一気に暖かくなって武田神社の桜がほぼ満開になったかと思えば、また寒さがぶり返して冬のような寒い日に逆戻りである。明日からは雨やみぞれが降るらしい。3年ほど前に発見した甲府市の渓谷に生育していたカヤランであるが、2本の木に着生していた他は探しているものの見つかっていない。絶対に他にもあるはずである。今回はあまり歩いていない場所を探索してみる。

ミツバツツジがいきなり咲き出していた。

シュンランが満開

ヒカゲツツジは咲き始めである。

コナラの木の枝に何かぶら下がっている。

やはり別の場所にも生育していた。やっとカヤラン発見である。

この木にも着生している。右上のほうにも付いている。

その下には大株がぶら下がっていた。

別の木にも数株着生している。

ところが、この木を別角度から見ると驚きの数のカヤランがぶら下がっていた。

今までに出会ったことが無いような大株である。

勉強中のスゲも見て回る。これはカンスゲであろう。

小穂が伸びており雌しべを伸ばした毛むくじゃらの雌小穂が見える。

カンスゲに比べて葉の幅が細い。これはコカンスゲであろう。触ってみると葉の縁がザラついている。

小穂はまだ出ていない。先日の南部町の林道で多数見たものはこれと同じであろう。

もっと葉が細くて小型、これはヒメカンスゲであろう。

小穂を伸ばして今が満開。

花仲間が珍しいシダを探してきた。これはスギランであろう。

胞子嚢の貝殻は破れて胞子は放出されていた。
やっとカヤランを発見出来た。今回見つかったのは3本であるが探せばおそらくもっとたくさん生育していると思われる。大株が見つかったので花の咲く頃には是非とも見に来てみたいと思う。驚きのスギランも花仲間が見つけてきてくれた。1株しか見つかっていないが、この山域にも生育していることが分かった。新しい発見である。
このエリアでの発見は、山梨県の自生地の
北限が北上しました
開花が楽しみです
他の渓谷にもあるかも知れないのでこれからは少し気をつけて歩いてみたいと思います。