので、笹薮の中に踏み込んで良さそうな場所を探し、GPSとにらめっこしながら座標点と軌道が一致する場所の真上にまず1本目の三脚をセット、こちらにはボーグ300㎜に2倍のエクステンダーを装着し、600㎜の焦点距離で白山岳を狙う。さらにもう1本はそこから左に2mほど離して設置する。白山岳のダイヤが7時22分と記憶していたので7時20分から1台のカメラはタイマーリモートコントローラーで1秒インターバルで撮影を開始、もう1台はシャッター手押しの連写モードでひたすら切り続けるが・・・なかなか太陽が昇ってこない。5分ほどが経過して先にシャッターを切り始めたカメラはそろそろメモリーカードがいっぱいになってしまいそうだ。急いでメモリーカードを交換して再びシャッターを切り始めると、その数秒後から剣ヶ峰に太陽が昇って来た。あと数秒遅れたら危うかった。

600㎜レンズの試し撮り。この構図で最初は構えていたのだが・・・

もうすぐ陽が出そうだが、ここでメモリーカードがいっぱいになり、あわてて交換する。

カード交換の際に若干位置がずれてしまい、この構図になってしまっていたが、もう修正している余裕は無かった。

来た!!白山岳の岩の右側が光っている。

こちらが200㎜レンズに光が現われたところ。まずはひとつ。

ふたつ目が現われたところ。

さらに割れて、三ツ星ダイヤモンド富士。

ほんの数秒の出来事だが、見事に割れてくれた。

600㎜だともっと劇的に割れているのが見える。

4つに割れているように見える。

おそらく4分割。

本日の撮影地はこんな笹薮の中。
前回の冬の間にトレーニングしておいた成果が実ってくれて、今期最初の竜ヶ岳で見事に三ツ星ダイヤモンド富士をゲットできた。撮った画像をモニターで確認し、心の中で『どんなもんじゃ~!』と叫んでいた。
山頂に立ち寄り、さらにその先の笹原を今後の撮影のために下見して、久しぶりに北側の本栖湖湖畔に下りるルートを下りた。

竜ヶ岳山頂。この広場で剣ヶ峰ダイヤになると楽なのだが、座標を確認したところ、ここでは剣ヶ峰ダイヤにはならない。

裏側斜面から見る南アルプス

八ヶ岳

帰路で見る西湖と河口湖にはまだ霧が湧いていた。

本栖湖湖畔側の登山道には立派なブナの木がたくさんある。
まだ割れるダイヤモンド富士への挑戦は始まったばかり。これからが本番である。
竜ヶ岳のダイヤモンド富士は山頂まで行くともう白山岳よりも内側でダイヤモンドになる。剣ヶ峰から昇るダイヤモンド富士は冬至の頃になっても残念ながら山頂からでも撮ることは出来ず、端足峠側の笹薮の中から撮ることになる。今回狙うのはダイヤモンドのいちばん外側、白山岳から昇るダイヤモンドである。白山岳は山頂こそなだらかな隆起に見えて割ることは出来ないが、白山岳の右側に突き出ている尖った岩がある。この岩の角で割ることが可能である。カシミールで再三シュミレーションし、座標を3ヶ所GPSに登録しておいていざ出陣!だが、起きた時間が朝の3時50分、山頂まで2時間はかかるので、ダイヤモンドの時間が7時20分ごろで5時から歩き出さないと間に合わない。コンビニに立ち寄る時間を入れると4時に甲府を出発してももはやギリギリの時間になってしまった。そして本栖湖キャンプ場に5時到着、5時15分に出発するが果たして間に合うのか?休憩無しで中間点の東屋まで1時間5分でたどり着いた。ここで三脚とカメラをセットし、いつでも撮影開始できるように担いで登る。

中腹の東屋から見る朝富士。精進湖や本栖湖の湖畔は霧が巻いていたが、昇って来ると雲ひとつない好天となった。

竜ヶ岳上部の斜面で御坂山塊に朝日が射し出したのが見えてきた。現地まであと少し、急がねば!
休憩したのは東屋で三脚をセットした時間だけであとはひたすらに歩き、7時10分に撮影現地に到着した。本日の撮影地は山頂から100mほど手前の笹薮の中。登山道からでも富士山の山頂は見えるが笹が邪魔していまいちなので、笹薮の中に踏み込んで良さそうな場所を探し、GPSとにらめっこしながら座標点と軌道が一致する場所の真上にまず1本目の三脚をセット、こちらにはボーグ300㎜に2倍のエクステンダーを装着し、600㎜の焦点距離で白山岳を狙う。さらにもう1本はそこから左に2mほど離して設置する。白山岳のダイヤが7時22分と記憶していたので7時20分から1台のカメラはタイマーリモートコントローラーで1秒インターバルで撮影を開始、もう1台はシャッター手押しの連写モードでひたすら切り続けるが・・・なかなか太陽が昇ってこない。5分ほどが経過して先にシャッターを切り始めたカメラはそろそろメモリーカードがいっぱいになってしまいそうだ。急いでメモリーカードを交換して再びシャッターを切り始めると、その数秒後から剣ヶ峰に太陽が昇って来た。あと数秒遅れたら危うかった。

600㎜レンズの試し撮り。この構図で最初は構えていたのだが・・・

もうすぐ陽が出そうだが、ここでメモリーカードがいっぱいになり、あわてて交換する。

カード交換の際に若干位置がずれてしまい、この構図になってしまっていたが、もう修正している余裕は無かった。

来た!!白山岳の岩の右側が光っている。

こちらが200㎜レンズに光が現われたところ。まずはひとつ。

ふたつ目が現われたところ。

さらに割れて、三ツ星ダイヤモンド富士。

ほんの数秒の出来事だが、見事に割れてくれた。

600㎜だともっと劇的に割れているのが見える。

4つに割れているように見える。

おそらく4分割。

本日の撮影地はこんな笹薮の中。
前回の冬の間にトレーニングしておいた成果が実ってくれて、今期最初の竜ヶ岳で見事に三ツ星ダイヤモンド富士をゲットできた。撮った画像をモニターで確認し、心の中で『どんなもんじゃ~!』と叫んでいた。
山頂に立ち寄り、さらにその先の笹原を今後の撮影のために下見して、久しぶりに北側の本栖湖湖畔に下りるルートを下りた。

竜ヶ岳山頂。この広場で剣ヶ峰ダイヤになると楽なのだが、座標を確認したところ、ここでは剣ヶ峰ダイヤにはならない。

裏側斜面から見る南アルプス

八ヶ岳

帰路で見る西湖と河口湖にはまだ霧が湧いていた。

本栖湖湖畔側の登山道には立派なブナの木がたくさんある。
まだ割れるダイヤモンド富士への挑戦は始まったばかり。これからが本番である。
きれいですね~
頑張ったご褒美ですね(^-^)
私には撮れる気がしません(^-^;
ヨッシーさんのを拝見して満足です。
白山情報ありがとうございます。
予定変更します。
帰宅すれば良いのにフラフラしていきます(笑)
いつかチャレンジしてみたいな~(笑)
2つに割れているダイヤモンド富士!素晴らしいですね~!!
緻密な座標計算の成果ですね~・・さすがです~
でも寒そう~・・寒いのは苦手なので、わたしたちはヨッシーさんの写真で満足しておきます~
そろそろ花もキノコもシーズンは終わりと思いますが、星見隊のお仲間になりませんか?まずはパール富士から。今月から2月まで既に場所はシュミレーションしてありますが、なかなか良い週末に当たってくれないのが難点です。
白雲のあたりの突起が良いのですね。
まだチャンスありますよね⁈
これからもバタバタですが、
私も撮りたいなあ。三つ子以上もありですかね?
1月にまたメンバー集まって竜ヶ岳でしょうから、その時にでも狙ってみましょう。ただし、撮影地の半径は3~5mほどしか無いので、大人数で行くと場所の確保が難しいかも知れないです。
神ってるダイアの写真じゃ無いですね?
計算しつくされたダイアの写真なんですね!
3つに割れて素晴らしいです
山の上では障害物が多いのと撮影ポジションを確保するのが難しく、今回は好条件が重なったのだと思います。